驚異のポルトガルグルメ7選とは?総選挙で選ばれた料理をご紹介

ポルトガルは近年、その歴史や文化の素晴らしさが世界的に認められ、ユネスコの世界遺産にもその素晴らしい文化などが登録されています。そして、国内でも自国の文化を再評価しようという動きが高まってきています。

そんな中、2011年にポルトガル国内において、自国のグルメを再認識する目的で、グルメ総選挙が行われました

その企画は『驚異のポルトガルグルメ7選』(A eleição das 7 Maravilhas da Gastronomia)と名付けられ、これにより世界中で認められているポルトガルの食の多様性が国内において再認識されそれらのグルメにまつわる情報が世界中に発信されるようになりました

料理に関する文化は無形文化遺産であり、その国の文化的アイデンティティともいえます。そして食文化は、海外の観光客がその国を観光の目的地として選択する際の決定的な要因となるため、食に関する文化は国としても大切な文化として扱われます。

この企画は、ポルトガル料理のレシピがより多くの人の目に触れ、今後も文化が伝承される機会となり、料理の素材を作る生産者の生産も促進させることになり、ポルトガルの各地域の多様性を目に見えるものにしました

料理を決定するための総選挙は公開投票にて行われ、投票期間の2011年5月7日から年9月7日までの間に899,069票もの投票がありました。これにより、ポルトガル人が考える7つのグルメが決定されたのです。

今回は、ポルトガル人が選ぶ、ポルトガル驚異のグルメ7選を見ていきましょう。

1. Alheira de Mirandela

ポルトガルの古い村として知られるミランデラという名前を冠したアリェイラ・デ・ミランデラは、ポルトガル国内で最も消費される有名な田舎のソーセージで、その起源は謎に包まれ、独特なグルメといえます。

小さな肉とパンを組み合わせて作られるこのソーセージは、伝統的にオリーブまたはオーク材を使用してスモークされ、スパイスの風味を高めながら、独特の風味、香り、色味が加えられます。

ミランデラソーセージには、牛肉、豚肉、脂肪、鶏肉、小麦パン、オリーブオイル、ラードが含まれているものが一般的で、塩、ガーリック、甘いまたは熱いパプリカで風味付けされます。

このソーセージは、ポルトガルの豆料理やシチューによく使われ、それ以外は、日曜日のパーティーの前菜として最高のつまみとされています。

塩味が効いていて、次の料理の味を引き立ててくれます。弱火で焼くか、少量の油と脂肪で揚げ焼きにして食べるのがおすすめです。

2. Queijo Serra da Estrela

自然の恵みが原料のセラ・ダ・エストレラチーズは、100% ナチュラルなチーズです。エストレラ山脈の境界地域の牧草地のみで飼育される、イベリア半島の固有種の羊の乳のみを使用して生産されます。

この地方でしか取れない羊の生乳に、チョウセンアザミの花と塩を加えて凝固させます。その後、チーズ製造者の手によって豆腐状にされた凝乳が造られ、チーズに変わります。

このチーズはポルトガルの多くの人を魅了し、惹きつけ、ポルトガルを代表する作家、エッサ・デ・ケイロスの作品にも登場します。

お祝い事や、家族で過ごす時間、友人と集まるときなどに食べられるこのチーズは、チーズの国際大会でも金メダルを受賞しています。

そしてこの名前は、ヨーロッパ全体でPDO(保護原産地呼称)に登録され、保護されています。

3. Caldo Verde

カルド・ヴェルデはミーニョ地方起源のスープ料理で、今ではポルトガル全地域で食されています。

ポルトガルでは通常、結婚式、誕生日、お祝いなどの際に提供されます。ブラガやポルトなどの地方の聖ヨハネ祭などがその例といえます。コース料理のメインディッシュの前や、または遅い夕食にご飯代わりに食されることもあります。

材料は、ケール、ジャガイモ、オリーブオイル、ニンニク、タマネギ、水、チョリソ、塩で、ポルトガル伝統の陶器のボウルで提供されます。木のスプーンを使い鉄の鍋で準備されるのが伝統的な調理スタイルです。

4. Arroz de Marisco

ヴィエイラ・デ・レイリアのビーチにおいて、魚介ご飯のアロス・デ・マリスコは人気の料理として知られています。このビーチは、ヨウ素が非常に豊富な海水浴で薬効があることが分かり、美食家たちに人気のある観光スポットとなっています。

お土産として買うことのできる手工芸品と、鮮やかな色をした木製のボートが美しく、ポルトガルで人気のシーフードライスが堪能できるこの地域では、海と人間の生活のつながりを十二分に感じることができます。

このビーチに来る目的の“言い訳”として、アロス・デ・マリスコを食べに行く人が多いことが分かっています

アロス・デ・マリスコは、まだ土鍋が沸騰している状態でテーブルに提供されるという点が、類似の魚介料理とは大きく違います。 アカザエビ、その他のエビ、アサリは魚介独特の風味を鍋にもたらし、ピーマン、コリアンダーで香りづけされた鍋は、ライスとよく合う料理です。

5. Sardinha Assada

ポルトガルとイワシの炭焼きは切っても切れない関係になっています。イベリア半島で16世紀にポルトガル沿岸で行われた大規模な魚の調査によって、イワシの重要性と価値がその頃にすでにポルトガルで認識されていました。

ポルトガルの最南端、セトゥーバルとその隣の地方、セジンブラの海で、最も美味しいとされるイワシが獲れます。

この料理を作る上で、イワシと炭が最も重要な材料となります。良く焼けた炭の上に、イワシは腹を内側を向くように置き、ハサミ焼きできる網を使い、弱火で焼いていきます。

また、イワシはパンに挟んで食べるのが最も美味しく食べる方法とされています。そして何より、パンは炭で焼くことができるのです。

6. Leitão da Bairrada

レイタン・ダ・バイラーダはポルトガル風の焼き豚のことです。ローマ時代から、焼き豚は知られていますが、しかし、記録としては1920年代のものが一番古いものとして残っています。最初に提供されたのは、大型ロースターが開発された地域のホテルでした

今では1日に約3000頭の子豚が調理され、ローストされた豚は数十のレストランで提供され、数百世帯の家庭用ロースターによって調理されています。そして年間を通じて数千人の料理愛好家がこの料理を求めてバイラーダ地方にやって来ます

にんにく、ラード、こしょうで味付けされ、ブドウの木やユーカリの薪で加熱されたバイラーダ式オーブンで、約2時間、ゆっくりと火にかけられます。

盛り付けは、四角く切られた肉が重ならないように、皮を常に上に向けて皿に盛り、オレンジやサラダ、茹でたジャガイモや、フライドポテトなどが添えられます。このバイラーダの子豚の丸焼きは、ポルトガル地方観光局によって認められたグルメとして人気があります。

7. Pastel de Belém

世界的に有名になったポルトガルのエッグタルトのルーツともいえるのが、このパステル・デ・ベレンです。

19世紀初頭、ジェロニモス修道院の隣の地区ベレンにサトウキビの精製所がありました。

1820年にポルトガルで起こったリベラル革命の影響で1834年にはポルトガルのすべての修道院が閉鎖され、聖職者と労働者が追放されてしまいました。

追放された修道院関係者が「パステル・デ・ベレン」と呼ばれるお菓子を売り始めたのがこのお菓子の歴史の始まりと言われています。

1837年「パステル・デ・ベレン」は、修道院の時代から伝承された「秘密のレシピ」に則って、より規模の大きい設備で製造され始めました。

このレシピは今日まで受け継がれ、「パステル・デ・ベレン」の唯一の工場は、厳選された材料が使用され、古くからのポルトガルのスイーツの味を今に伝えています。

ポルトガルの料理に思いを馳せながらポルトガルワインを

いかがでしたでしょうか。このようにポルトガルには地方色豊かな、魅力あふれるグルメが数多くあります。どれも、その地方の地理的な要因や、歴史を帯びていて、一口食べるごとに、物語が口の中に広がりそうです。

是非ポルトガルに行く機会があれば、これらの料理を食してみてください。きっと驚きと、感動に包まれるはずです。

そして、これらのグルメを味わう際に、忘れてはいけないのが、食事のお供であるワインです。ポルトガルはワインの生産国としても有名で、国民一人当たりのワインの消費量はなんと世界ナンバーワン。

あまり知られていませんが、ポルトガルはワイン王国なのです。そんなポルトガルワインの魅力はなんといっても、その土地ならではのブドウを使った、オリジナリティ溢れる味わいです

1ヘクタールあたりのブドウの固有品種が世界最多といわれるポルトガル。多品種をブレンドした味わい深いワインが数多く生産されています。

そんな特徴を持つポルトガルワイン。以下ではAraiBrandオススメのワインをご紹介します。

ポルトガルワイン【赤】のおすすめ商品

口の中に広がるブドウ本来の果実味に、どこか懐かしさや温かみを感じられるのがポルトガルの赤ワインの特徴です。ここではおすすめのポルトガルの赤ワインを紹介していきます。

ドナ・エルメリンダ

ジャパンワインチャレンジ2019銀賞を受賞したワインです。色調は濃く深い赤色で、マデイラの香りや高級な完熟した赤肉系果実の香りが漂う質のまろやかなタンニンが感じられます。心地よい味のハーモニーが長く口に残る赤ワインです。

原産地:ポルトガル/セトゥーバル地方

品種:カステラォン、カベルネ・ソーヴィニョン、トウリガ・ナショナル

味わい:ミディアムボディ

詳しくはこちらから【ドナ・エルメリンダ】

キンタ・ダ・レデ レゼルヴァ

熟した果実の複雑な風味をはっきりと感じられます。トーストを感じさせるベリー ジャム、チョコレートや濃い色合いの花の香りがほのかに漂い、バランスの良い、骨格のしっかりした飲み口です。

原産地:ポルトガル/ドウロ地方

品種:トウリガ・ナショナル40%、トウリガ・フランカ30%、ティンタ・ロリス30%

味わい:フルボディ

詳しくはこちらから【キンタ・ダ・レデ レゼルヴァ】

ポルトガルワイン【白】のおすすめ商品

ポルトガルの白ワイン用ブドウ品種はほぼ土着品種で、その種類も多岐にわたります。ポルトガルにはイワシなどの魚を塩焼きで食べたり、フリットにして食べる文化があります。日本と共通した食文化があるという点でも、ポルトガルの白ワインは、日本の食にも合わせやすいワインです。その中でも白ワインのオススメをご紹介します。

ドナ・エルメリンダ【白】

アジア最大規模のワインコンテスト「ジャパンワインチャレンジ」にて、2019年金賞を受賞した白ワインです。
色調は緑がかった麦の穂色。濃厚なトロピカルフルーツとはちみつの香りが漂います。酸味と甘み、アルコールと果実感の複雑な味わいで、余韻は長く口の中に残ります。

原産地:ポルトガル/セトゥーバル地方

品種:シャルドネ、アリント、アンタオン・ヴァス、フェルナオン・ピレス

味わい:辛口

詳しくはこちらから【ドナ・エルメリンダ白】

レゲンゴス セレクション

色調は透明感のある麦の穂色。熟したマンゴーやパッションフルーツのアロマの香りと共に、バランスの取れたフレッシュな味わいが楽しめます。

原産地:ポルトガル/アレンテージョ地方

品種:アンタォン・ヴァス60%、ゴウヴェイオ40%

味わい:辛口

詳しくはこちらから【レゲンゴスセレクション】

ヴィーニョヴェルデのおすすめ商品

爽やかでキレのある酸とフルーティな果実味に溢れ、軽やかな辛口のヴィーニョヴェルデ。アルコール度数が低めで飲みやすく、ワイン初心者でも親しみやすい味わいも魅力です。飲み疲れることなくカジュアルに楽しめるグリーンワインは、国内でも人気がでてきています。そんなヴィーニョヴェルデのおすすめをご紹介します。

ヴェルデガル・ブランコ

グリーンアップルや柑橘系果実のアロマ漂う、フレッシュでほのかな甘みのあるライトボディなワインです。バーニャカウダなどの野菜料理、白身魚の料理と好相性。ライトで微発泡なので、乾杯の一杯にもおすすめです。特に春から夏のシーズンのお食事に、4~8℃までしっかり冷やしてお飲みください。

原産地:ポルトガル/ヴィーニョヴェルデ地方

品種:アリント、アゼル、ロウレイロ、トラジャドゥラ

味わい:中辛口

詳しくはこちらから【ヴェルデガル・ブランコ】

フガス

フルーティで軽快、滑らかな口当たり。柑橘系の色調を持ち、モダンで爽やかなワインです。8~10℃にキリッと冷やしたヴィーニョ・ヴェルデ「フガス」は、白身魚の料理、鶏肉のような淡白な肉料理と相性が抜群です。

原産地:ポルトガル/ヴィーニョヴェルデ地方

品種:ロウレイロ、トラジャドゥラ

味わい:辛口

詳しくはこちらから【フガス】

 

ポルトガルワインを通販で1本からご購入頂けます

ワインは専門店でお買いになっている方も多いかと思います。しかし、現在ではお好きなお店のネット通販でワインを購入できるようになってきています。国内でも、ワインを楽しむ人が増えてきて、そのニーズの高まりとともに、気軽にネット通販で購入するできるように環境が整ってきています。

しかし、ワインなどの飲料をネットで購入する際の問題は、インポーターがレストランなどに直接販売するために、個人で買う際もケースで買わなければならないということが起こりうるということです。

AraiMartでは、20種を超えるポルトガルワインを1本からご注文いただけます。ポルトガルにグループ会社があるため、 日本でなかなか出会えないポルトガルワインを、お求めやすい価格でご提供しています。国内でも人気が高まってきているヴィーニョヴェルデももちろんごお取り扱いしております。ご自宅のセラーに、ポルトガルの彩りを添えてみるのはいかがでしょうか。

AraiMartのポルトガルワインを覗いてみる

ポルトガルワインまとめ。知りたいをぎゅっと凝縮!

ポルトガルワイン

みなさんはポルトガルのワインと聞いてどのようなイメージを持たれますか?

日本では、ポルトガルのワインのイメージはあまりないかもしれません。

しかし、実はヨーロッパでは古くからワイン造りに注力してきた国として有名で、その品種の多様さや味にも定評があります。

また、ポルトガルのワインといえば、日本でも流行したことのある「ポートワイン」を思い浮かべる方や、はたまた最近日本でも注目されつつある、緑のワイン「ヴィーニョヴェルデ」をもうお飲みになった方がいらっしゃるかもしれません。

日本ではまだまだ知られていない、魅力にあふれるワインを生産しているのがポルトガルです。もちろん、王道の赤・白ワインも、一度飲んだら忘れられることのできない、各品種のブドウが持つ本来の味を感じさせるものばかりです。

今回はそのポルトガルのワインについて、必要な情報をまとめましたので、是非ポルトガルワインに関する情報収集にお役立てください。

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ポルトガルワインの歴史について

世界の中でも古い国の一つとして知られるポルトガルは、長い歴史の中で、ワインの文化を脈々と受け継いできました。

ユーラシア大陸でも西岸に位置し、海に接している長い沿岸線を持つポルトガルの地理的な優位性もあり、ポルトガル人は大航海時代に海へと向かったのでした。

世界の半分を手に入れようとしたポルトガル。そんな野心に火をつけた裏側には、ポルトガルワインとの関係がありました。当時から現在に至るまで、進化を続けるポルトガルのワインの歴史については以下の記事へお進みください。

ポルトガルワインの歴史を徹底解説!驚きの進化を遂げたワインの裏側

 

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ポルトガルワインにはどんな特徴が?

ポルトガルのワインについて、どのような特徴を思い浮かべますか?ポルトガルはヨーロッパで最も小さい国の1つですが、ポルトガルにしか存在しない、固有のブドウ品種が国によって管理され、世界最高品質のテーブルワインを生み出す国としても知られています。

伝統的に250種類以上の固有種を栽培するポルトガルのワインは、日本ではあまり知られていませんが、技術革新が進み、今や世界中で高評価を受けています。

赤ワインや白ワインに加え、緑のワインとして知られるヴィーニョ・ヴェルデや、ポートワインを生産することで知られています。しかし、そポルトガルワインを有名にしているのはそれだけが理由でありません。

ポルトガルのテロワールによって産み出されるすべてのワインには、ポルトガルの生産者だけが知る、ストーリーが隠されているのです。世界的にポルトガルワインが流行し始めた今、ワイン愛好家なら知っておきたいポルトガルワインのポイントを、5つに分けてご紹介します。

ポルトガルワインの特徴を知りたい人へ。5つのポイントでご紹介

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ポルトガルワイン産地について知りたい

ポルトガル料理を口にしたことはありますか?口にした人ならきっと皆が口をそろえて“美味しい”と感じたはずです。ポルトガル料理は日本人の口に合う料理が多いと言われています。

日本の干物とよく似ているのが、バカリャウと呼ばれる干し鱈で、この食材を使った料理はポルトガルで一番人気の家庭料理です。

また、パステイス・デ・ベレン(エッグタルト)は、マカオでブレイクし、日本でも流行しました。このように、ポルトガルの料理が日本人の口に合うことから、グルメな人や料理人などがポルトガルの料理に注目し始めています。

そんな、料理が美味しいポルトガルは、実は世界の名だたるワイン生産国に肩を並べるワインの生産国なのです。

ポルトガルには様々なワイン産地があり、それらの多くが世界的に有名な品種を産み出すさんちになっています。

大西洋に接するように位置するポルトガルは、地理的な豊かさもあり、ブドウの栽培には適した気候や環境の土地も多く、250を超える固有種が栽培されています。また、国を挙げた改革による技術革新により、他の国のワインとは違った品質や、ポルトガル特有の味わいが、世界でも高く評価されています。

以下のリンク内で特徴的なワインを生み出す、ポルトガルワインの全産地を紹介しています。

ポルトガルワイン全産地14リージョン。どこよりも詳しく解説!

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ポルトガルワインに使われるブドウ品種は250以上!?

ワインがお好きな方で、愛飲家としてよくワインを飲んでいらっしゃる方でも、知っているブドウの品種は50種ほどではないでしょうか。

ポルトガルで作られるワインに使われるブドウの品種は、実に250種類以上で、しかも、そのすべてが固有品種のブドウなのです。

また近年のポルトガルワインの特徴として、若き醸造家が海外にワイン修行に行き、王道ワインの勉強をしたのち、ポルトガルへ戻ってきて、 独自のワインの生産を始めたことです。

これにより、過去25年間でポルトガルのワインは目覚ましい進化を遂げたと言われています。

そんな今世界で最も注目を集めているポルトガルワインに使われるブドウの品種についてまとめてあります。

ポルトガルワインのブドウ品種。押さえておきたい厳選9種!

 

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ポルトガルワイン屈指の『エルメリンダ』というブランドについて

ポルトガルは、ヨーロッパでは名の知れたワイン生産国の一つです。人口一人当たりが一年間で消費するワインの量が世界一と言われているポルトガルは、国内に数えきれないほどの種類のワインが流通し、日々ポルトガル人のワイン愛飲家たちを喜ばせています。

いわゆる世界的にメジャーなブドウが使われたワインとはまた違った味わいを持つポルトガルのワインは、紀元前から受け継がれてきた固有の品種によってつくられ、素朴で、温かみのあるワインが多いのが特徴です。

つまり、ポルトガルにとってワイン市場は、日本におけるの日本酒のように、地酒が多く、国内に多くのファンを抱える、無数のライバルが存在するマーケットなのです。

その群雄割拠のポルトガルワイン市場で、今最も注目されているワイナリーが1920年創業の「カーザ・エルメリンダ・フレイタス」(Casa Ermelinda Freitas)です。

今やポルトガルでは知らない人いないというほどの知名度を持つこのワイナリーは、一人の女性醸造家によってこの地位が築き上げられました。

そんなエルメリンダについてまとめました。

エルメリンダ家のワイナリー 女性醸造家の新たなる挑戦

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『プロヴァン』というワイナリーについて

ポルトガルのワイナリーがプロヴァンは、世界でも珍重される高級ブドウ品種、アルバリーニョを主力のブドウ品種として扱うワイナリーです。

AraiMartの中でも、高級ワインとして一際存在感を放つ、プロヴァンのワイン。

以下の記事でプロヴァンについてまとめてあります。どうぞご覧ください。

アルバリーニョを飲みたければプロヴァンのワインがおすすめ

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ワイナリー『キンタ・ダ・レデ』のワインたち

ポルトガルのドウロ地方は、ポルトガル国内でも屈指のワイン産地として有名です。ポートワインを生み出すその産地は土着の品種に恵まれ、色とりどりの良質なワインを産み出します

そんなドウロ地方で古くからワインを生産し、古き良きワインの魅力をそのままに近代化を遂げた、ポルトガル国内でも注目されている『キンタ・ダ・レデ』。

このワイナリーについて詳しく紹介しています。

ドウロ地方の最高峰キンタ・ダ・レデのワインが最高に美味しい理由

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アレンテージョの新星、『エルダーデ・ド・ロシム』の実力に迫る

コルクの産地として広く世界で知られるアレンテージョ地方。この地方ではワイン造りも盛んで、高級なワインからリーズナブルなワインまで多くのバリエーションを生産し、また、その高温で乾いた土地により、フルーティーな味わいが特徴のワインが数多く作られます

この地方は古くからワイン造りを行っていますが、最新の技術を積極的に取り入れワインを作っていることで有名なワイナリーが“エルダーデ・ド・ロシム”です。

アレンテージョ地方を代表する『エルダーデ・ド・ロシム』について、詳しくはこちら。

アレンテージョの新星、エルダーデ・ド・ロシムの実力に迫る

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アレンテージョの実力派。最大手ワイナリー『カルミン社』とは

アレンテージョ地方は、古くはその土地の大部分が小麦畑でした。そのアレンテージョ地方でもブドウ栽培が盛んに行われ、近年では近代化や技術革新によって、ワインの品質が飛躍的に向上し、いま、世界的に注目されています。

アレンテージョにあるカルミン社(Carmim)は、いち早く近代化を推し進め、品質・生産量ともに国内で最高レベルのワインを作り出しています

アレンテージョで有数の規模を誇る『カルミン』について、こちらにまとめてあります。

アレンテージョの実力派。最大手ワイナリーカルミン社とは

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ポルトガルワインの愛飲家が注目。ダン地方の新風マグナム社とは?

ポルトガルの北部の中央に、ポルトガルのワインを世界中に広めるきっかけを作った地方があります。その地方のワインは、日本の文豪檀一雄も愛し、日本でも有名な地方となりました。それが『ダン(Dão)』地方のワインです。

ダン地方のワインは「何を飲むか迷ったら“ダン”のワインを飲め」と称されるほど、その品質や味わいに定評があります。

そのダン地方に突如として現れたワイナリーが、マグナム社です。

良質なワインを育むダン地方の特徴と、マグナム社のワインについてまとめました。

ポルトガルワインの愛飲家が注目。ダン地方の新風マグナム社とは?

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いかがでしたでしょうか?知られていないだけで、奥深いポルトガルワインについて、参考になりましたでしょうか。

ポルトガルワインや、グルメについてまだまだいろいろな情報を発信していく予定なので、今後もお楽しみください!

ポルトガル料理と言えばバカリャウなのはなぜ?その背景に迫る!

干し鱈(以下バカリャウ)はポルトガル料理という枠を超えて、ポルトガルという国を代表する特徴ともいえるグルメです。

塩漬けにして干されたタラを、水で戻したものを調理するのですが、そのバカリャウを使った料理は、365通り以上ポルトガルに存在するとも言われ、ポルトガル人の間で最も人気のある食材の 1 つです。今回はそのバカリャウについて詳しく見ていきましょう。

大航海時代の保存食だったバカリャウ

ポルトガルにおいてバカリャウが食べられるようになったのは何世紀も前のことです。ポルトガルにおけるタラ漁とタラの塩漬けに関する最初の記録は、14世紀にまでさかのぼることができます。

大航海時代に長い航海に耐えることのできる食材として、タラが理想的な魚であることを発見したのが、ポルトガルのバカリャウ文化の起源だと言われています。

タラ漁の先駆者は北欧のバイキングで、彼らは塩漬けするための塩がなくても、屋外で乾燥させ、ボートに積み込んで運搬していました。

中世になると、塩田によって塩を大量に生産していたポルトガル人は、その塩を使って北欧諸国と交渉し、鱈を輸入していました

タラを求めてニューファンドランドまで

本格的なタラ漁はカナダ東岸のニューファンドランドとグリーンランドで始まりました。大型の帆船での漁が主流でしたが、技術が発達するとトロール船で漁が行われるようになりました。

ポルトガルの伝統的な魚の処理法だった乾燥と塩漬けは、化学物質を使うことなく、魚の栄養素をそのまま維持することができます。この処理法がタラに応用され、バカリャウが持つ独特の香りや、風味、食感が活かされることになりました

今ではポルトガルで当たり前のように使われている「ノルウェー産のタラ」というブランドは、古く大航海時代には登場していたのです。

国を挙げてタラ漁へ

1506年には、当時の政府がタラの輸入に目を付け、ドウロ地方とミーニョ地方の沿岸に入港するタラに課税しました。しかし、ポルトガル船によるタラ漁は不定期だったため、フィリップ王朝の時代にはこの税は廃止されました。

それまで船乗りの保存食だった塩漬けタラがポルトガル国内で本格的に消費され始めたのは 17世紀の頃でした。そして1835年にポルトガルはついに国を挙げてタラの漁に行くために、リスボンの漁師を組織し、ニューファンドランドへでの漁を大々的に再開したのでした。

ポルトガル国内では、何世紀もの間、タラは一流の食材とは見なされていませんでした。1790年代になると、リスボンにおいて、バカリャウが一気に認知され、リスボンの街中で消費されるようになり、中流階級や上流階級の食卓にも上るようになりました

この頃から、リスボンの高級住宅地、バイロ・アルト地区、プリンシペ・レアル地区、エストレーラ地区などに住む貴族や医師、外国人、富裕層などがバカリャウを消費し始め、18 世紀から19 世紀の間には、王室御用達のバカリャウのサプライヤーが居たというほど珍重されました。

エスタド・ノヴォに影響を受けるバカリャウ文化

エスタド・ノヴォ(新しい国家の意)とは、ポルトガルが経験した長期独裁政権(1933-1974)の時代を指す言葉で、この頃に国の価値観も変化し、それに伴いタラの扱いについても大きな影響を受けることになります。

1937年にはポルトガルの歴史において唯一のタラ漁師によるストライキが行われました。時のサラザール政権は、これに対し漁師を支援、保護、そしてタラ漁を奨励するなどの措置を講じました

ポルトガルにおけるタラ漁のピークは1950年から1960年代で、タラの水揚げ量は1934年に比べて約60%も増加しました。

労働環境は決して良いものとはいえず、タラ漁は危険と隣り合わせの漁です。海上に発生する霧と、行く手を阻む氷山が、タラ漁を危険なものにする主な障壁で、それに加え強風と海のうねりによって、転覆の恐れもあります。

その劣悪な環境下でも漁を可能にしたのは、釣り糸を使った釣りのテクニックや、職人的な甲板での作業、船上での塩漬けの技術のなどの漁師が受け継いできた技でした。

ポルトガルはバカリャウで世界一に

ポルトガルは水揚げするタラに強い自信を持っています。ニューファンドランド、ノルウェー近海、スヴァールバル諸島において国内で13隻の船でタラ漁を展開し、自国でタラ漁を完結させ、品質維持に努めています。

それらのタラは塩漬けにされ、冷凍されたものがブラジル、フランス、アンゴラ、イタリアなどに輸出されています

1958年には、世界一の塩漬けタラの生産国としての地位を確立し、国際市場においても広く認知されるようになりました。しかし1960年代以降は、海運に関する法律の改正と、この過酷な職業に就きたいという人材が減少したため、漁の維持が難しくなってきているという現状があります

高い栄養価のバカリャウ

タラは消化されやすく、高タンパクで、ヨウ素、リン、ナトリウム、カリウム、鉄、カルシウムなどのミネラルとビタミンB群が豊富に含まれています。

脂肪の少ない魚で、人間の体内で生成されない多価不飽和脂肪酸を採ることができ、そのなかでもオメガ3が際立っていて、心血管系の保護や、癌を予防にも繋がり、免疫系の発達にも重要な成分が多く含まれています

タラの塩漬けの過程で、水の中で塩抜きすることによって、余計な塩分は取り除かれます。そして調理に塩を使わずにオリーブオイルを使用し、芳香にハーブを添えるだけで料理として完成する、シンプルで健康的な食材なのです。

ポルトガルのアイデンティティに

バカリャウは、安価で、保存が容易なため、ポルトガル人の食生活において非常に重要な食材となっています。 そして、さまざまなアレンジを加えることができるシンプルな味から、日常的な料理の材料として愛され続けています

ポルトガルにはヨーロッパでも有数の長く続く海岸線があります。沿岸で獲れる魚介の種類もとても豊富で、魚の年間消費量は、国民 1 人あたり55キロから57キロと近年の日本よりも魚を食べる国と言えます

そんな魚と共に暮らすポルトガル人が、遥か遠くのタラを獲りに行くことで、ポルトガル人のアイデンティティともいえる食文化が生まれたのです。

イワシ、サバなども日常的にに食べられますが、保存が容易で、栄養価が高く、用途が広いタラの消費量は多く、今日も数多くの家庭でバカリャウが食卓に上がっていることでしょう。

バカリャウに合わせたいワイン

調理する前に塩抜きがされるバカリャウですが、塩味は残り、独特の発酵の香りも残るのがバカリャウ料理の特徴です。身は弾力性が強いため、噛めば噛むほどその味わいが口の中に広がります。そんなバカリャウ料理と合わせたいワインをご紹介します。

ポルトガルワイン【赤】ならこれ!

口の中に広がるブドウ本来の渋みや酸味に、どこか懐かしさや温かみを感じられるのがポルトガルの赤ワインの特徴です。バカリャウ料理と合わせたくなる赤ワインはこちら。

ドナ・エルメリンダ

ジャパンワインチャレンジ2019銀賞を受賞したワインです。色調は濃く深い赤色で、マデイラの香りや高級な完熟した赤肉系果実の香りが漂う質のまろやかなタンニンが感じられます。心地よい味のハーモニーが長く口に残る赤ワインです。

原産地:ポルトガル/セトゥーバル地方

品種:カステラォン、カベルネ・ソーヴィニョン、トウリガ・ナショナル

味わい:ミディアムボディ

詳しくはこちらから【ドナ・エルメリンダ】

ポルトガルワイン【白】ならこちら

ポルトガルの白ワイン用ブドウ品種はほぼ土着品種で、その種類も多岐にわたります。口に広がるバカリャウの塩味とのマリアージュを楽しめるワインはこちらです。

ドナ・エルメリンダ【白】

アジア最大規模のワインコンテスト「ジャパンワインチャレンジ」にて、2019年金賞を受賞した白ワインです。
色調は緑がかった麦の穂色。濃厚なトロピカルフルーツとはちみつの香りが漂います。酸味と甘み、アルコールと果実感の複雑な味わいで、余韻は長く口の中に残ります。

原産地:ポルトガル/セトゥーバル地方

品種:シャルドネ、アリント、アンタオン・ヴァス、フェルナオン・ピレス

味わい:辛口

詳しくはこちらから【ドナ・エルメリンダ白】

レゲンゴス セレクション

色調は透明感のある麦の穂色。熟したマンゴーやパッションフルーツのアロマの香りと共に、バランスの取れたフレッシュな味わいが楽しめます。

原産地:ポルトガル/アレンテージョ地方

品種:アンタォン・ヴァス60%、ゴウヴェイオ40%

味わい:辛口

詳しくはこちらから【レゲンゴスセレクション】

ヴィーニョヴェルデももちろんおすすめです

爽やかでキレのある酸とフルーティな果実味に溢れ、軽やかな辛口のヴィーニョヴェルデ。アルコール度数が低めで飲みやすく、ワイン初心者でも親しみやすい味わいも魅力です。濃縮されたバカリャウの味を、ごくっと喉ごしで味わいたい方はこちらのワインがおすすめです。

ヴェルデガル・ブランコ

グリーンアップルや柑橘系果実のアロマ漂う、フレッシュでほのかな甘みのあるライトボディなワインです。バーニャカウダなどの野菜料理、白身魚の料理と好相性。ライトで微発泡なので、乾杯の一杯にもおすすめです。特に春から夏のシーズンのお食事に、4~8℃までしっかり冷やしてお飲みください。

原産地:ポルトガル/ヴィーニョヴェルデ地方

品種:アリント、アゼル、ロウレイロ、トラジャドゥラ

味わい:中辛口

詳しくはこちらから【ヴェルデガル・ブランコ】

もっと詳しくポルトガルワインについて知りたい方は、こちらもご覧になってください。

ポルトガルワインまとめ。知りたいをぎゅっと凝縮!

 

 

ポルトガルが世界に誇るB級グルメ、フランセジーニャとは!

ポルトガルに旅行に行って帰ってきた人に聞きたい質問の一つに「フランセジーニャは食べた?」というものがあります。それほどまでに、ポルトガルのグルメ界の一翼を担っているのが今回ご紹介するフランセジーニャという食べものです。

ファーストフード店のような店から、レストランまでが扱うこのグルメは、ポルトガル至高のB級グルメとも称され、ポルトを中心にその人気が世界に広まってきています。今回はそのフランセジーニャについて見ていきましょう。

フランセジーニャってどんな料理?

ポルトには何世紀にもわたり、美食文化が受け継がれてきている街です。貿易において古くからポルトガルの経済の中心地でもあった街ですが、そんなポルトで生まれたフランセジーニャは、1950年代に生まれた比較的若い料理です。

その馴染み易さから、ポルトを初めて訪れる人も気兼ねなく食すことができ、現地の人々が週末に友人や家族と過ごすときにも食卓に上がる料理です。

フランセジーニャはプレートの上に盛られるサンドイッチのような形状の食べ物です。最も人気があるのは、スライスしたパンに、ハム 、ソーセージ、ステーキ、厚切りチーズを挟み、そのサンドイッチがさらにチーズで覆われ、オーブンに入れられ、とろっと溶けたチーズの上に、少しスパイシーなソースがかけられます

上質な素材とボリューミーな肉、そこに印象的な味わいのソースが加わり、食べ終わるまで飽きさせない変化に富んだ食感のサンドイッチと言えます。

店によってレシピは異なりますが、ビールとトマトをベースにしたこのソースが、この料理の決め手であり、他店のレシピと差別化するための主要な要素となっています。

フランセジーニャ誕生の背景は?

フランセジーニャ誕生についてはポルトガルでも諸説ありますが、最も広く支持されているストーリーは、ポルトガル人移民のダニエル・ダビド・シルバがフランス滞在中に出会ったフランス料理のクロック・ムッシュに出会い、そのインスピレーションをもとに発明されたという説です。

1950年にダニエル・シルバはフランスから帰国すると、ポルトガル北部の食材を使って、オリジナルのサンドイッチを開発し、ポルトにあるレストラン、“レガレイラ(Regaleira 2018年閉店)”で提供を始めました。

シンプルなレシピの中に光る繊細さが話題を呼び、街中に広がり、今日ではポルトで最も象徴的な料理の 1 つとなっています。

そのオリジナリティあふれるサンドイッチは「ポルトガルの独特な料理」としてアイコン化され、「まとまりが無いようで、口の中で心地よくおいしい」と称されることもあります。

また、パンチの効いたこの料理を「勇敢な人だけがこの爆弾のようなサンドイッチを食せる」などとも言われ、そのような評価からもB級グルメ感を感じることができます。

世界トップ10に入るサンドイッチ

今ではポルトガル料理の象徴としても知られる、有名かつ伝統的なフランセジーニャは、アメリカの大手出版社の雑誌“コンデナスト・トラベラー誌”のスペイン語版が選ぶ、世界のトップ 9 のサンドイッチとして取り上げられるほどになりました。

コンデナスト・トラベラーは、1987 年にアメリカ合衆国で設立された、旅行、ライフスタイル、グルメなどを扱う、世界的に有名な雑誌です。

同誌では、フランセジーニャの味わいを「国の象徴」として特徴付け、「ビール、トマト、スパイシーが絡み合う秘伝のソース」を絶賛しています。そして結びでは、「ポルトを訪れる観光客は必ずこの名物を食べなければならない」と締めくくっています。

その他選ばれたサンドイッチには、ニューヨークが誇る“パストラミ”のサンドイッチや、インドを代表するビーガンサンドイッチの“ワダ・パーヴ ”(Vada pav)そしてイタリアの“カプレーゼ”などがランクインしています。

フランセジーニャが選ばれたことからも、ポルトガルとヨーロッパの双方の美食シーンでその人気が高まっていることがうかがえます。

フランセジーニャのバリエーション

フランセジーニャは、今ではいろいろな店が作るようになり、バリエーションが豊富にあります。ポルトの多くの店では、斬新なアレンジを加え、独自商品として売り出すことをしています。

そのため、今日では、あらゆるタイプのフランセジーニャが存在し、伝統的なスタイルのものから風変わりなものまで幅広く楽しむことができます

より多くの人に楽しんでもらうために、ベジタリアン向けのフランセジーニャもあるほど、人気となっています。フランセジーニャとともに提供される付け合わせも様々で、人気の付け合わせはフライドポテトです。

その他、バリエーションが非常に豊富なため、ポルトガル国内の都市で、フェスティバルや大会が開催され、自慢の味が競われます。中でも人々が関心を持つのはサンドイッチにかけられるソースの味が勝負の決め手となることが多いようです。

フランセジーニャに合わせたいワインは?

ポルトガルのB級グルメ、フランセジーニャの魅力について見てきましたが、いかがだったでしょうか。昼下がりの陽が差し込むテラスでフランセジーニャを食べたいものです。

そんなフランセジーニャに合わせたいのが、ポルトガルのヴィーニョヴェルデ。アルコール度数も低く、すっきりと飲めるので、フランセジーニャと食べるには最適です。

以下のヴィーニョヴェルデをお試しになるのはいかがでしょうか?

ヴァランダ・ド・コンデ

フレッシュな南国果実を感じさせる、非常にエレガントでフルーティーな風味 。全体のバランスが良く、厳選されたアルヴァリーニョとトラジャドゥーラが最高のハーモニーを奏で、果実味と新鮮さが特別な味わいを与えています 。8~10℃にキリッと冷やしたヴィーニョ・ヴェルデ「ヴァランダ・ド・コンデ」は、シーフード料理や和食と相性が抜群です。

原産地:ポルトガル/ヴィーニョヴェルデ地方

品種:アルヴァリーニョ、トラジャドゥーラ

味わい:辛口

詳しくはこちらから【ヴァランダ・ド・コンデ】

 

ヴィーニョヴェルデ4種飲み比べセット

ヴィーニョ・ヴェルデ おすすめ

初めての方も、ヴィーニョヴェルデ好きの方にも好評な4本セット。こちらで心ゆくまでヴィーニョヴェルデをお楽しみください。

セット内容

①ヴァランダ・ド・コンデ(辛口):アルヴァリーニョ70%、トラジャドゥーラ30%、Alc.12%
②ポルタ・ノヴァ(辛口):ロウレイロ100%、Alc.11.5%
③フガス(辛口):ロウレイロ50%、トラジャドゥーラ50%、Alc.11%
④ヴェルデガル・ブランコ(中辛口):アリント25%、アザウ25%、ロウレイロ&トラジャドゥーラ50%、Alc.9.5%

詳しくはこちらから【ヴィーニョヴェルデ4種飲み比べセット】

 

AraiMartではヴィーニョヴェルデも豊富に取り揃えています。カジュアルに楽しめるものから、ブドウの味わいを楽しめるものまで、幅広くご用意しています。

 

AraiMartのポルトガルワインを覗いてみる

『あの人に贈りたい』ポルトガルワインのギフトセット登場

ワインギフト

AraiBrandでは、世界で広がるネットワークで得た情報をもとに、各国の魅力的で美味しいものを直接輸入しています。その中でもポルトガルワインには特に力を入れいて、20種類を超えるワインを、現地のワイナリーに直接赴き、生産者の声を聞き、ダイレクトに輸入しています。

ポルトガルのワインは世界的には高評価を得ているものの、日本国内ではまだまだ認知度も低く、その味の良さにもかかわらず、ほとんど流通していません。飲める場所も、ポルトガル料理専門店か、一部の飲食店と限られていて、実際に口にする機会も非常に少ないのが現状です。

ポルトガルワイン通販アライマート

贈り物にポルトガルギフトセットを

そんな中、ECサイトAraiMartでお買い物をされる方から、「どのワインを買ってよいかわからない」、「送料無料になるまで商品を選ぶのに時間がかかる」、「とにかくポルトガルワインのおすすめが知りたい」などの声が寄せられてきました。

私たちも自信をもって厳選したワインのみを取り扱っていますが、味もわからないのにどれを買っていいかわからないお客様の声にお応えしたい。そのような想いから、この度AraiBrandではポルトガルワインのギフトセットを販売する運びとなりました。

この度ご用意したギフトセットはポルトガルを代表するワイナリー、『Casa Ermelinda Freitas』(カーザ・エルメリンダ・フレイタス)のみを厳選し、お求めやすい形でご提案させていただいています。

ギフトセットはグレード別に3種類ご用意しております。お祝い事、父の日母の日、お中元、お歳暮、そして自分へのご褒美など、様々なシーンにご利用いただけるセットになっていますので、是非一度セット内容をご覧ください。

ポルトガルカジュアルギフト

カジュアルセット(ポルトガルワインギフト)

これから来るポルトガルワインブームを先取りする、ポルトガルをグッと身近に感じられるワインセットの登場です!​コスパ重視の方が、ポルトガルワインの「赤・白・ヴィーニョヴェルデ」の3種のワインを手軽に楽しめるベストなセットになっています。

まだポルトガルワインを飲んだことのなくポルトガルワインを楽しんでみたい方、自分へのご褒美として色んなワインをそろえておきたい方、ご友人とワインパーティに使用するなど、楽しみ方色々なセットです。

是非お気軽にお試しください。

 

①ドナ・エルメリンダ(白)
色調は緑がかった麦の穂色。
濃厚なトロピカルフルーツとはちみつの香りが漂います。
酸味と甘み、果実感の複雑でバランスのいい味わい。その余韻は長く口の中に残ります。

使用品種:シャルドネ、アリント、アンタオン・ヴァス、フェルナオン・ピレス
味わい:辛口 アルコール:13.5度
適性温度:12-14℃

ドナエルメリンダ 白ワイン

②ドナ・エルメリンダ(赤)
色調は濃く深い赤色。樽の香りや、完熟した赤肉系果実の上品な香りが漂います。
「この味で、この価格?」と何人ものワイン好きをうならせたワインです。

使用品種:カステラォン、カベルネ・ソーヴィニョン、トウリガ・ナショナル
アルコール:14.0度
適性温度:16-18℃

ドナエルメリンダ 赤ワイン

 

③フガス(ヴィーニョヴェルデ)
トロピカルフルーツや柑橘系を思わせるフルーティーな香り。
軽快で爽やかな飲み口で、余韻はエレガントで味わい深い風情が漂います。

8~10℃にキリッと冷やしたヴィーニョ・ヴェルデ「フガス」は、
白身魚の料理、鶏肉のような淡白な肉料理と相性が抜群です。

使用品種:ロウレイロ、トラジャドゥラ
味わい:辛口 アルコール:11.0度
適性温度:8-10℃

Fugaz ヴィーニョヴェルデ

ポルトガルおすすめギフト(送料無料)

おすすめセット(ポルトガルワインギフト)

どんなワインを買えばいいかわからない方にピッタリ。ポルトガルの”いいとこ取り”のセットがAraiMartについに登場!​これだけでおつまみも楽しめる欲張りなセットとなっております。​

​誰も教えてくれなかった美味しいポルトガルのワインが今ここに。​ご自宅で色んなワインを楽しみたい方や、ワイン好きのご友人への贈答用にも最適です。​

是非この機会にポルトガル自慢のワインをお楽しみください。

①ドナ・エルメリンダ レゼルヴァ(白)
エルメリンダ レゼルバ 白ワイン

受賞一覧
【独】ベルリン・ワイン・トロフィー2020(冬季) 金賞
【英】ソムリエ・ワイン・アワード2020 金賞
【仏】レ シタデル デュ ヴァン2020 金賞

熟成を感じさせる黄金がかった黄色。甘い香りと柑橘系果実のアロマがあり、樽の香りとよくマッチしています。
口に含むと、コクがありクリーミーで、エレガントな余韻が長く続きます。

使用品種:シャルドネ、アリント、ヴィオニエ
アルコール:13.5度
適性温度:12-14℃

②ドナ・エルメリンダ レゼルヴァ(赤)
エルメリンダ レゼルバ 赤
色調は濃く深い赤色。
赤肉系果実、燻製、スパイスや熟したジャムの豊かな香りが漂います。

しっかりとした骨格。タンニンは感じますがまろやかで、よく調和しています。

牛肉や鹿肉などの赤身肉の料理、風味の強めなチーズと相性抜群です。

使用品種:カステラォン、トウリガ・ナシオナル、トリンカデイラ、カベルネ・ソーヴィニョン
アルコール:14.5度
適性温度:16-18℃

③マサリコ・グリーンオリーブ(種有り) 350g瓶
④マサリコ・ブラックオリーブ(種有り) 350g瓶


創業90年を誇るポルトガル国内のオリーブトップブランド「Maçarico」の看板商品。

⑤サルドマル・クリスタル(粗塩) 20g瓶
ポルトガル最大の製塩会社「Salexpor」のブランド、サルドマル。
ローマ時代から続く製法で、歴史ある塩田にて作られた天日塩。
最低限の洗浄で、ミネラル分を残した粗塩です。

ポルトガルプレミアムギフト(送料無料)

プレミアムセット(ポルトガルワインギフト)

美味しいワインを楽しみたい方だけにおすすめする、ハイクオリティなポルトガルワインのセットです。本気でポルトガルワインを楽しみたい方に。

ワンランク上の、日常の彩りを変える、AraiMartとっておきのワインをご用意いたしました。​ご自宅で色んなワインを楽しみたい方や、ワイン好きのご友人への贈答用にも最適です。​

是非この機会にポルトガル自慢のワインをお楽しみください。

①ドナ・エルメリンダ レゼルヴァ(白)
エルメリンダ レゼルバ 白ワイン
受賞一覧
【独】ベルリン・ワイン・トロフィー2020(冬季) 金賞
【英】ソムリエ・ワイン・アワード2020 金賞
【仏】レ シタデル デュ ヴァン2020 金賞

熟成を感じさせる黄金がかった黄色。甘い香りと柑橘系果実のアロマがあり、樽の香りとよくマッチしています。
口に含むと、コクがありクリーミーで、エレガントな余韻が長く続きます。

使用品種:シャルドネ、アリント、ヴィオニエ
アルコール:13.5度
適性温度:12-14℃

②ドナ・エルメリンダ レゼルヴァ(赤)
エルメリンダ レゼルバ 赤

色調は濃く深い赤色。
赤肉系果実、熟したジャムの豊かな香り、スパイスやスモーキーなアロマも感じます。

しっかりとした骨格。タンニンは感じますがまろやかで、よく調和しています。

牛肉や鹿肉などの赤身肉の料理、風味の強めなチーズと相性抜群です。

使用品種:カステラォン、トウリガ・ナシオナル、トリンカデイラ、カベルネ・ソーヴィニョン
アルコール:14.5度
適性温度:16-18℃

③キンタ・ダ・ミモザ(赤)
ミモザ 赤ワイン

色調は濃いガーネット色。上質なタンニンと、程よい凝縮感。
熟した赤い果実の香りと、フレンチオーク樽由来のバニラ香やスパイスのニュアンスが、完璧に調和。
非常に複雑で骨格のしっかりとしたワイン。

余韻は非常に長く続きます。

赤身肉のグリル、炭火焼、濃厚な味わいのチーズと相性抜群です。

使用品種:ペリキータ(カステラォンの現地名)
アルコール:14.5度
適性温度:16-18℃

④サルドマル・クリスタル(粗塩) 20g瓶
ポルトガル最大の製塩会社「Salexpor」のブランド、サルドマル。
ローマ時代から続く製法で、歴史ある塩田にて作られた天日塩。
最低限の洗浄で、ミネラル分を残した粗塩です。

安心してご活用いただけるポルトガルワインギフトセット

以上、どのギフトセットも、ポルトガルを存分に楽しめるセットになっています。ポルトガルのワインを飲んだことのある方も、まだ飲んだことない方も、AraiBrandが厳選しておすすめするワインのみをギフトに詰め込みましたので、どうぞご安心してご利用ください。

ご贈答用として便利な名入りのし紙の対応もしております。ちょっとした返礼や、直接お会いできないご友人へのプレゼントなどにも、是非ご活用ください。

ギフトセットのサイトに進む

もっと詳しくポルトガルワインについて知りたい方は、こちらもご覧になってください。

ポルトガルワインまとめ。知りたいをぎゅっと凝縮!

 

ポルトガル料理で子豚のローストと言えばバイラーダ地方

ポルトガル料理には“Leitão da Bairrada(レイタン・ダ・バイラーダ)”(バイラーダの子豚)という料理があります。この料理は、ポルトガル中部のバイラーダ地方で一番の名物料理として知られ、バイラーダ地方を象徴するアイコンとなっています

バイラーダ地方はもともとワインの一地方の呼び名で、この地方はBeira Litoralという地方に当たります。このことからも、ポルトガルにおいてワインと食文化の結びつきがそれほど強いかがうかがえます。

それでは、子豚のロースト、Leitão da Bairradaについて見ていきましょう。

伝統の味Leitão da Bairrada

Leitão da Bairradaは、ポルトガル中部に位置するバイラーダ地方の伝統的な料理で、ポルトガル料理の中でも、最も人気のある料理の1つといえます。その独特の味を求めて年間何千人もの旅行者がこの土地を訪れるほどです

この料理の起源は古く、17世紀には登場しているとされています。この頃バイラーダの地方で豚の生産に余剰がでました。その余った豚をうまく使いまわすために、大量に産まれる豚を産業化することにしたのです。

料理としてLeitãoが記録として登場する最も古い書物は、1743年に書かれたとされる、ロルヴン修道院の食堂のノートに書かれたレシピといわれています。このレシピは今日までほとんど変わらず、その秘密と伝統はポルトガル随一のLeitão da Bairradaのレストラン、“Rancho Portugues”に受け継がれています。

Leitão da Bairradaは20世紀の初めから半ばにかけて勢いを増し、メダリャーダ、アナディア、アゲダ、オリベイラ・ド・バイロ、カンタニェーデや、コインブラの北部で見られるようになりました。

1995年、バイラーダ地域内で、豚を保護することを目的として、過剰なプロモーションや料理に関する規制をするための組織“Confraria Gastronómica do Leitão da Bairrada”が設立されました。

そして2011年にはLeitão da Bairradaは、ポルトガルの歴史的グルメの遺産であるとされ、「驚異のポルトガルグルメ7選」の1つに選ばれました。

このセレクションには、ポルトガルのエッグタルト“Pastel de Belém”(パステル・デ・ベレン)や、ポルトガルを代表するスープ、”Caldo Verde”(カルド・ヴェルデ)、イワシの炭焼き“Sardinha Assada”(サルディーニャ・アサーダ)などの料理が選ばれています。

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ポルトガル料理とイワシの深い関係。ついに社会問題にまで発展?!

Leitão da Bairradaはどんな料理?

では、このLeitão da Bairradaはどのような料理なのでしょうか。Leitão da Bairradaは小さな子豚を串焼きでじっくりと焼いたもので、皮は黄金色でサクサク、肉はジューシーでとても柔らかい豚の料理です。

ビサロ、バイラディヌス、アルコバサの各品種の子豚は、母乳のみで飼育されることで、肉が柔らかくなり、理想的な体重である6〜8歳まで育てられます。

精肉処理された後、慎重に下味がされます。ラードとニンニク、月桂樹の葉、コショウなどのスパイスから作られたペーストが丁寧に肉の内側と外側に塗り込まれ、塩とコショウでポルトガル風に味付けされ串焼きにします。

そしてプロの焼き手によって、薪ストーブでローストされ、1時間半から2時間かけてゆっくりと調理されるのです。

Leitão da Bairradaは伝統的にオレンジのスライスや茹でたジャガイモ、またはフライドポテトなどのシンプルな付け合わせと共に丸ごとテーブルに提供されます。肉の味自体が素晴らしく、皮の食感と、肉の旨味だけで満足のいく料理と言えます。

もしポルトガルに行く機会があれば、本物のLeitão da Bairradaをご賞味下さい。一生の思い出に残る料理となるでしょう。

Leitão da Bairradaと合わせたいワイン

この料理はとにかく肉からあふれ出す、味わい深い肉汁が特徴です。この料理を引き立たせるワインをご紹介します。

キンタ・ダ・レデ レゼルヴァ【赤】

熟した果実の複雑な風味をはっきりと感じる。トーストを感じさせるベリー ジャム、チョコレートや濃い色合いの花の香りがほのかに漂う。バランスのいい、骨格のしっかりした飲み口。

産地:ポルトガル/ドウロ地方

品種:トウリガ・ナショナル40%、トウリガ・フランカ30%、ティンタ・ロリス30%

味わい:フルボディ

詳しくはこちらから【キンタ・ダ・レデ レゼルヴァ赤】

ドナ・エルメリンダ レゼルヴァ【赤】

色調は濃く深い赤色です。赤肉系果実、燻製、スパイスや熟したジャムの香りが漂います。しっかりとした骨格。タンニンは感じますがまろやかで、よく調和しています。

産地:ポルトガル/セトゥーバル地方

品種:カステラォン、トウリガ・ナショナル、トリンカデイラ、カベルネ・ソーヴィニョン

味わい:フルボディ

詳しくはこちらから【ドナ・エルメリンダ レゼルヴァ 赤】

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ポルトガルワインまとめ。知りたいをぎゅっと凝縮!

 

AraiMartでは、20種を超えるポルトガルワインを1本からご注文いただけます。

ポルトガルにグループ会社があるため、 日本でなかなか出会えないポルトガルワインを、お求めやすい価格でご提供しています。国内でも人気が高まってきているポルトガルワイン。

ご自宅のセラーに、ポルトガルの彩りを添えてみるのはいかがでしょうか。

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