赤ワインに肉料理。これだけは押さえておきたい基本のペアリング

日本でもワインを飲む習慣が徐々に根付いてきています。そして、このおうち時間が増えた今、今まで手を出さなかったワインにも手が伸びるようになり、その味を楽しむ人も増えてきているようです。

そこで今回は、肉料理にターゲットを絞り、肉料理に合う赤ワインについて見ていきましょう!赤ワインは基本的に肉料理と合うとされていますが、実際にはどのような肉料理が赤ワインに向いているのでしょうか?

実はワインと肉のマッチングは思ったよりシンプルですので、ここに書かれていることを基本にして、そこから色々な料理にもチャレンジするのはいかがでしょうか?きっと新しい発見があるはずです!

それでは見ていきましょう!
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牛肉。ワインと赤身肉のペアリング

赤身の肉はさまざまな調理方法があります。そして、それぞれの料理には味わいに個性があるので、その料理に合ったワインを選ぶのが理想的です。

煮込まれた肉

煮込みに肉はが使われる場合、通常鍋での肉が調理されるため、脂肪がすべて鍋に残り、脂の量がわずかに多くなります。

この調理方法によって作られた肉とワインのバランスを考えたとき、酸性度が高くタンニンが強いワインを選ぶのが理想的です。ワインのブドウ品種でいうとテンプラリーニョなどのワインが合うとされています。

グリルされた肉

赤身のグリル肉の風味を十分に活かすのは、酸性の強いタンニンを含むフルボディのワインです。

グリルされた肉の味を十分に引き立たせるには、アルゼンチンのマルベックやウルグアイのタナなどがうってつけです。また、このペアリングが最も効果的に発揮されるのは、焼き加減がレアの肉です。赤身の本来の味が、ワインとの調和を最高の食事に仕立て上げます。

バーベキュー

バーベキューはグリル肉と同じように思われがちですが、炭から出る煙の強い風味が肉の味わいに大きく影響します。

上述したマルベックのワインは、一般的に赤身の肉と非常によく合いますが、バーベキューのようにさまざまな肉の部位がある場合は、カベルネソーヴィニヨンをおすすめします。火から出てくるさまざまなフレーバーと、バランスよく調和してくれるでしょう。

ハンバーグ

ハンバーグは、肉の味に加え、ソースが付いている料理です。そのため、ワインとのペアリングに気を配る必要があります。トマトソースを使ったクラシックなハンバーグには、イタリア産の軽くて伝統的なモンテプルチアーノなどのワインがおすすめです。

リブ

赤身の肉の中でも、リブは非常に独特な肉で、脂肪分が多いことに加えて、驚くべき風味があります。このような場合、2通りの考え方があります。

肉の風味を尊重するマイルドなワインと組み合わせるか、この食事を印象的なものにするために、普段トライしないワインと組み合わせるかです。

失敗をしたくないあなたには、ピノ・ノワールをおすすめします。ピノ・ノワールは、エレガントで主張も少ないので、食事を邪魔することはないでしょう。しかし、あえてトライしたい人にはシラーなどはいかがでしょうか。リブとのペアリングで、非常に興味深い味わいとなるでしょう。

豚肉。ワインと豚肉のペアリング

豚肉もワインとよく合います。牛肉と比べてたんぱくな豚肉には、タンニンがより滑らかなワインをおすすめします。豚肉の繊細な味わいは、強い風味のブドウと合わせると、風味が損なわれる可能性があるためです。

赤ワインを好む人にはカベルネソーヴィニヨンが良いでしょう。また、白ワインを好む方はリースリングなどがおすすめです。

鶏肉。ワインと肉のペアリング

一般的に食卓にのぼる鶏肉も、さまざまな方法で調理できます。ワインと鶏肉をペアリングする際には、いくつか気を付けたいポイントがあります。

マイルドなソースのきいた鶏肉料理の場合、ピノノワールやメルローなど、軽快なワインとのペアリングがおすすめです。
※ホットソースのような辛いソースの場合はリースリングの白とよく合います。

チーズまたはチーズソースを添えた鶏肉料理は、料理の風味が強いため、シラーと一緒に召し上がってみてください。

ジビエ。ワインとジビエ肉のペアリング

一般的に狩猟肉は、食卓によく並ぶ牛肉、豚肉、鶏肉よりもはるかに特徴的な風味があります。この理由から、ジビエ肉はその強い存在感によって打ち消されないほどパワフルな、フルボディのワインでしかペアリングが成立しないと言っても過言ではないでしょう。

したがって、鴨、鹿、子羊などの肉とワインを合わせるときは、タナや、カベルネソーヴィニヨン、またはシラーで作られたワインと合わせると良いでしょう。

ワインは数種類に絞ってペアリングを楽しむ

いかがでしたでしょうか。今回ご紹介したワインは、カベルネソービニヨン、シラー、メルローなど、馴染みのあるワインが多かったのではないでしょうか。料理の種類が無限大になる中で、何百種もあるワインを一つずつ試すのは不可能です。まずは、一般的で手に入りやすいワインを調達し、肉料理に合わせてみると良いでしょう。

そして、そのペアリングで感じたインスピレーションを元に、自分の好みの幅を広げていくことが大切です。いきなりアレコレとワインに手を出すと、なかなか思い通りのペアリングができずに終わってしまうことも考えられます。

是非、今回の記事を参考に、肉料理と赤ワインを合わせてみてください。きっと気に入るペアリングがあるはずです。

 

ポルトガルワインについて知りたい方は、こちらもご覧になってください。

ポルトガルワインまとめ。知りたいをぎゅっと凝縮!

 

AraiBrandおすすめのポルトガル赤ワイン

ポルトガルワインの魅力はなんといっても、その土地ならではのブドウを使った、オリジナリティ溢れる味わいです。今回ご紹介したブドウ品種はごく一部で、ポルトガルにはまだまだ魅力的なブドウ品種が存在します。

1ヘクタールあたりのブドウの固有品種が世界最多といわれるポルトガル。多品種をブレンドした味わい深いワインが数多く生産されています。

そんな特徴を持つポルトガルワイン。以下ではAraiBrandオススメのワインをご紹介します。

ポルトガルワイン【赤】のおすすめ

口の中に広がるブドウ本来の渋みや酸味に、どこか懐かしさや温かみを感じられるのがポルトガルの赤ワインの特徴です。ここではおすすめのポルトガルの赤ワインを紹介していきます。

 

ドナ・エルメリンダ

ジャパンワインチャレンジ2019銀賞を受賞したワインです。色調は濃く深い赤色で、マデイラの香りや高級な完熟した赤肉系果実の香りが漂う質のまろやかなタンニンが感じられます。心地よい味のハーモニーが長く口に残る赤ワインです。

原産地:ポルトガル/セトゥーバル地方

品種:カステラォン、カベルネ・ソーヴィニョン、トウリガ・ナショナル

味わい:ミディアムボディ

詳しくはこちらから【ドナ・エルメリンダ】

レデ レゼルヴァ【赤】

色調は澄んだザクロ色。完熟した赤系果実のはっきりとした香りが特徴。アルコール漬けした野生の果実のニュアンスとトーストとバラの繊細な印象も。果実味溢れるワインです。

産地:ポルトガル/ドウロ地方

品種:トウリガ・ナショナル20%、トウリガ・フランカ50%、ティンタ・ロリス30%

味わい:フルボディ

詳しくはこちらから【レデ レゼルヴァ赤】

キンタ・ダ・レデ レゼルヴァ

熟した果実の複雑な風味をはっきりと感じられます。トーストを感じさせるベリー ジャム、チョコレートや濃い色合いの花の香りがほのかに漂い、バランスの良い、骨格のしっかりした飲み口です。

原産地:ポルトガル/ドウロ地方

品種:トウリガ・ナショナル40%、トウリガ・フランカ30%、ティンタ・ロリス30%

味わい:フルボディ

詳しくはこちらから【キンタ・ダ・レデ レゼルヴァ】