驚異のポルトガルグルメ7選とは?総選挙で選ばれた料理をご紹介

ポルトガルは近年、その歴史や文化の素晴らしさが世界的に認められ、ユネスコの世界遺産にもその素晴らしい文化などが登録されています。そして、国内でも自国の文化を再評価しようという動きが高まってきています。

そんな中、2011年にポルトガル国内において、自国のグルメを再認識する目的で、グルメ総選挙が行われました

その企画は『驚異のポルトガルグルメ7選』(A eleição das 7 Maravilhas da Gastronomia)と名付けられ、これにより世界中で認められているポルトガルの食の多様性が国内において再認識されそれらのグルメにまつわる情報が世界中に発信されるようになりました

料理に関する文化は無形文化遺産であり、その国の文化的アイデンティティともいえます。そして食文化は、海外の観光客がその国を観光の目的地として選択する際の決定的な要因となるため、食に関する文化は国としても大切な文化として扱われます。

この企画は、ポルトガル料理のレシピがより多くの人の目に触れ、今後も文化が伝承される機会となり、料理の素材を作る生産者の生産も促進させることになり、ポルトガルの各地域の多様性を目に見えるものにしました

料理を決定するための総選挙は公開投票にて行われ、投票期間の2011年5月7日から年9月7日までの間に899,069票もの投票がありました。これにより、ポルトガル人が考える7つのグルメが決定されたのです。

今回は、ポルトガル人が選ぶ、ポルトガル驚異のグルメ7選を見ていきましょう。

1. Alheira de Mirandela

ポルトガルの古い村として知られるミランデラという名前を冠したアリェイラ・デ・ミランデラは、ポルトガル国内で最も消費される有名な田舎のソーセージで、その起源は謎に包まれ、独特なグルメといえます。

小さな肉とパンを組み合わせて作られるこのソーセージは、伝統的にオリーブまたはオーク材を使用してスモークされ、スパイスの風味を高めながら、独特の風味、香り、色味が加えられます。

ミランデラソーセージには、牛肉、豚肉、脂肪、鶏肉、小麦パン、オリーブオイル、ラードが含まれているものが一般的で、塩、ガーリック、甘いまたは熱いパプリカで風味付けされます。

このソーセージは、ポルトガルの豆料理やシチューによく使われ、それ以外は、日曜日のパーティーの前菜として最高のつまみとされています。

塩味が効いていて、次の料理の味を引き立ててくれます。弱火で焼くか、少量の油と脂肪で揚げ焼きにして食べるのがおすすめです。

2. Queijo Serra da Estrela

自然の恵みが原料のセラ・ダ・エストレラチーズは、100% ナチュラルなチーズです。エストレラ山脈の境界地域の牧草地のみで飼育される、イベリア半島の固有種の羊の乳のみを使用して生産されます。

この地方でしか取れない羊の生乳に、チョウセンアザミの花と塩を加えて凝固させます。その後、チーズ製造者の手によって豆腐状にされた凝乳が造られ、チーズに変わります。

このチーズはポルトガルの多くの人を魅了し、惹きつけ、ポルトガルを代表する作家、エッサ・デ・ケイロスの作品にも登場します。

お祝い事や、家族で過ごす時間、友人と集まるときなどに食べられるこのチーズは、チーズの国際大会でも金メダルを受賞しています。

そしてこの名前は、ヨーロッパ全体でPDO(保護原産地呼称)に登録され、保護されています。

3. Caldo Verde

カルド・ヴェルデはミーニョ地方起源のスープ料理で、今ではポルトガル全地域で食されています。

ポルトガルでは通常、結婚式、誕生日、お祝いなどの際に提供されます。ブラガやポルトなどの地方の聖ヨハネ祭などがその例といえます。コース料理のメインディッシュの前や、または遅い夕食にご飯代わりに食されることもあります。

材料は、ケール、ジャガイモ、オリーブオイル、ニンニク、タマネギ、水、チョリソ、塩で、ポルトガル伝統の陶器のボウルで提供されます。木のスプーンを使い鉄の鍋で準備されるのが伝統的な調理スタイルです。

4. Arroz de Marisco

ヴィエイラ・デ・レイリアのビーチにおいて、魚介ご飯のアロス・デ・マリスコは人気の料理として知られています。このビーチは、ヨウ素が非常に豊富な海水浴で薬効があることが分かり、美食家たちに人気のある観光スポットとなっています。

お土産として買うことのできる手工芸品と、鮮やかな色をした木製のボートが美しく、ポルトガルで人気のシーフードライスが堪能できるこの地域では、海と人間の生活のつながりを十二分に感じることができます。

このビーチに来る目的の“言い訳”として、アロス・デ・マリスコを食べに行く人が多いことが分かっています

アロス・デ・マリスコは、まだ土鍋が沸騰している状態でテーブルに提供されるという点が、類似の魚介料理とは大きく違います。 アカザエビ、その他のエビ、アサリは魚介独特の風味を鍋にもたらし、ピーマン、コリアンダーで香りづけされた鍋は、ライスとよく合う料理です。

5. Sardinha Assada

ポルトガルとイワシの炭焼きは切っても切れない関係になっています。イベリア半島で16世紀にポルトガル沿岸で行われた大規模な魚の調査によって、イワシの重要性と価値がその頃にすでにポルトガルで認識されていました。

ポルトガルの最南端、セトゥーバルとその隣の地方、セジンブラの海で、最も美味しいとされるイワシが獲れます。

この料理を作る上で、イワシと炭が最も重要な材料となります。良く焼けた炭の上に、イワシは腹を内側を向くように置き、ハサミ焼きできる網を使い、弱火で焼いていきます。

また、イワシはパンに挟んで食べるのが最も美味しく食べる方法とされています。そして何より、パンは炭で焼くことができるのです。

6. Leitão da Bairrada

レイタン・ダ・バイラーダはポルトガル風の焼き豚のことです。ローマ時代から、焼き豚は知られていますが、しかし、記録としては1920年代のものが一番古いものとして残っています。最初に提供されたのは、大型ロースターが開発された地域のホテルでした

今では1日に約3000頭の子豚が調理され、ローストされた豚は数十のレストランで提供され、数百世帯の家庭用ロースターによって調理されています。そして年間を通じて数千人の料理愛好家がこの料理を求めてバイラーダ地方にやって来ます

にんにく、ラード、こしょうで味付けされ、ブドウの木やユーカリの薪で加熱されたバイラーダ式オーブンで、約2時間、ゆっくりと火にかけられます。

盛り付けは、四角く切られた肉が重ならないように、皮を常に上に向けて皿に盛り、オレンジやサラダ、茹でたジャガイモや、フライドポテトなどが添えられます。このバイラーダの子豚の丸焼きは、ポルトガル地方観光局によって認められたグルメとして人気があります。

7. Pastel de Belém

世界的に有名になったポルトガルのエッグタルトのルーツともいえるのが、このパステル・デ・ベレンです。

19世紀初頭、ジェロニモス修道院の隣の地区ベレンにサトウキビの精製所がありました。

1820年にポルトガルで起こったリベラル革命の影響で1834年にはポルトガルのすべての修道院が閉鎖され、聖職者と労働者が追放されてしまいました。

追放された修道院関係者が「パステル・デ・ベレン」と呼ばれるお菓子を売り始めたのがこのお菓子の歴史の始まりと言われています。

1837年「パステル・デ・ベレン」は、修道院の時代から伝承された「秘密のレシピ」に則って、より規模の大きい設備で製造され始めました。

このレシピは今日まで受け継がれ、「パステル・デ・ベレン」の唯一の工場は、厳選された材料が使用され、古くからのポルトガルのスイーツの味を今に伝えています。

ポルトガルの料理に思いを馳せながらポルトガルワインを

いかがでしたでしょうか。このようにポルトガルには地方色豊かな、魅力あふれるグルメが数多くあります。どれも、その地方の地理的な要因や、歴史を帯びていて、一口食べるごとに、物語が口の中に広がりそうです。

是非ポルトガルに行く機会があれば、これらの料理を食してみてください。きっと驚きと、感動に包まれるはずです。

そして、これらのグルメを味わう際に、忘れてはいけないのが、食事のお供であるワインです。ポルトガルはワインの生産国としても有名で、国民一人当たりのワインの消費量はなんと世界ナンバーワン。

あまり知られていませんが、ポルトガルはワイン王国なのです。そんなポルトガルワインの魅力はなんといっても、その土地ならではのブドウを使った、オリジナリティ溢れる味わいです

1ヘクタールあたりのブドウの固有品種が世界最多といわれるポルトガル。多品種をブレンドした味わい深いワインが数多く生産されています。

そんな特徴を持つポルトガルワイン。以下ではAraiBrandオススメのワインをご紹介します。

ポルトガルワイン【赤】のおすすめ商品

口の中に広がるブドウ本来の果実味に、どこか懐かしさや温かみを感じられるのがポルトガルの赤ワインの特徴です。ここではおすすめのポルトガルの赤ワインを紹介していきます。

ドナ・エルメリンダ

ジャパンワインチャレンジ2019銀賞を受賞したワインです。色調は濃く深い赤色で、マデイラの香りや高級な完熟した赤肉系果実の香りが漂う質のまろやかなタンニンが感じられます。心地よい味のハーモニーが長く口に残る赤ワインです。

原産地:ポルトガル/セトゥーバル地方

品種:カステラォン、カベルネ・ソーヴィニョン、トウリガ・ナショナル

味わい:ミディアムボディ

詳しくはこちらから【ドナ・エルメリンダ】

キンタ・ダ・レデ レゼルヴァ

熟した果実の複雑な風味をはっきりと感じられます。トーストを感じさせるベリー ジャム、チョコレートや濃い色合いの花の香りがほのかに漂い、バランスの良い、骨格のしっかりした飲み口です。

原産地:ポルトガル/ドウロ地方

品種:トウリガ・ナショナル40%、トウリガ・フランカ30%、ティンタ・ロリス30%

味わい:フルボディ

詳しくはこちらから【キンタ・ダ・レデ レゼルヴァ】

ポルトガルワイン【白】のおすすめ商品

ポルトガルの白ワイン用ブドウ品種はほぼ土着品種で、その種類も多岐にわたります。ポルトガルにはイワシなどの魚を塩焼きで食べたり、フリットにして食べる文化があります。日本と共通した食文化があるという点でも、ポルトガルの白ワインは、日本の食にも合わせやすいワインです。その中でも白ワインのオススメをご紹介します。

ドナ・エルメリンダ【白】

アジア最大規模のワインコンテスト「ジャパンワインチャレンジ」にて、2019年金賞を受賞した白ワインです。
色調は緑がかった麦の穂色。濃厚なトロピカルフルーツとはちみつの香りが漂います。酸味と甘み、アルコールと果実感の複雑な味わいで、余韻は長く口の中に残ります。

原産地:ポルトガル/セトゥーバル地方

品種:シャルドネ、アリント、アンタオン・ヴァス、フェルナオン・ピレス

味わい:辛口

詳しくはこちらから【ドナ・エルメリンダ白】

レゲンゴス セレクション

色調は透明感のある麦の穂色。熟したマンゴーやパッションフルーツのアロマの香りと共に、バランスの取れたフレッシュな味わいが楽しめます。

原産地:ポルトガル/アレンテージョ地方

品種:アンタォン・ヴァス60%、ゴウヴェイオ40%

味わい:辛口

詳しくはこちらから【レゲンゴスセレクション】

ヴィーニョヴェルデのおすすめ商品

爽やかでキレのある酸とフルーティな果実味に溢れ、軽やかな辛口のヴィーニョヴェルデ。アルコール度数が低めで飲みやすく、ワイン初心者でも親しみやすい味わいも魅力です。飲み疲れることなくカジュアルに楽しめるグリーンワインは、国内でも人気がでてきています。そんなヴィーニョヴェルデのおすすめをご紹介します。

ヴェルデガル・ブランコ

グリーンアップルや柑橘系果実のアロマ漂う、フレッシュでほのかな甘みのあるライトボディなワインです。バーニャカウダなどの野菜料理、白身魚の料理と好相性。ライトで微発泡なので、乾杯の一杯にもおすすめです。特に春から夏のシーズンのお食事に、4~8℃までしっかり冷やしてお飲みください。

原産地:ポルトガル/ヴィーニョヴェルデ地方

品種:アリント、アゼル、ロウレイロ、トラジャドゥラ

味わい:中辛口

詳しくはこちらから【ヴェルデガル・ブランコ】

フガス

フルーティで軽快、滑らかな口当たり。柑橘系の色調を持ち、モダンで爽やかなワインです。8~10℃にキリッと冷やしたヴィーニョ・ヴェルデ「フガス」は、白身魚の料理、鶏肉のような淡白な肉料理と相性が抜群です。

原産地:ポルトガル/ヴィーニョヴェルデ地方

品種:ロウレイロ、トラジャドゥラ

味わい:辛口

詳しくはこちらから【フガス】

 

ポルトガルワインを通販で1本からご購入頂けます

ワインは専門店でお買いになっている方も多いかと思います。しかし、現在ではお好きなお店のネット通販でワインを購入できるようになってきています。国内でも、ワインを楽しむ人が増えてきて、そのニーズの高まりとともに、気軽にネット通販で購入するできるように環境が整ってきています。

しかし、ワインなどの飲料をネットで購入する際の問題は、インポーターがレストランなどに直接販売するために、個人で買う際もケースで買わなければならないということが起こりうるということです。

AraiMartでは、20種を超えるポルトガルワインを1本からご注文いただけます。ポルトガルにグループ会社があるため、 日本でなかなか出会えないポルトガルワインを、お求めやすい価格でご提供しています。国内でも人気が高まってきているヴィーニョヴェルデももちろんごお取り扱いしております。ご自宅のセラーに、ポルトガルの彩りを添えてみるのはいかがでしょうか。

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ポルトガル料理とイワシの深い関係。ついに社会問題にまで発展?!

sardine

ポルトガル料理に少しでも興味があったり、知識のある方は、“干し鱈(バカリャウ)”がポルトガルを代表する食材と思いがちですが、実は、私たちの想像以上に消費されてる食材があります。それがイワシです。

ポルトガルではイワシは非常に伝統的な魚です。生活に密着しているイワシは、ポルトガルの民謡などにも登場し、ポルトガルのゲームにも登場するほどです。ポルトガルのシンボルやステータスになっているイワシですが、近年乱獲により社会問題にまで発展しています。ここではポルトガルにおけるイワシの現状を見ていきましょう。

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ポルトガルでイワシが有名な理由とは?

ポルトガルではイワシを炭で焼いて食べる伝統があります。粗塩で味付けされたイワシを、炭の上に直置きで焼いてしまうのです。

このスタイルは19世紀から20世紀の間に醸成された、ポルトガルの数多くの田舎の家族の風習です。年月をかけて全国に広まったイワシを食べる文化が、ポルトガル人の健康を促進したとまで言われています

イワシはコレステロール値を改善し、高血圧を軽減し、心機能や血管の病気のリスクを減少させる効果があり、毎日の食卓にいろいろなイワシを使ったレシピが、日替わりで食卓に上ることさえポルトガルではありえるといわれているほどです。

ポルトガル人がイワシをどれほど好きかというと、1456年の決まりでは、イワシは日曜日と祝日(聖なる日)にしか釣ることが許されていませんでした。これは大事なイワシを守るための決まりでした。

さらに古くは、ポルトガルがまだフェニキア人の領土であったときにすでにイワシが好まれていて、ローマ帝国支配の時もその美味しさから、他の魚よりも高く評価されていたことがわかっています。

ローマ人はイワシを塩漬けにして、イベリア半島からイタリア、ガリシア地方、アフリカなどまで輸送する習慣がありました。 その後ポルトガル中部のテージョ川のすぐ南に栄えたイスラム教文化では、イワシの釣りが盛んに行われました。

17世紀初頭に不漁から、リスボンのイワシが不足するという事態になると、イワシだけで腹を満たせなった人たちによって、イワシをパンに挟んで食べるというアイデアが生み出され今もなお、ポルトガルにはイワシをパンに挟んで食べる習慣が残っています

このように、歴史的に愛されてきたイワシですが、実際にどれほど消費されているのでしょうか。

首都リスボンではイワシ祭りが開催される

ポルトガルの首都リスボンにサント・アントニオという守護聖人を称えるお祭りがあります。毎年6月13日に開催されるこのお祭りは、別名イワシ祭りとも呼ばれ、リスボンっ子たちが最も楽しみにしているお祭りの一つです。

このお祭りはリスボンの街全体が盛り上がりますが、歴史的地区、特にアルファマという地区がこのお祭りの中心地となります。アルファマでは、歓喜と楽しさに満ち溢れれ、夜には、イワシの炭火焼と赤ワインがこの祭りを大いに盛り上げるのです。

また、この祭りではもう1つのイベントが行われます。それがサント・アントニオ・ウェディングと呼ばれるものです。サント・アントニオは“仲人の聖人”であるため、大規模な集団結婚式が行われ、経済的に最も恵まれない十数組のカップルが、完全に無料で素晴らしいパーティーを味わえるという伝統的なイベントです。この結婚イベントは、リスボンの主要なイベントの1つとされています。

実はこの祭りが行われる6月にポルトガルではイワシの消費量がとんでもないことになるのです。

毎秒13匹のイワシが消費される6月のポルトガル

ありえないような数字に見えますが、実際はもっと多いともいわれています。ポルトガルの海岸からイワシの姿が減ってしまったことについて、研究者もその原因を突き止められないという事態にまで発展してしまうポルトガルのイワシ。

イワシの漁自体はそれほど盛んではないとされていますが、聖人の月(6月)にはイワシが好んで食べられ、毎秒20ダースが消費されるとも言われているのです。

国営企業のドカ・ペスカ社の資料によると、2012年、2013年の6月には、国の港で荷降ろしされたイワシの量は約2,500トンでした。そして 2014年には、1952トンにまで減少しているとのことですが、日本で気象庁にあたる、ポルトガルの“海と大気の研究所(IPMA)”が港で収集したサンプルに基づいて計算したところによると、この漁獲高から、イワシの個体に換算すると、お祭りのある聖人の月の平均消費量は3,500万匹であると算出されています。

実に1日で100万匹以上、1時間48,000匹、1分にすると805匹以上となり、イワシが2匹使われるポルトガル名物のイワシトーストが、毎秒6皿食べられている計算になります

しかし、過去にさかのぼると、それでも少なくなったといわれています。 2014年はイワシ漁は過去75年間で最低の漁獲高でした。そして、年間という単位で見ると、ポルトガルとスペインが漁を行うイベリア半島沿岸で、28,000トンしか水揚げされていません。その10年前には約10万トン、さらに遡って、30年前には20万トンの水揚げがあったと記録されています。

このように、消費量が減ったとはいえ、膨大な数のイワシを消費するポルトガル人。イワシに対してのこだわりは半端ではありません。そんな中、次のようことも行われています。

ポルトガル政府がイワシ漁を禁止に?

2020年、ポルトガルのマスコミ、“Diário da República”によって、政府がイワシ漁を禁じたと報じられました

水産国務長官のテレサ・コエーリョ氏は、「2020年10月10日の0時から、イワシの捕獲に関する一切を禁止する」という決定をしました。

決定書によると、イワシ保護を強化する観点から、イワシの数の管理と回復を目指し、多年次計画(2018年~2023年)で、スペインとの合意をもって、ポルトガル政府によって、制限をすることに至ったと説明しています。

この後も、イワシ漁が禁止されたり、制限されたりしていて、ポルトガル国内で、イワシ漁の保護に関する関心が高まっているという事実があります。

それほどポルトガルではイワシが愛されるがゆえに、社会問題にまで発展してしまっているのです。そのうち、レストランで食べられるイワシの個数制限など設けられてしまったら、観光で行く私たちは悲しくてたまりません。是非美味しいイワシがいつまでも食べられる国であって欲しいものです。

脂ののったイワシの缶詰が、アライマートに登場

ポルトガルと言えばオイルサーディンの本場です。ポルトガルでは昔より魚や野菜を缶詰にして保存する習慣がありました。

今でも、バルなどに行くと、缶詰をそのまま販売している店も多く、その食文化はしっかりとポルトガル人の生活に定着しています。

アライマートではその本場ポルトガルの缶詰を取り扱っています。種類も豊富なので、是非ご覧になって見て下さい。

パッケージからワクワクさせてくれて、期待を裏切らない味。素朴なのに洗練された味わいをお楽しみください。

FORMOSA GOURMET オリーブ油漬け各種

こちらからご覧になれます【FORMOSA GOURMET】

 

また、ポルトガルワインについて知りたい方は、こちらもご覧になってください。

ポルトガルワインまとめ。知りたいをぎゅっと凝縮!

AraiMartではポルトガルワインを通販で1本からご購入頂けます

ワインは専門店でお買いになっている方も多いかと思います。しかし、現在ではお好きなお店のネット通販でワインを購入できるようになってきています。国内でも、ワインを楽しむ人が増えてきて、そのニーズの高まりとともに、気軽にネット通販で購入するできるように環境が整ってきています。

しかし、ワインなどの飲料をネットで購入する際の問題は、インポーターがレストランなどに直接販売するために、個人で買う際もケースで買わなければならないということが起こりうるということです。

AraiMartでは、20種を超えるポルトガルワインを1本からご購入いただけます。ポルトガルにグループ会社があるため、 日本でなかなか出会えないポルトガルワインを、お求めやすい価格でご提供しています。ご自宅のセラーに、ポルトガルの彩りを添えてみるのはいかがでしょうか。