赤ワインに肉料理。これだけは押さえておきたい基本のペアリング

日本でもワインを飲む習慣が徐々に根付いてきています。そして、このおうち時間が増えた今、今まで手を出さなかったワインにも手が伸びるようになり、その味を楽しむ人も増えてきているようです。

そこで今回は、肉料理にターゲットを絞り、肉料理に合う赤ワインについて見ていきましょう!赤ワインは基本的に肉料理と合うとされていますが、実際にはどのような肉料理が赤ワインに向いているのでしょうか?

実はワインと肉のマッチングは思ったよりシンプルですので、ここに書かれていることを基本にして、そこから色々な料理にもチャレンジするのはいかがでしょうか?きっと新しい発見があるはずです!

それでは見ていきましょう!
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牛肉。ワインと赤身肉のペアリング

赤身の肉はさまざまな調理方法があります。そして、それぞれの料理には味わいに個性があるので、その料理に合ったワインを選ぶのが理想的です。

煮込まれた肉

煮込みに肉はが使われる場合、通常鍋での肉が調理されるため、脂肪がすべて鍋に残り、脂の量がわずかに多くなります。

この調理方法によって作られた肉とワインのバランスを考えたとき、酸性度が高くタンニンが強いワインを選ぶのが理想的です。ワインのブドウ品種でいうとテンプラリーニョなどのワインが合うとされています。

グリルされた肉

赤身のグリル肉の風味を十分に活かすのは、酸性の強いタンニンを含むフルボディのワインです。

グリルされた肉の味を十分に引き立たせるには、アルゼンチンのマルベックやウルグアイのタナなどがうってつけです。また、このペアリングが最も効果的に発揮されるのは、焼き加減がレアの肉です。赤身の本来の味が、ワインとの調和を最高の食事に仕立て上げます。

バーベキュー

バーベキューはグリル肉と同じように思われがちですが、炭から出る煙の強い風味が肉の味わいに大きく影響します。

上述したマルベックのワインは、一般的に赤身の肉と非常によく合いますが、バーベキューのようにさまざまな肉の部位がある場合は、カベルネソーヴィニヨンをおすすめします。火から出てくるさまざまなフレーバーと、バランスよく調和してくれるでしょう。

ハンバーグ

ハンバーグは、肉の味に加え、ソースが付いている料理です。そのため、ワインとのペアリングに気を配る必要があります。トマトソースを使ったクラシックなハンバーグには、イタリア産の軽くて伝統的なモンテプルチアーノなどのワインがおすすめです。

リブ

赤身の肉の中でも、リブは非常に独特な肉で、脂肪分が多いことに加えて、驚くべき風味があります。このような場合、2通りの考え方があります。

肉の風味を尊重するマイルドなワインと組み合わせるか、この食事を印象的なものにするために、普段トライしないワインと組み合わせるかです。

失敗をしたくないあなたには、ピノ・ノワールをおすすめします。ピノ・ノワールは、エレガントで主張も少ないので、食事を邪魔することはないでしょう。しかし、あえてトライしたい人にはシラーなどはいかがでしょうか。リブとのペアリングで、非常に興味深い味わいとなるでしょう。

豚肉。ワインと豚肉のペアリング

豚肉もワインとよく合います。牛肉と比べてたんぱくな豚肉には、タンニンがより滑らかなワインをおすすめします。豚肉の繊細な味わいは、強い風味のブドウと合わせると、風味が損なわれる可能性があるためです。

赤ワインを好む人にはカベルネソーヴィニヨンが良いでしょう。また、白ワインを好む方はリースリングなどがおすすめです。

鶏肉。ワインと肉のペアリング

一般的に食卓にのぼる鶏肉も、さまざまな方法で調理できます。ワインと鶏肉をペアリングする際には、いくつか気を付けたいポイントがあります。

マイルドなソースのきいた鶏肉料理の場合、ピノノワールやメルローなど、軽快なワインとのペアリングがおすすめです。
※ホットソースのような辛いソースの場合はリースリングの白とよく合います。

チーズまたはチーズソースを添えた鶏肉料理は、料理の風味が強いため、シラーと一緒に召し上がってみてください。

ジビエ。ワインとジビエ肉のペアリング

一般的に狩猟肉は、食卓によく並ぶ牛肉、豚肉、鶏肉よりもはるかに特徴的な風味があります。この理由から、ジビエ肉はその強い存在感によって打ち消されないほどパワフルな、フルボディのワインでしかペアリングが成立しないと言っても過言ではないでしょう。

したがって、鴨、鹿、子羊などの肉とワインを合わせるときは、タナや、カベルネソーヴィニヨン、またはシラーで作られたワインと合わせると良いでしょう。

ワインは数種類に絞ってペアリングを楽しむ

いかがでしたでしょうか。今回ご紹介したワインは、カベルネソービニヨン、シラー、メルローなど、馴染みのあるワインが多かったのではないでしょうか。料理の種類が無限大になる中で、何百種もあるワインを一つずつ試すのは不可能です。まずは、一般的で手に入りやすいワインを調達し、肉料理に合わせてみると良いでしょう。

そして、そのペアリングで感じたインスピレーションを元に、自分の好みの幅を広げていくことが大切です。いきなりアレコレとワインに手を出すと、なかなか思い通りのペアリングができずに終わってしまうことも考えられます。

是非、今回の記事を参考に、肉料理と赤ワインを合わせてみてください。きっと気に入るペアリングがあるはずです。

 

ポルトガルワインについて知りたい方は、こちらもご覧になってください。

ポルトガルワインまとめ。知りたいをぎゅっと凝縮!

 

AraiBrandおすすめのポルトガル赤ワイン

ポルトガルワインの魅力はなんといっても、その土地ならではのブドウを使った、オリジナリティ溢れる味わいです。今回ご紹介したブドウ品種はごく一部で、ポルトガルにはまだまだ魅力的なブドウ品種が存在します。

1ヘクタールあたりのブドウの固有品種が世界最多といわれるポルトガル。多品種をブレンドした味わい深いワインが数多く生産されています。

そんな特徴を持つポルトガルワイン。以下ではAraiBrandオススメのワインをご紹介します。

ポルトガルワイン【赤】のおすすめ

口の中に広がるブドウ本来の渋みや酸味に、どこか懐かしさや温かみを感じられるのがポルトガルの赤ワインの特徴です。ここではおすすめのポルトガルの赤ワインを紹介していきます。

 

ドナ・エルメリンダ

ジャパンワインチャレンジ2019銀賞を受賞したワインです。色調は濃く深い赤色で、マデイラの香りや高級な完熟した赤肉系果実の香りが漂う質のまろやかなタンニンが感じられます。心地よい味のハーモニーが長く口に残る赤ワインです。

原産地:ポルトガル/セトゥーバル地方

品種:カステラォン、カベルネ・ソーヴィニョン、トウリガ・ナショナル

味わい:ミディアムボディ

詳しくはこちらから【ドナ・エルメリンダ】

レデ レゼルヴァ【赤】

色調は澄んだザクロ色。完熟した赤系果実のはっきりとした香りが特徴。アルコール漬けした野生の果実のニュアンスとトーストとバラの繊細な印象も。果実味溢れるワインです。

産地:ポルトガル/ドウロ地方

品種:トウリガ・ナショナル20%、トウリガ・フランカ50%、ティンタ・ロリス30%

味わい:フルボディ

詳しくはこちらから【レデ レゼルヴァ赤】

キンタ・ダ・レデ レゼルヴァ

熟した果実の複雑な風味をはっきりと感じられます。トーストを感じさせるベリー ジャム、チョコレートや濃い色合いの花の香りがほのかに漂い、バランスの良い、骨格のしっかりした飲み口です。

原産地:ポルトガル/ドウロ地方

品種:トウリガ・ナショナル40%、トウリガ・フランカ30%、ティンタ・ロリス30%

味わい:フルボディ

詳しくはこちらから【キンタ・ダ・レデ レゼルヴァ】

 

ワインを飲めば健康になる?あまり知られていない意外なメリット

世界で最も人気があり、多くの人を魅了し続けるアルコール飲料、それがワインです。そして、そのワインは、古くから健康に良いとされていて、適量であれば毎日飲むことで日々の生活を健康的に過ごせるとも言われています。

そんなワインですが、日本でも日常的に飲む方も増えてきていて、ますます健康との関連性が注目されてきています。

もし日常生活においてコンスタントにワインを飲む習慣があるのであれば、ワインの健康におけるメリットを見ておきましょう。きっと、もっとワインが好きになるはずです!

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なぜワインが健康のためにおすすめなのか?

日本では古来から、「酒は百薬の長」と言われ、日々お酒を適量飲むことで、長生きができると言われています。それと同様に、ヨーロッパでも、「ワインは最高の薬」というフレーズがあります。西洋人の生活に密着したお酒であるワインもまた、健康に良いとされ、日々のお酒として選ばれ続けているのです。

ワインは食事とのバランスを考えながら飲むことで、多くの健康上のメリットがあるとされています。もちろん、至福の時間を酔いが与えてくれるということは、ワインが持つ一番の魅力であることは言うまでもありません。

そして、ワインは人間の健康にとって非常に重要な栄養成分が豊富に含まれていることで知られています。

ワインに含まれる健康に寄与する成分とは?

ワインの成分として注目されているのが、フラボノイドとレスベラトロールです。これらは、抗酸化作用、抗炎症作用、血管拡張作用を持つ成分です。

そしてワインには私たちの健康にとって非常に重要な栄養成分であるポリフェノールが豊富に含まれています。動脈内のコレステロールや脂肪性プラークの沈着を減らす作用があり、体全体でその効果を発揮するとされています。

さらに、心臓病、癌、骨粗鬆症および老化に対しても作用するとされていて、免疫システムをうまく機能させ、感染症から保護し、代謝のスピードを向上させます。ワインに含まれるアルコールは、自然の血管拡張剤として作用し、血圧を制御するのにも役立つとされています。

また、記憶力、運動能力、肝臓と腎臓の機能、そして胃腸系の機能を改善するなど、万能薬ともいえる効果が期待されます。

ワインがもたらす健康上のメリット

上で述べたように、ワインは私たちの健康に対して様々な効果があるとされています。その栄養に関する特性の多くは、たとえば動脈や心臓の機能に影響をもたらします。それらの成分が体内できちんと作用すると、ワインを適量飲む人に、次のようなメリットがあると言われています。

・HDL(善玉コレステロール)の数値を上昇させ、動脈内のLDL(悪玉コレステロール)の酸化を阻害するため、アテローム性動脈硬化症のリスクが軽減される。
・血管が弛緩されることで血圧が下がる。
・フリーラジカル(活性酸素)と戦う抗酸化作用により、がんの予防につながる。
・抗炎症作用により、関節炎や皮膚の問題などの慢性疾患による炎症が軽減される。
・抗血栓作用、抗酸化作用、血小板凝集抑制作用があるため、血栓症、脳卒中の発症リスクを低下させる。
・コレステロール値を下げ、血圧が下がることで、血液が薄まり、心臓発作などの心疾患リスクを軽減させる。
・胃液の生成を増やし、胆嚢を刺激し、消化機能を向上させる。

以上のメリットが期待されますが、妊娠中の女性や、肝臓や膵臓の病気の方、処方薬や体重管理をしている人などには、ワインを飲むことで、健康に悪影響を与える可能性があることも忘れないでください。そのような方は、信頼できる医師の指示に従ってください。

 

ワインに含まれる栄養成分の内訳は?

 

下の表は、赤ワイン、白ワイン、グレープジュース100gに相当する栄養情報を示しています。
出典 https://www.tuasaude.com/beneficios-do-vinho-para-a-saude/

アルコールが飲めない方で、ブドウの栄養分を摂取したい方は、赤ブドウを毎日食べるか、赤ブドウのジュースを1日200〜400mL飲む必要があります。

ワインで健康になるための一日の量

食べ物や飲み物の摂取は、人間の健康にどのように有益であっても、常に注意して行う必要があります。栄養素やカロリーの過剰摂取は、不十分な摂取と同様に健康に害を及ぼす可能性があります。

過剰なアルコール飲料の摂取に関しては、健康上の利点よりも多くの欠点をもたらす可能性があるため、摂取量が自分の健康状態にとって適量であるか常に気を付ける必要があります。

毎日ワインを飲む方の推奨量は、それぞれの人が、どれくらいの栄養を必要としているかによって大きく異なります。ただし、一般的に、健康な成人の場合、1日の摂取量が150mlカップを超えない程度が好ましいとされています。この量を毎日摂取すれば、健康上のメリットを得るのに十分な量だといわれています。

日々の生活を楽しく、健康的に過ごすために選ばれるワイン。毎日飲むには美味しくなければ続きません。世界でテーブルワインとして親しまれている、アライマートのポルトガルのワインをご紹介します。

 

ポルトガルワイン【赤】のおすすめ

口の中に広がるブドウ本来の果実味に、どこか懐かしさや温かみを感じられるのがポルトガルの赤ワインの特徴です。ここではおすすめのポルトガルの赤ワインを紹介していきます。

キンタ・ダ・レデ レゼルヴァ

熟した果実の複雑な風味をはっきりと感じられます。トーストを感じさせるベリー ジャム、チョコレートや濃い色合いの花の香りがほのかに漂い、バランスの良い、骨格のしっかりした飲み口です。

原産地:ポルトガル/ドウロ地方

品種:トウリガ・ナショナル40%、トウリガ・フランカ30%、ティンタ・ロリス30%

味わい:フルボディ

詳しくはこちらから【キンタ・ダ・レデ レゼルヴァ】

ドナ・エルメリンダ

ジャパンワインチャレンジ2019銀賞を受賞したワインです。色調は濃く深い赤色で、マデイラの香りや高級な完熟した赤肉系果実の香りが漂う質のまろやかなタンニンが感じられます。心地よい味のハーモニーが長く口に残る赤ワインです。

原産地:ポルトガル/セトゥーバル地方

品種:カステラォン、カベルネ・ソーヴィニョン、トウリガ・ナショナル

味わい:ミディアムボディ

詳しくはこちらから【ドナ・エルメリンダ】

 

ポルトガルワイン【白】のおすすめ

ポルトガルの白ワイン用ブドウ品種はほぼ土着品種で、その種類も多岐にわたります。ポルトガルにはイワシなどの魚を塩焼きで食べたり、フリットにして食べる文化があります。日本と共通した食文化があるという点でも、ポルトガルの白ワインは、日本の食にも合わせやすいワインです。その中でも白ワインのオススメをご紹介します。

レゲンゴス セレクション

色調は透明感のある麦の穂色。熟したマンゴーやパッションフルーツのアロマの香りと共に、バランスの取れたフレッシュな味わいが楽しめます。

原産地:ポルトガル/アレンテージョ地方

品種:アンタォン・ヴァス60%、ゴウヴェイオ40%

味わい:辛口

詳しくはこちらから【レゲンゴスセレクション】

ドナ・エルメリンダ【白】

アジア最大規模のワインコンテスト「ジャパンワインチャレンジ」にて、2019年金賞を受賞した白ワインです。
色調は緑がかった麦の穂色。濃厚なトロピカルフルーツとはちみつの香りが漂います。酸味と甘み、アルコールと果実感の複雑な味わいで、余韻は長く口の中に残ります。

原産地:ポルトガル/セトゥーバル地方

品種:シャルドネ、アリント、アンタオン・ヴァス、フェルナオン・ピレス

味わい:辛口

詳しくはこちらから【ドナ・エルメリンダ白】

ヴィーニョヴェルデのおすすめ商品

爽やかでキレのある酸とフルーティな果実味に溢れ、軽やかな辛口のヴィーニョヴェルデ。アルコール度数が低めで飲みやすく、ワイン初心者でも親しみやすい味わいも魅力です。飲み疲れることなくカジュアルに楽しめるグリーンワインは、国内でも人気がでてきています。そんなヴィーニョヴェルデのおすすめをご紹介します。

ヴェルデガル・ブランコ

グリーンアップルや柑橘系果実のアロマ漂う、フレッシュでほのかな甘みのあるライトボディなワインです。バーニャカウダなどの野菜料理、白身魚の料理と好相性。ライトで微発泡なので、乾杯の一杯にもおすすめです。特に春から夏のシーズンのお食事に、4~8℃までしっかり冷やしてお飲みください。

原産地:ポルトガル/ヴィーニョヴェルデ地方

品種:アリント、アゼル、ロウレイロ、トラジャドゥラ

味わい:中辛口

詳しくはこちらから【ヴェルデガル・ブランコ】

フガス

フルーティで軽快、滑らかな口当たり。柑橘系の色調を持ち、モダンで爽やかなワインです。8~10℃にキリッと冷やしたヴィーニョ・ヴェルデ「フガス」は、白身魚の料理、鶏肉のような淡白な肉料理と相性が抜群です。

原産地:ポルトガル/ヴィーニョヴェルデ地方

品種:ロウレイロ、トラジャドゥラ

味わい:辛口

詳しくはこちらから【フガス】

ポルトガルワインを通販で1本からご購入頂けます

ワインは専門店でお買いになっている方も多いかと思います。しかし、現在ではお好きなお店のネット通販でワインを購入できるようになってきています。国内でも、ワインを楽しむ人が増えてきて、そのニーズの高まりとともに、気軽にネット通販で購入するできるように環境が整ってきています。

しかし、ワインなどの飲料をネットで購入する際の問題は、インポーターがレストランなどに直接販売するために、個人で買う際もケースで買わなければならないということが起こりうるということです。

AraiMartでは、20種を超えるポルトガルワインを1本からご注文いただけます。ポルトガルにグループ会社があるため、 日本でなかなか出会えないポルトガルワインを、お求めやすい価格でご提供しています。国内でも人気が高まってきているヴィーニョヴェルデももちろんごお取り扱いしております。ご自宅のセラーに、ポルトガルの彩りを添えてみるのはいかがでしょうか。

AraiMartのポルトガルワインを覗いてみる

 

ポルトガルの料理が今美食家に大人気!その魅力を徹底解説

今世界中の美食家から注目を浴びているのが、ポルトガル料理です。その背景にはポルトガルが近年、国をあげてワイン造りに力を入れていて、世界で評価されるワインを数多く生み出していることによります。

ポルトガルのワインが注目されることで、世界中の美食家がその国の料理にも興味を持ち始めたのです。

日本ではまだまだなじみの薄いポルトガル料理ですが、新鮮な魚介がふんだんに使われたり、米を食べる食文化は、日本食と共通する部分が多いとも言われています。

では、世界が注目し始め、これからブームがやってくると噂されるポルトガル料理とはどのようなものなのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

ポルトガルの料理の特徴は?

ポルトガルの料理は、長い歴史の中で、その国土に関係を持った人々の影響を強く受けています。海に面した国なので、魚や甲殻類、また、卵、ジャガイモなども良く使われます。

ポルトガル料理というと、一番有名なのが、“バカリャウ”と呼ばれる干し鱈ですが、ポルトガル料理のバリエーションは幅広く、それらの料理は1000年に及ぶ歴史のなかで作り上げられてきたと言われています。

長い歴史の中で、さまざまな地域の多様な人々が、郷土料理に影響を与えました。 ポルトガル料理は、フェニキア人、ローマ人、ムーア人、ケルト人に至る、多様な民族の影響により、その多様性に特徴があります。

数多くある魚介類を使用した料理の存在感が物語るように、ポルトガル人は料理に地中海と大西洋の海の幸を多く使用します。

そして、大航海時代にはコショウ、シナモン、ナツメグなどのスパイスなどの新しい香りや味覚が加わり、現在のポルトガルのグルメに大きな深みを与えることになりました。この時期に、砂糖、豆、じゃがいもなども料理に加わり、現在のレシピに至るのです。

ポルトガルの料理のレシピはこれら食材がメインとなる

それぞれの国のグルメははそれ自体がその国の文化と言えます。ポルトガルでは、ユネスコから無形文化遺産に登録されたものもあります。そしてポルトガルの料理は、健康的で長寿食であるとされている地中海料理に属しています。

ユネスコによる判定はいくつかの基準に則って行われます。 収穫と漁の方法、調理プロセス、レシピを作り上げた歴史、食材の品質と多様性など、その食材の扱われ方も重要です。

必然的にオリーブオイル、野菜、チーズ、新鮮な魚やシリアルといった、ポルトガルの食文化に根ざした伝統ある食材が使われることになり、ユネスコの要求する基準とポルトガルの料理のテイストがマッチし、それにより文化遺産として認められることになりました。

ポルトガルは美食の国

典型的な地中海料理に使用される、ポルトガル独特のカタプラーナ鍋は、ポルトガル料理を代表するアイコンになっています。ポルトガルの、海沿いの多くのレストランで現在でも使用されています。

また、国内で飼育される良質の黒豚は、先住民が育てていたものから品種を変えることなく、現在でもそのままの形で使用されています。ポルトガルの黒豚は、肉をよりジューシーで美味しくするために、ドングリのみを飼料として育てられています。

アレンテージョ地方では、この豚を地元の特産品としていて、どのレストランのメニューにもあるほどです。

また、ポルトガルを代表する産業であるオリーブから造られるオリーブオイルは、国際市場において高い評価を受けています。

そして、ポルトガルには美味しいチーズもあります。クリーミーなものからドライなものまであり、ポルトガルで生産されているものの中では、ケイジョ・ダ・セーラと呼ばれるチーズが最も良いチーズの一つとして知られています。

エストレーラ山脈に伝わる、伝統的な方法で羊乳から作られた、硬化したバターチーズですが、食卓に彩りを添えます。

ポルトガルのワインやスイーツも世界的に有名

また、ポルトガル国内には、北部から南部に至るまで、特徴的で高品質のワインが造られています。ポルトガルで最も特徴的なワインといえば、ポートワインといって間違いないでしょう。

ポルトガルで生まれたこのユニークなワインは、ユネスコによって世界遺産に分類されている世界最古の境界地域、ドウロ渓谷の土壌と気候の恵みによって作り出されます。

ポートワインについて深く知れば、自然と人間が長い時間を共にすることで、良質で面白味のある製品が生み出されるということを改めて感じられるでしょう。

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驚きのポテンシャル!今飲みたいポートワインの魅力をまるっと解説

 

また、ポルトガル料理を語る上で、スイーツも忘れてはいけません。ポルトガルでは全国に点在する修道院で昔からスイーツが作られてきました。中には、修道院で発見された古代の修道院スイーツのレシピもあります。

これらのレシピには、砂糖、卵、アーモンドなどの共通の材料がよく使われます。最もよく知られているスイーツはは“パステルデベレン”(エッグタルト)です。

このタルトは、ジェロニモス修道院の僧侶が、修道院でかかる費用をまかなうために発売したとされ、今日でもパティシエによって作り続けられ、その味を忠実に現代に伝えています。

その他、ポルトガルを訪れた際に食べておきたいものはたくさんあります。

-ポルトガルのオリーブオイルとニンニクで味付けした焼き魚

新鮮な魚をシンプルに焼いた料理は感動ものです

-とても新鮮なヴィーニョヴェルデ(緑のワイン)

ポルトガルでしか生産されないフレッシュなワイン

-海沿いの街で食べるシーフードのカタプラーナ

ポルトガルでしか食べられないシーフードの鍋は、見た目も感動的

-ポルトで有名なフランセジーニャ

ポルトを代表する超ボリュームのあるクリーミーなサンドイッチ

-バイラーダ地方の子豚の丸焼き

古来から食べられる豚の料理。皮がパリッとしてジューシーな逸品

-パステルデナタを添えたコーヒー

小さなデミタスカップで飲む少量の濃いコーヒーが思い出に残ります

数々の料理が、旅の思い出に彩りを与えます。素朴ながら印象深い料理の数々がポルトガルでは味わうことができるのです。

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驚異のポルトガルグルメ7選とは?総選挙で選ばれた料理をご紹介

ポルトガルの料理で最も有名なのは干し鱈(バカリャウ)

干し鱈(バカリャウ)はポルトガル料理を代表する料理です。ポルトガル料理と言えばバカリャウ。と言われるほど、ポルトガルの食文化に密着したバカリャウについても見ていきましょう。

ポルトガルにおけるタラの漁とその塩漬けの文化は14世紀にまでさかのぼることができます。ポルトガル人がタラを理想的な魚と見なしたのは大航海時代の時で、長い海の旅に耐えたタラが重宝されたのです。

タラ漁の先駆けは、塩漬けしない状態で魚を天日で乾かし、船に乗せて運んだバイキングたちでした。中世においてポルトガル人は塩を製造していていて、北欧諸国との交渉の切り札として使用されていました。北欧諸国からタラを輸入し、かわりに塩を輸出していました。

“タラと言ったらノルウェー”は大航海時代から

タラ漁は現在のカナダのニューファンドランドとグリーンランドにおいて大型帆船によって行われていました。近代ではトロール船が使われています。

化学物質を使わない伝統的なポルトガルの天日干しと塩漬けの手法は、魚の栄養を損ないません。この手法により、独特の香り、風味、食感を保つことができるのです。

ポルトガルでは“ノルウェーのタラ”が有名ですが、この商品が登場したのも、大航海時代に、タラ漁と塩漬けの方法が組み合わさったこの時代からでした。

バカリャウはリスボンで火が付き国民食へ

このタラですが、何世紀もの間、一流の食べ物とは見なされていませんでした。 1790年頃に、バカリャウ料理がリスボンの街の人から注目されるようになり、街全体に行き渡り、次第に中流階級と上流階級の食生活にも溶け込んでいきました。

このようにして、バカリャウは、各地の貴族、医師、外国人、そして裕福な人々によって消費され始めたのでした。

ポルトガルには広大な海岸線がありますが、種類豊富な海産物が獲れるにも関わらず、漁獲高が低いため、はるか遠くのタラが国民食として根付くことになりました。国内のタラの年間消費量は、国民1人あたり55〜57キロと非常に高く、どれほど愛されているかがうかがえます。

世界で注目を浴びるポルトガルのバカリャウ

ポルトガルにはイワシやサバといった魚の漁場がありますが、タラは輸入量が多く、保存しやすく、栄養分が豊富でタラを使ったレシピも豊富です。現在ではタラはポルトガルの食のアイデンティティの一部となり、多くのレシピが世界中に紹介されています。

このように、バカリャウは安価で手に入ることや、保存のしやすさから、ポルトガルの人々の食生活に大きな変化をもたらし、どの家庭の食卓にも上るようになりました。今日では、グルメの多様性により世界中から注目される食材となっています。

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ポルトガル料理と言えばバカリャウなのはなぜ?その背景に迫る!

ポルトガル料理を構成する3大要素

各国の料理には、特徴的な食材や、また、食の構成があり、それらが組み合わさることによって、その国ならではの食文化を織りなします。ポルトガル料理も多くの特徴がありますが、それらはどのような構成で組み立てられるのでしょうか。大きな枠組みで見ていきましょう。

魚介類と肉料理

国境の総延長の約半分が海と接するポルトガルは、イワシとタラが、海水の冷たい遠洋で漁獲され、ポルトガル料理で最もよく使われる魚として知られています。また、ザル貝、ムール貝、など、天然の多種多様な貝もまた、ポルトガル人に好んで食される食材です。

肉料理に関しては、肉と内臓、特に豚肉の加工肉のハムやソーセージが際立つ郷土料理を各地で楽しむことができます。

ワイン

ポルトガルのワインの醸造の歴史は、国の誕生以前より古くから行なわれています。ポルトガル領土内における最初のブドウ園は紀元前2000年頃に始まったと考えられています。その後、多種多様な人々の影響を受け、ブドウ園の栽培と生産に大きな進歩をもたらし、今ではポルトガルの文化的シンボルして扱われるまでになっています。

ポルトガル国の創設により、ワインはその重要性が強く打ち出され、すぐに最も輸出される製品となりました。この流れは、ポルトガルがポルトガル帝国を通じて世界のさまざまな地域にワインを紹介した大航海時代まで続きました。

今では、一人当たりのワインの年間消費量が世界一になるほど、ワインが生活と密着し、楽しまれています。

スイーツ

ポルトガルのスイーツのほとんどは16世紀の修道院で生まれました。修道院の女性人口は主に信仰によってではなく、社会的な強要もあり、修道女を選択した女性で構成されていました。

それを示すように、ポルトガルのスイーツの名前の多くは、カトリック信仰の影響を受けています。修道院長の指輪(argolas da abadessa)、修道女の腹(barrigas de freira)、修道士のキス( beijo de frade)、天のスライス(fatias celestes)、天のぼろきれ(farrapos do céu)、天のご馳走(manjar celeste)、修道院長の耳(orelhas de abade)、修道院長の手のひら(palmas de abade)、天使の会話(papos de anjo)、天からのチーズ(queijos do paraíso)、ロトのパン(pão de ló)などです。※ロトは旧約聖書の登場人物

多くのお菓子は卵がベースになっています。 18世紀~19世紀にポルトガルはヨーロッパ、ひいては世界の主要な卵生産国になりました。しかし、これらの卵は、ワインを醸造する際に樽に入れワインを浄化させるために使われ、ワインを輸出することを目的として生産されていました。

さらには、卵白は女性の衣服にアイロンをかけるためにも使用されていました。当時のポルトガルには卵黄がたくさん残っていたため、その卵黄が美味しいポルトガルのお菓子の製造に使われたということです。

つまり、ワインの製造と、お菓子作りには切っても切れない結びつきがあったということです。

 

ポルトガルの食文化は魅力的なものばかり

以上見てきましたように、ポルトガルは美味しいものであふれることが運命づけられた土地と言っても過言でないくらい、良い食材に恵まれ、また独特な調理方法も多くあり、誰もが楽しめる食文化になっています。

魚、肉、チーズ、ワインなど、食の基本となるものがすべて国内で調達でき、また、古くより伝わるレシピが、現在においても大事にされているのを見ると、世界の美食家たちがポルトガル料理を楽しむのも納得できます。

是非、機会があればポルトガル料理を召し上がってみてください。きっと新しい発見があるはずです!

ポルトガルの料理と合わせたいポルトガルワイン

あまり知られていませんが、ポルトガルはワイン王国なのです。そんなポルトガルワインの魅力はなんといっても、その土地ならではのブドウを使った、オリジナリティ溢れる味わいです

1ヘクタールあたりのブドウの固有品種が世界最多といわれるポルトガル。多品種をブレンドした味わい深いワインが数多く生産されています。

そんな特徴を持つポルトガルワイン。以下ではAraiBrandオススメのワインをご紹介します。

ポルトガルワイン【赤】のおすすめ商品

口の中に広がるブドウ本来の果実味に、どこか懐かしさや温かみを感じられるのがポルトガルの赤ワインの特徴です。ここではおすすめのポルトガルの赤ワインを紹介していきます。

ドナ・エルメリンダ

ジャパンワインチャレンジ2019銀賞を受賞したワインです。色調は濃く深い赤色で、マデイラの香りや高級な完熟した赤肉系果実の香りが漂う質のまろやかなタンニンが感じられます。心地よい味のハーモニーが長く口に残る赤ワインです。

原産地:ポルトガル/セトゥーバル地方

品種:カステラォン、カベルネ・ソーヴィニョン、トウリガ・ナショナル

味わい:ミディアムボディ

詳しくはこちらから【ドナ・エルメリンダ】

キンタ・ダ・レデ レゼルヴァ

熟した果実の複雑な風味をはっきりと感じられます。トーストを感じさせるベリー ジャム、チョコレートや濃い色合いの花の香りがほのかに漂い、バランスの良い、骨格のしっかりした飲み口です。

原産地:ポルトガル/ドウロ地方

品種:トウリガ・ナショナル40%、トウリガ・フランカ30%、ティンタ・ロリス30%

味わい:フルボディ

詳しくはこちらから【キンタ・ダ・レデ レゼルヴァ】

ポルトガルワイン【白】のおすすめ商品

ポルトガルの白ワイン用ブドウ品種はほぼ土着品種で、その種類も多岐にわたります。ポルトガルにはイワシなどの魚を塩焼きで食べたり、フリットにして食べる文化があります。日本と共通した食文化があるという点でも、ポルトガルの白ワインは、日本の食にも合わせやすいワインです。その中でも白ワインのオススメをご紹介します。

ドナ・エルメリンダ【白】

アジア最大規模のワインコンテスト「ジャパンワインチャレンジ」にて、2019年金賞を受賞した白ワインです。
色調は緑がかった麦の穂色。濃厚なトロピカルフルーツとはちみつの香りが漂います。酸味と甘み、アルコールと果実感の複雑な味わいで、余韻は長く口の中に残ります。

原産地:ポルトガル/セトゥーバル地方

品種:シャルドネ、アリント、アンタオン・ヴァス、フェルナオン・ピレス

味わい:辛口

詳しくはこちらから【ドナ・エルメリンダ白】

レゲンゴス セレクション

色調は透明感のある麦の穂色。熟したマンゴーやパッションフルーツのアロマの香りと共に、バランスの取れたフレッシュな味わいが楽しめます。

原産地:ポルトガル/アレンテージョ地方

品種:アンタォン・ヴァス60%、ゴウヴェイオ40%

味わい:辛口

詳しくはこちらから【レゲンゴスセレクション】

ヴィーニョヴェルデのおすすめ商品

爽やかでキレのある酸とフルーティな果実味に溢れ、軽やかな辛口のヴィーニョヴェルデ。アルコール度数が低めで飲みやすく、ワイン初心者でも親しみやすい味わいも魅力です。飲み疲れることなくカジュアルに楽しめるグリーンワインは、国内でも人気がでてきています。そんなヴィーニョヴェルデのおすすめをご紹介します。

ヴェルデガル・ブランコ

グリーンアップルや柑橘系果実のアロマ漂う、フレッシュでほのかな甘みのあるライトボディなワインです。バーニャカウダなどの野菜料理、白身魚の料理と好相性。ライトで微発泡なので、乾杯の一杯にもおすすめです。特に春から夏のシーズンのお食事に、4~8℃までしっかり冷やしてお飲みください。

原産地:ポルトガル/ヴィーニョヴェルデ地方

品種:アリント、アゼル、ロウレイロ、トラジャドゥラ

味わい:中辛口

詳しくはこちらから【ヴェルデガル・ブランコ】

フガス

フルーティで軽快、滑らかな口当たり。柑橘系の色調を持ち、モダンで爽やかなワインです。8~10℃にキリッと冷やしたヴィーニョ・ヴェルデ「フガス」は、白身魚の料理、鶏肉のような淡白な肉料理と相性が抜群です。

原産地:ポルトガル/ヴィーニョヴェルデ地方

品種:ロウレイロ、トラジャドゥラ

味わい:辛口

詳しくはこちらから【フガス】

 

ポルトガルワインを通販で1本からご購入頂けます

ワインは専門店でお買いになっている方も多いかと思います。しかし、現在ではお好きなお店のネット通販でワインを購入できるようになってきています。国内でも、ワインを楽しむ人が増えてきて、そのニーズの高まりとともに、気軽にネット通販で購入するできるように環境が整ってきています。

しかし、ワインなどの飲料をネットで購入する際の問題は、インポーターがレストランなどに直接販売するために、個人で買う際もケースで買わなければならないということが起こりうるということです。

AraiMartでは、20種を超えるポルトガルワインを1本からご注文いただけます。ポルトガルにグループ会社があるため、 日本でなかなか出会えないポルトガルワインを、お求めやすい価格でご提供しています。国内でも人気が高まってきているヴィーニョヴェルデももちろんごお取り扱いしております。ご自宅のセラーに、ポルトガルの彩りを添えてみるのはいかがでしょうか。

AraiMartのポルトガルワインを覗いてみる

ポルトガルに世界最高峰のチーズあり!一族が支える伝統の味とは!

ポルトガル北東部、内陸の地セロリコ・ダ・ベイラでは、経験豊富な自然愛好家さえも驚く、古くから継承されてきた特有の文化があります。それがこの地方特有の名物”Queijo Serra da Estrela”(セラ・ダ・エストレラチーズ)の製造です。

今回は、このポルトガルが世界に誇る伝統的なチーズについて詳しく見ていきましょう。

大自然に囲まれて育つ子羊からとるミルク

この地方は、谷や丘に溶け込むように散在する巨大な丸い岩石や、オリーブの木、松の木、ミモザ、ブドウの木などが特徴で、牧草地で覆われた地域もあり、自然の多様性を感じられる魅力的な土地です。

このように、豊かな自然に恵まれたセロリコ・ダ・ベイラは、ポルトガルで2番目に数の多い、“Bordaleira da Serra da Estrela”という羊の品種発祥の地でもあります。

その羊たちを丹精に精魂込めて飼育しているのが、代々続くミルク生産者たちです。子羊は非常に早く離乳され、素晴らしい牛乳やチーズを生み出す子羊に育てられます。

これらの羊は、血統書を有する固有の品種で、その羊たちは良質のミルクを作り出すことで知られています。そのミルクこそが、ポルトガルで最も認められているチーズ、Queijo Serra da Estrela(セラ・ダ・エストレラチーズ)の製造における鍵となるのです。

家族経営によって受け継がれてきた技と味

約2,000年前、ポルトガルがまだローマ帝国支配下にあった時代、ローマ軍の将校だったイベリア半島生まれのコルメラは、最も古い農業条約である「クリエイターズマニュアル」において、セラ・ダ・エストレラチーズの製造についてすでに解説しています。

このチーズが持つ繊細さは、単純に技術で成し遂げられるものではなく、古くから伝わる製造プロセスによってのみもたらされます

チーズ工場の労働力のほとんどは家族的なもので、家族経営特有の雰囲気のなかでチーズが作られます。何世紀もの間門外不出だったその製法は、代々受け継がれてきました。誇り高き一族は、セラ・ダ・エストレラチーズを比類のなきものにするために、細心の注意を払って仕事を続けてきました。

例えば、職人独特の知識をによると、作業を行う手は、搾乳からミルクの機械への充填まで、常に冷やした状態で行う必要があるといいます。まるで寿司職人のこだわりのように、もしくはそれ以上の業がそこにはあるのです。

ポルトガルの最高峰チーズはこうして作られる

この類まれなるチーズの製造は、羊の2代品種である、“Bordaleira da Serra da Estrela”または“Churra Mondegueira”のいずれかを使用するという、慎重なミルクの選定から始まります。

その後、フレッシュチーズの一種であるカードの形成に適した容器に移されます。そして事前に乳鉢で粉砕しておいた地産のチョウセンアザミ(アーティチョーク)が使用されます

ホエーが抽出されたら、凝固が起こらないように注意しながら、カードを時々攪拌します。最後に、カードを軽く押し固めて、ホエーを必要な量だけ抽出します。

カードを型に入れ、残りのホエーを適度に乾燥させながら抽出し、カードを数回回転させます。塩漬け後、チーズは熟成のため、少なくとも30日間置かれます

この作業工程で出たホエーは、Requeijão(クリームチーズ)の製造に使用され、このチーズはポルトガルではカボチャのお菓子(Doce de Botelha)と共に食されます。

チーズの伝統は制度で守る

セラ・ダ・エストレラチーズを最高の状態でテーブルまで届けるために、認定商品に指定され、製造プロセス全体が厳格な基準に従って検査されています。

このようにして、D.O.C.(原産地統制名称)で定められた地域であるセロリコ・ダ・ベイラで、ポルトガル最高品質のチーズ、セラ・ダ・エストレラチーズが作られるのです。

チーズと言えば一緒に合わせたいのがワインです。そんなチーズに合うワインも盛んに作っているのがポルトガルです。ここではポルトガルワインを紹介します。

チーズに合わせたいアルバリーニョとはどのような品種?

濃厚なチーズを、まろやかに口の中でなじませてくれるのが、アルバリーニョのワインです。

アルバリーニョはイベリア半島の北西部で栽培される白ブドウの品種の一つです。スペインのガリシア州やポルトガルのミーニョ地方の土着品種で、世界的に産地として有名なのはガリシア州です。

ブドウの実は小粒で緑色をしており、果皮が厚いためウドンコ病などの病害にも強く、ポルトガルでも大切に育てられている、白ワインの高級ブドウ品種です。

アルバリーニョ最高峰のワインは日本で飲めます

お酒は好きだけど、ビールの苦みが苦手という方に、爽やかでシトラスなヴィーニョヴェルデは美味しくお飲み頂けます。フレッシュで爽快な飲み口が、食欲もそそります。素材の味を楽しみたい方にお勧めなのが、味の邪魔をせず素材の味を引き立たせてくれるこのアルバリーニョ。ここではAraiMartで購入できるプロヴァンのワインをご紹介します。

ヴァランダ・ド・コンデ【ヴィーニョヴェルデ】

フレッシュな南国果実を感じさせる、非常にエレガントでフルーティーな風味 。全体のバランスが良く、厳選されたアルヴァリーニョとトラジャドゥーラが最高のハーモニーを奏で、果実味と新鮮さが特別な味わいを与えています 。8~10℃にキリッと冷やしたヴィーニョヴェルデ「ヴァランダ・ド・コンデ」は、シーフード料理や和食と相性が抜群です。

原産地:ポルトガル/ヴィーニョヴェルデ地方

品種:アルヴァリーニョ、トラジャドゥーラ

味わい:辛口

詳しくはこちらから【ヴァランダ・ド・コンデ】

 

コート・デ・マモエラス スパークリング辛口

2021年の“50 Great Sparkling Wines of the World 2021”において、95点という高得点で金賞に輝いたワイン。果実やミネラル・香ばしさを感じさせる複雑なアロマを、きめ細かな泡が引き立てます。厚みがある辛口で、ほどよい酸味を感じ、余韻はアルヴァリーニョの持つフルーティーさが広がります。

原産地:ポルトガル/ヴィーニョヴェルデ地方

品種:アルヴァリーニョ100%

味わい:辛口

詳しくはこちらから【コート・デ・マモエラス】

 

AraiMartでは、40種を超えるポルトガルワインを1本からご注文いただけます。ポルトガルにグループ会社があるため、 日本でなかなか出会えないポルトガルワインを、お求めやすい価格でご提供しています。

国内でも人気が高まってきているヴィーニョヴェルデももちろんごお取り扱いしております。ご自宅のセラーに、ポルトガルの彩りを添えてみるのはいかがでしょうか。

AraiMartのポルトガルワインを覗いてみる

ポルトガル料理と言えばバカリャウなのはなぜ?その背景に迫る!

干し鱈(以下バカリャウ)はポルトガル料理という枠を超えて、ポルトガルという国を代表する特徴ともいえるグルメです。

塩漬けにして干されたタラを、水で戻したものを調理するのですが、そのバカリャウを使った料理は、365通り以上ポルトガルに存在するとも言われ、ポルトガル人の間で最も人気のある食材の 1 つです。今回はそのバカリャウについて詳しく見ていきましょう。

大航海時代の保存食だったバカリャウ

ポルトガルにおいてバカリャウが食べられるようになったのは何世紀も前のことです。ポルトガルにおけるタラ漁とタラの塩漬けに関する最初の記録は、14世紀にまでさかのぼることができます。

大航海時代に長い航海に耐えることのできる食材として、タラが理想的な魚であることを発見したのが、ポルトガルのバカリャウ文化の起源だと言われています。

タラ漁の先駆者は北欧のバイキングで、彼らは塩漬けするための塩がなくても、屋外で乾燥させ、ボートに積み込んで運搬していました。

中世になると、塩田によって塩を大量に生産していたポルトガル人は、その塩を使って北欧諸国と交渉し、鱈を輸入していました

タラを求めてニューファンドランドまで

本格的なタラ漁はカナダ東岸のニューファンドランドとグリーンランドで始まりました。大型の帆船での漁が主流でしたが、技術が発達するとトロール船で漁が行われるようになりました。

ポルトガルの伝統的な魚の処理法だった乾燥と塩漬けは、化学物質を使うことなく、魚の栄養素をそのまま維持することができます。この処理法がタラに応用され、バカリャウが持つ独特の香りや、風味、食感が活かされることになりました

今ではポルトガルで当たり前のように使われている「ノルウェー産のタラ」というブランドは、古く大航海時代には登場していたのです。

国を挙げてタラ漁へ

1506年には、当時の政府がタラの輸入に目を付け、ドウロ地方とミーニョ地方の沿岸に入港するタラに課税しました。しかし、ポルトガル船によるタラ漁は不定期だったため、フィリップ王朝の時代にはこの税は廃止されました。

それまで船乗りの保存食だった塩漬けタラがポルトガル国内で本格的に消費され始めたのは 17世紀の頃でした。そして1835年にポルトガルはついに国を挙げてタラの漁に行くために、リスボンの漁師を組織し、ニューファンドランドへでの漁を大々的に再開したのでした。

ポルトガル国内では、何世紀もの間、タラは一流の食材とは見なされていませんでした。1790年代になると、リスボンにおいて、バカリャウが一気に認知され、リスボンの街中で消費されるようになり、中流階級や上流階級の食卓にも上るようになりました

この頃から、リスボンの高級住宅地、バイロ・アルト地区、プリンシペ・レアル地区、エストレーラ地区などに住む貴族や医師、外国人、富裕層などがバカリャウを消費し始め、18 世紀から19 世紀の間には、王室御用達のバカリャウのサプライヤーが居たというほど珍重されました。

エスタド・ノヴォに影響を受けるバカリャウ文化

エスタド・ノヴォ(新しい国家の意)とは、ポルトガルが経験した長期独裁政権(1933-1974)の時代を指す言葉で、この頃に国の価値観も変化し、それに伴いタラの扱いについても大きな影響を受けることになります。

1937年にはポルトガルの歴史において唯一のタラ漁師によるストライキが行われました。時のサラザール政権は、これに対し漁師を支援、保護、そしてタラ漁を奨励するなどの措置を講じました

ポルトガルにおけるタラ漁のピークは1950年から1960年代で、タラの水揚げ量は1934年に比べて約60%も増加しました。

労働環境は決して良いものとはいえず、タラ漁は危険と隣り合わせの漁です。海上に発生する霧と、行く手を阻む氷山が、タラ漁を危険なものにする主な障壁で、それに加え強風と海のうねりによって、転覆の恐れもあります。

その劣悪な環境下でも漁を可能にしたのは、釣り糸を使った釣りのテクニックや、職人的な甲板での作業、船上での塩漬けの技術のなどの漁師が受け継いできた技でした。

ポルトガルはバカリャウで世界一に

ポルトガルは水揚げするタラに強い自信を持っています。ニューファンドランド、ノルウェー近海、スヴァールバル諸島において国内で13隻の船でタラ漁を展開し、自国でタラ漁を完結させ、品質維持に努めています。

それらのタラは塩漬けにされ、冷凍されたものがブラジル、フランス、アンゴラ、イタリアなどに輸出されています

1958年には、世界一の塩漬けタラの生産国としての地位を確立し、国際市場においても広く認知されるようになりました。しかし1960年代以降は、海運に関する法律の改正と、この過酷な職業に就きたいという人材が減少したため、漁の維持が難しくなってきているという現状があります

高い栄養価のバカリャウ

タラは消化されやすく、高タンパクで、ヨウ素、リン、ナトリウム、カリウム、鉄、カルシウムなどのミネラルとビタミンB群が豊富に含まれています。

脂肪の少ない魚で、人間の体内で生成されない多価不飽和脂肪酸を採ることができ、そのなかでもオメガ3が際立っていて、心血管系の保護や、癌を予防にも繋がり、免疫系の発達にも重要な成分が多く含まれています

タラの塩漬けの過程で、水の中で塩抜きすることによって、余計な塩分は取り除かれます。そして調理に塩を使わずにオリーブオイルを使用し、芳香にハーブを添えるだけで料理として完成する、シンプルで健康的な食材なのです。

ポルトガルのアイデンティティに

バカリャウは、安価で、保存が容易なため、ポルトガル人の食生活において非常に重要な食材となっています。 そして、さまざまなアレンジを加えることができるシンプルな味から、日常的な料理の材料として愛され続けています

ポルトガルにはヨーロッパでも有数の長く続く海岸線があります。沿岸で獲れる魚介の種類もとても豊富で、魚の年間消費量は、国民 1 人あたり55キロから57キロと近年の日本よりも魚を食べる国と言えます

そんな魚と共に暮らすポルトガル人が、遥か遠くのタラを獲りに行くことで、ポルトガル人のアイデンティティともいえる食文化が生まれたのです。

イワシ、サバなども日常的にに食べられますが、保存が容易で、栄養価が高く、用途が広いタラの消費量は多く、今日も数多くの家庭でバカリャウが食卓に上がっていることでしょう。

バカリャウに合わせたいワイン

調理する前に塩抜きがされるバカリャウですが、塩味は残り、独特の発酵の香りも残るのがバカリャウ料理の特徴です。身は弾力性が強いため、噛めば噛むほどその味わいが口の中に広がります。そんなバカリャウ料理と合わせたいワインをご紹介します。

ポルトガルワイン【赤】ならこれ!

口の中に広がるブドウ本来の渋みや酸味に、どこか懐かしさや温かみを感じられるのがポルトガルの赤ワインの特徴です。バカリャウ料理と合わせたくなる赤ワインはこちら。

ドナ・エルメリンダ

ジャパンワインチャレンジ2019銀賞を受賞したワインです。色調は濃く深い赤色で、マデイラの香りや高級な完熟した赤肉系果実の香りが漂う質のまろやかなタンニンが感じられます。心地よい味のハーモニーが長く口に残る赤ワインです。

原産地:ポルトガル/セトゥーバル地方

品種:カステラォン、カベルネ・ソーヴィニョン、トウリガ・ナショナル

味わい:ミディアムボディ

詳しくはこちらから【ドナ・エルメリンダ】

ポルトガルワイン【白】ならこちら

ポルトガルの白ワイン用ブドウ品種はほぼ土着品種で、その種類も多岐にわたります。口に広がるバカリャウの塩味とのマリアージュを楽しめるワインはこちらです。

ドナ・エルメリンダ【白】

アジア最大規模のワインコンテスト「ジャパンワインチャレンジ」にて、2019年金賞を受賞した白ワインです。
色調は緑がかった麦の穂色。濃厚なトロピカルフルーツとはちみつの香りが漂います。酸味と甘み、アルコールと果実感の複雑な味わいで、余韻は長く口の中に残ります。

原産地:ポルトガル/セトゥーバル地方

品種:シャルドネ、アリント、アンタオン・ヴァス、フェルナオン・ピレス

味わい:辛口

詳しくはこちらから【ドナ・エルメリンダ白】

レゲンゴス セレクション

色調は透明感のある麦の穂色。熟したマンゴーやパッションフルーツのアロマの香りと共に、バランスの取れたフレッシュな味わいが楽しめます。

原産地:ポルトガル/アレンテージョ地方

品種:アンタォン・ヴァス60%、ゴウヴェイオ40%

味わい:辛口

詳しくはこちらから【レゲンゴスセレクション】

ヴィーニョヴェルデももちろんおすすめです

爽やかでキレのある酸とフルーティな果実味に溢れ、軽やかな辛口のヴィーニョヴェルデ。アルコール度数が低めで飲みやすく、ワイン初心者でも親しみやすい味わいも魅力です。濃縮されたバカリャウの味を、ごくっと喉ごしで味わいたい方はこちらのワインがおすすめです。

ヴェルデガル・ブランコ

グリーンアップルや柑橘系果実のアロマ漂う、フレッシュでほのかな甘みのあるライトボディなワインです。バーニャカウダなどの野菜料理、白身魚の料理と好相性。ライトで微発泡なので、乾杯の一杯にもおすすめです。特に春から夏のシーズンのお食事に、4~8℃までしっかり冷やしてお飲みください。

原産地:ポルトガル/ヴィーニョヴェルデ地方

品種:アリント、アゼル、ロウレイロ、トラジャドゥラ

味わい:中辛口

詳しくはこちらから【ヴェルデガル・ブランコ】

もっと詳しくポルトガルワインについて知りたい方は、こちらもご覧になってください。

ポルトガルワインまとめ。知りたいをぎゅっと凝縮!

 

 

『あの人に贈りたい』ポルトガルワインのギフトセット登場

ワインギフト

AraiBrandでは、世界で広がるネットワークで得た情報をもとに、各国の魅力的で美味しいものを直接輸入しています。その中でもポルトガルワインには特に力を入れいて、20種類を超えるワインを、現地のワイナリーに直接赴き、生産者の声を聞き、ダイレクトに輸入しています。

ポルトガルのワインは世界的には高評価を得ているものの、日本国内ではまだまだ認知度も低く、その味の良さにもかかわらず、ほとんど流通していません。飲める場所も、ポルトガル料理専門店か、一部の飲食店と限られていて、実際に口にする機会も非常に少ないのが現状です。

ポルトガルワイン通販アライマート

贈り物にポルトガルギフトセットを

そんな中、ECサイトAraiMartでお買い物をされる方から、「どのワインを買ってよいかわからない」、「送料無料になるまで商品を選ぶのに時間がかかる」、「とにかくポルトガルワインのおすすめが知りたい」などの声が寄せられてきました。

私たちも自信をもって厳選したワインのみを取り扱っていますが、味もわからないのにどれを買っていいかわからないお客様の声にお応えしたい。そのような想いから、この度AraiBrandではポルトガルワインのギフトセットを販売する運びとなりました。

この度ご用意したギフトセットはポルトガルを代表するワイナリー、『Casa Ermelinda Freitas』(カーザ・エルメリンダ・フレイタス)のみを厳選し、お求めやすい形でご提案させていただいています。

ギフトセットはグレード別に3種類ご用意しております。お祝い事、父の日母の日、お中元、お歳暮、そして自分へのご褒美など、様々なシーンにご利用いただけるセットになっていますので、是非一度セット内容をご覧ください。

ポルトガルカジュアルギフト

カジュアルセット(ポルトガルワインギフト)

これから来るポルトガルワインブームを先取りする、ポルトガルをグッと身近に感じられるワインセットの登場です!​コスパ重視の方が、ポルトガルワインの「赤・白・ヴィーニョヴェルデ」の3種のワインを手軽に楽しめるベストなセットになっています。

まだポルトガルワインを飲んだことのなくポルトガルワインを楽しんでみたい方、自分へのご褒美として色んなワインをそろえておきたい方、ご友人とワインパーティに使用するなど、楽しみ方色々なセットです。

是非お気軽にお試しください。

 

①ドナ・エルメリンダ(白)
色調は緑がかった麦の穂色。
濃厚なトロピカルフルーツとはちみつの香りが漂います。
酸味と甘み、果実感の複雑でバランスのいい味わい。その余韻は長く口の中に残ります。

使用品種:シャルドネ、アリント、アンタオン・ヴァス、フェルナオン・ピレス
味わい:辛口 アルコール:13.5度
適性温度:12-14℃

ドナエルメリンダ 白ワイン

②ドナ・エルメリンダ(赤)
色調は濃く深い赤色。樽の香りや、完熟した赤肉系果実の上品な香りが漂います。
「この味で、この価格?」と何人ものワイン好きをうならせたワインです。

使用品種:カステラォン、カベルネ・ソーヴィニョン、トウリガ・ナショナル
アルコール:14.0度
適性温度:16-18℃

ドナエルメリンダ 赤ワイン

 

③フガス(ヴィーニョヴェルデ)
トロピカルフルーツや柑橘系を思わせるフルーティーな香り。
軽快で爽やかな飲み口で、余韻はエレガントで味わい深い風情が漂います。

8~10℃にキリッと冷やしたヴィーニョ・ヴェルデ「フガス」は、
白身魚の料理、鶏肉のような淡白な肉料理と相性が抜群です。

使用品種:ロウレイロ、トラジャドゥラ
味わい:辛口 アルコール:11.0度
適性温度:8-10℃

Fugaz ヴィーニョヴェルデ

ポルトガルおすすめギフト(送料無料)

おすすめセット(ポルトガルワインギフト)

どんなワインを買えばいいかわからない方にピッタリ。ポルトガルの”いいとこ取り”のセットがAraiMartについに登場!​これだけでおつまみも楽しめる欲張りなセットとなっております。​

​誰も教えてくれなかった美味しいポルトガルのワインが今ここに。​ご自宅で色んなワインを楽しみたい方や、ワイン好きのご友人への贈答用にも最適です。​

是非この機会にポルトガル自慢のワインをお楽しみください。

①ドナ・エルメリンダ レゼルヴァ(白)
エルメリンダ レゼルバ 白ワイン

受賞一覧
【独】ベルリン・ワイン・トロフィー2020(冬季) 金賞
【英】ソムリエ・ワイン・アワード2020 金賞
【仏】レ シタデル デュ ヴァン2020 金賞

熟成を感じさせる黄金がかった黄色。甘い香りと柑橘系果実のアロマがあり、樽の香りとよくマッチしています。
口に含むと、コクがありクリーミーで、エレガントな余韻が長く続きます。

使用品種:シャルドネ、アリント、ヴィオニエ
アルコール:13.5度
適性温度:12-14℃

②ドナ・エルメリンダ レゼルヴァ(赤)
エルメリンダ レゼルバ 赤
色調は濃く深い赤色。
赤肉系果実、燻製、スパイスや熟したジャムの豊かな香りが漂います。

しっかりとした骨格。タンニンは感じますがまろやかで、よく調和しています。

牛肉や鹿肉などの赤身肉の料理、風味の強めなチーズと相性抜群です。

使用品種:カステラォン、トウリガ・ナシオナル、トリンカデイラ、カベルネ・ソーヴィニョン
アルコール:14.5度
適性温度:16-18℃

③マサリコ・グリーンオリーブ(種有り) 350g瓶
④マサリコ・ブラックオリーブ(種有り) 350g瓶


創業90年を誇るポルトガル国内のオリーブトップブランド「Maçarico」の看板商品。

⑤サルドマル・クリスタル(粗塩) 20g瓶
ポルトガル最大の製塩会社「Salexpor」のブランド、サルドマル。
ローマ時代から続く製法で、歴史ある塩田にて作られた天日塩。
最低限の洗浄で、ミネラル分を残した粗塩です。

ポルトガルプレミアムギフト(送料無料)

プレミアムセット(ポルトガルワインギフト)

美味しいワインを楽しみたい方だけにおすすめする、ハイクオリティなポルトガルワインのセットです。本気でポルトガルワインを楽しみたい方に。

ワンランク上の、日常の彩りを変える、AraiMartとっておきのワインをご用意いたしました。​ご自宅で色んなワインを楽しみたい方や、ワイン好きのご友人への贈答用にも最適です。​

是非この機会にポルトガル自慢のワインをお楽しみください。

①ドナ・エルメリンダ レゼルヴァ(白)
エルメリンダ レゼルバ 白ワイン
受賞一覧
【独】ベルリン・ワイン・トロフィー2020(冬季) 金賞
【英】ソムリエ・ワイン・アワード2020 金賞
【仏】レ シタデル デュ ヴァン2020 金賞

熟成を感じさせる黄金がかった黄色。甘い香りと柑橘系果実のアロマがあり、樽の香りとよくマッチしています。
口に含むと、コクがありクリーミーで、エレガントな余韻が長く続きます。

使用品種:シャルドネ、アリント、ヴィオニエ
アルコール:13.5度
適性温度:12-14℃

②ドナ・エルメリンダ レゼルヴァ(赤)
エルメリンダ レゼルバ 赤

色調は濃く深い赤色。
赤肉系果実、熟したジャムの豊かな香り、スパイスやスモーキーなアロマも感じます。

しっかりとした骨格。タンニンは感じますがまろやかで、よく調和しています。

牛肉や鹿肉などの赤身肉の料理、風味の強めなチーズと相性抜群です。

使用品種:カステラォン、トウリガ・ナシオナル、トリンカデイラ、カベルネ・ソーヴィニョン
アルコール:14.5度
適性温度:16-18℃

③キンタ・ダ・ミモザ(赤)
ミモザ 赤ワイン

色調は濃いガーネット色。上質なタンニンと、程よい凝縮感。
熟した赤い果実の香りと、フレンチオーク樽由来のバニラ香やスパイスのニュアンスが、完璧に調和。
非常に複雑で骨格のしっかりとしたワイン。

余韻は非常に長く続きます。

赤身肉のグリル、炭火焼、濃厚な味わいのチーズと相性抜群です。

使用品種:ペリキータ(カステラォンの現地名)
アルコール:14.5度
適性温度:16-18℃

④サルドマル・クリスタル(粗塩) 20g瓶
ポルトガル最大の製塩会社「Salexpor」のブランド、サルドマル。
ローマ時代から続く製法で、歴史ある塩田にて作られた天日塩。
最低限の洗浄で、ミネラル分を残した粗塩です。

安心してご活用いただけるポルトガルワインギフトセット

以上、どのギフトセットも、ポルトガルを存分に楽しめるセットになっています。ポルトガルのワインを飲んだことのある方も、まだ飲んだことない方も、AraiBrandが厳選しておすすめするワインのみをギフトに詰め込みましたので、どうぞご安心してご利用ください。

ご贈答用として便利な名入りのし紙の対応もしております。ちょっとした返礼や、直接お会いできないご友人へのプレゼントなどにも、是非ご活用ください。

ギフトセットのサイトに進む

もっと詳しくポルトガルワインについて知りたい方は、こちらもご覧になってください。

ポルトガルワインまとめ。知りたいをぎゅっと凝縮!

 

ポルトガル料理大人気スイーツ”エッグタルト”。なぜ世界的な人気に?

pastel de nata

ポルトガルのスイーツ、エッグタルトをご存じでしょうか?ポルトガルでは”Pastéis de Nata”(パステイス・デ・ナタ)とよばれ、ポルトガルの典型的なスイーツとされ、今では世界中で人気のお菓子です。

このスイーツは19世紀初頭に登場し、今なお魅力的で香りの良い、美味しいデザートとしてポルトガル人に愛されています。

ポルトガルのエッグタルトについて知るには、まずはオリジナルとされる“Pastéis de Belém”(パステイス・デ・ベレン)の起源、そしてどのように広まり、現在どのようなスイーツとしてみなされているのかを知らなければなりません。この魅惑のスイーツの歴史を紐解いていきましょう。

パステイス・デ・ベレン物語

およそ200年前まで遡れるパステイス・デ・ベレンの歴史は、今なお物語や伝説を交えて語り継がれています。ポルトガルで語られる最も古いブランドである“パステイス・デ・ベレン”は、ポルトガルのリスボン地区に位置する街、ベレンにあるジェロニモス修道院の僧侶によって開発され、19世紀の初めに世に出たといわれています。

彼らは、当時小麦粉と卵白を使ったウェハースの製造していて、余った卵黄をどうにか利用したいと思っていました。そこで、エッグタルトを開発に着手したのでした。

彼らは小ぢんまりとしたベレンのパン屋さんで菓子作りをしていたので、他に秘密が漏れることなく、この新しいスイーツのレシピを知っていたのは彼らだけでした。

この当時の修道院の聖職者たちは生計を立てるために、スイーツを作って販売していました。しかし、1920年に、国内でリベラルな革命が起こり、すべての僧侶と尼僧(にそう)は修道院を去らなければなりませんでした。

その結果、修道院でスイーツを作っていたパティシエを含む、修道院に住む従業員たちは、新しい職を探さなければなりませんでした。

そこで、運命的な出会いが訪れます。修道院の菓子職人の1人が、古い製糖所を所有していた商人、ドミンゴス・ラファエル・アルベスと出会うのです。

彼はレシピに興味を示し、秘密裏に準備を進め、当時の僧侶と共にスイーツづくりを始めたのでした。

その後、ドミンゴスは“パステイス・デ・ベレン”と名付けたスイーツの販売を開始しました。始めは製糖所で販売していましたが、軌道に乗ると『ベレンの古い菓子店』(A antiga confeitaria de Belém)という店を立ち上げ、大々的に販売を始めたのでした。

秘伝スイーツが徐々に話題に

秘伝のスイーツがドミンゴス・ラファエルの菓子店で販売されていた当時、ベレン地区はリスボンの一部ではありませんでしたが、この地区に位置するジェロニモス修道院とベレンの塔は、リスボンだけでなく他の地域からの訪問者が集まるスポットになっていました。

これにより自然と観光客の足が菓子店に向かい、秘伝スイーツの名声がポルトガル全土に広まったのでした。

20世紀になると、ベレン地区に行って修道院などのモニュメントを観光した後に、有名な“パステイス・デ・ベレン”を買い求めることが観光客の王道ルートになったのです。

リスボンが国際的な観光都市としての評判が上がると、スイーツの噂は国境を越え、ニューヨークや、アジアの日本にまで届くようになりました。しかし、この秘伝のレシピについては一切公開されることがなく、秘伝のレシピとして門外不出を守り抜いているのです。

厳重に管理されるオリジナルレシピ

世界中のスイーツ愛好家やパティシエが、リスボンでこの秘伝のスイーツのレシピを手に入れようと試みました。しかし、今日に至るまで、パステイス・デ・ベレンの製造工場である”Oficina do Segredo”の工場長とマスターは、機密保持契約を結び、外部へのレシピの漏洩が無いような体制を守り続けています

当時『ベレンの古い菓子店』としていた店名は、現在では菓子の名である『パステウ・デ・ベレン』(Pastel de Belém)に変わっています。

このブランドのオーナーは、企業秘密であるレシピを、誰とも共有することなく、秘伝の味を守り、レシピも一切開示せず、支店の開設やフランチャイズなども一切行わないという徹底ぶりです。

2011年には899,069票の中からパステイス・デ・ベレンが「驚異のポルトガルグルメ7選」の1つとして取り上げられました。

現在では、ポルトガル以外でも、ブラジル、中国、マレーシア、香港、そして日本などにもエッグタルトは伝わっていますが、「パステイス・デ・ベレン」と呼ぶのが許されているのはこの店のエッグタルトだけなのです。

ポルトガル文化に根付くスイーツ

エッグタルトは、ポルトガルの典型的なスイーツとしてポルトガルの文化に定着しているため、そのレシピや文化に関わるエピソードも存在します。

“パステイス・デ・ベレン”は、一般的には“パステイス・デ・ナタ”(Pastel de Nata)という名で広く知られています。このエッグタルトを販売する菓子店は、ポルトガルのどの都市にありますが、オリジナルと同じではありません。

前述のように、伝統的なオリジナルレシピで作られたスイーツだけが“パステイス・デ・ベレン”を名乗ることができます。この秘伝のレシピにより、本物は差別化されています。オリジナルに近づけようと工夫して各国で作られているものはエッグタルトと呼ばれています

パステイス・デ・ベレンでは毎日約2万個の菓子が製造・販売されています。観光客の多い週末には、この2倍にまでなるといわれています。

文化に溢れたポルトガルでは、「エッグタルトを食べる花嫁はもう指輪を外さない」ということわざがあるほどです。エッグタルトの甘さが幸せの象徴であるといわれるほど、愛されているのがこのスイーツなのです。

本物にインスピレーションを得たレシピ

オリジナルのレシピは公開されていませんが、オリジナルのパステイス・デ・ベレンを模倣したレシピは数多くあります。ポイントは珍しい材料を加えることではなく、その作り方にあると考えられています。

甘くて美味しいクリームは、ポルトガルの菓子作りにおいて典型的ともいえる“材料トリオ”、砂糖、牛乳、卵黄で作られていることは広く知られています。香り付けに、バニラやレモンの皮などのを加えるレシピもあります。

パイの生地は、小麦粉、バター、水、塩で作られたパイ生地に非常によく似ていて、食べる際には、温かいうちに、砂糖とシナモンを振りかけ食されます。

現在世界中で愛されているエッグタルトですが、本国ポルトガルにはこのような文化的・歴史的背景があるのです。もちろん各国のお菓子屋さんのパティシエが腕を振るって美味しいエッグタルトを作っていますので、その魅力に触れることは可能です。

しかし、ポルトガルに訪れる機会があれば、是非この伝統ある“パステイス・デ・ベレン”を味わってみてください。そして、門外不出の秘伝のレシピによって作られたスイーツを心ゆくまで味わってみてください。きっとポルトガルの新しい魅力に出会えるはずです。

エッグタルトにお酒を合わせるなら

エッグタルトやその他のスイーツに合わせるのにぴったりのお酒がポルトガルにはあります。それがポートワインを代表する酒精強化ワインです。食前酒、食後酒として飲まれることが多いこのワインは、デザートのスイーツとも相性がとてもよく、気軽にお酒を楽しみたい方におすすめです。

ここではAraiBrandがおすすめする酒精強化ワインをご紹介します。

モスカテル(モシュカテル) 【酒精強化】

色調は複雑な黄金色。この地域で伝統的な香りであるオレンジピールやはちみつを連想させるような香りがします。とても甘味があり、程よい酸味と調和して、フレッシュな味わいの余韻が、長く口の中に残ります。上品な味のお菓子とともに、デザートとして。食前酒にもぴったり。

産地:ポルトガル/セトゥーバル地方

品種:モスカテル・デ・セトゥーバル100%

味わい:甘口

詳しくはこちらから【モスカテル

もっと詳しくポルトガルワインについて知りたい方は、こちらもご覧になってください。

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ポルトガル料理と言えばカタプラーナ!魚介鍋はワインを片手に!

カタプラーナ鍋という調理器具をご存じでしょうか。この鍋はポルトガルではポピュラーな鍋で、主にポルトガル最南端の地方アルガルヴェの料理によく使われます。他の国ではあまり目にしない形をしていてるこの鍋で調理された料理にはファンが多く、歴史と伝統を感じさせ、ポルトガル料理を代表する鍋料理となっています。今回はそのカタプラーナ鍋について見ていきましょう。

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ポルトガル伝統のカタプラーナ鍋とは?

カタプラーナ鍋は、蝶つがいで固定された2枚貝のような金属製の鍋が、サイドロックによって固定できるようになっている鍋のことで、閉じている鍋を横から見ると、まるでUFOのような形状をしています

カタプラーナ鍋は元々亜鉛で作られていましたが、本国では現在では銅、アルミニウム、ステンレス製のものも販売されています。

鍋に入れたい具材の量に応じて、さまざまな寸法のカタプラーナ鍋があり、通常はシーフードですが、豚肉、玉ねぎ、さまざまなスパイス、ジャガイモや他の野菜などが生で入れられ、鍋を閉じて、それらを弱火で調理するのがこの鍋の一般的な使い方です。

カタプラーナ鍋と言えばアルガルヴェ地方

ポルトガル人が思い描く、夏季休暇を過ごすための最高の目的地は、ポルトガルのアルガルヴェ地方だと言われています。白い砂浜とサファイアブルーの海、そして新鮮な食材を使ったおいしい料理が食べられるからです。

アルガルヴェには海岸線が約200kmほどあるため、カタプラーナがこの地方で最も有名な料理であることや、新鮮な魚介類がアルガルヴェ料理の主な食材であることは不思議ではありません。

この地方特有のカタプラーナ鍋は、伝統的に金槌で打たれた亜鉛で作られていました、亜鉛はカタプラーナ鍋全体の優れた熱伝導を実現することで、料理に繊細と独特で比類のない風味をもたらすことに成功しました。

その後、現在と同じように銅で作られるようになりました。カタプラーナ全体に熱が加わるこのユニークな鍋の中では、他の鍋にはない特別な味わいが生み出されます

二枚貝のような形をしたドーム型の鍋には、ダッチオーブンのように鍋を密閉し、香りを充満させることで、風味が増す効果があります。食材の出汁から出た蒸気は、空気中に放出されずに、絶えず鍋の中を循環することで、鍋底に濃厚なスープが生み出されるのです

カタプラーナ鍋はポルトガルのお弁当箱?

アルガルヴェのカタプラーナの起源についてはほとんど知られていませんが、この地方がアラブ世界の支配下にあった時代に出現したとされています。18世紀にアレンテージョの街モウラが北アフリカのムーア人によって占領されたことで伝来したとされています。

北アフリカには、非常に古い調理器具が多くあります。その中にモロッコの“タジン”も伝わっていて、調理方法は、カタプラーナと非常によく似ています。

タジン鍋は伝統的に粘土で作られています。タジン鍋には、後世にカタプラーナにも導入された、密閉蒸気調理法が使用されていて、これによりゆっくりと低温で調理することが可能となります。

これと同様の鍋は古代文明より受け継がれていて、何千年もの間、シュメール人、エジプト人、バビロニア人、フェニキア人、ローマ人、アラブ人などの食文化を豊かにしてきました

ポルトガルに伝わったカタプラーナ鍋の昔の使用法といえば、砂地の地面に穴が開けられ、火の消えた炭をカタプラーナ鍋の上に置かれて調理されているというイメージが強いようです。

このタイプのアウトドアでの調理法は歴史的な記録にも残されていて、カタプラーナの形状を見ても、このような使用方法は不自然ではありません。

古くは、アルガルヴェの漁師がカタプラーナをお弁当箱として使用していたとも言われています。自宅でニンニク、タマネギ、オリーブオイル、野菜などの具材を鍋に詰め、食べる時に、海で獲れた魚介を加え、鍋の上に炭を乗せ調理するのです。

この際、地面に穴が開けられ、カタプラーナを熱い石炭の下に置き、砂で覆って調理したと伝えられているのです。

カタプラーナ鍋はヘルシーで合理的

カタプラーナ鍋による調理は、食材の香りを損なうことを防ぎ、食材の持つ豊かな風味を楽しむことができます。さらに、カタプラーナで調理すると、調理している間に余分なカロリーと脂肪が落ちるため、健康的な食事となります

そして、伝統的な銅のカタプラーナは、熱が均一かつ効率的に伝わるため、調理にかかかる余計な時間が短縮され、その結果、調理のための熱エネルギーを節約することができます。

カタプラーナ料理は通常、エビやアサリやムール貝、魚、イカ、タコなどのシーフードを組み合わせて作られます。典型的な地中海のレシピともいえる、アサリやシーフードを調理するために使用され、中でも最も有名なレシピといえば「アサリのカタプラーナ鍋」でしょう。

これらの料理は、アルバリーニョの白ワインのボトルをテーブルに置き、たくさんのトーストしたパンをソースに浸して食べるのが、ポルトガル風の食べ方です。

具材を入れて火にかけるだけで誰でも手軽に美味しくできるこの料理ですが、家で試したくても、どこで手に入るのかわからない方も多いと思います。

カタプラーナ鍋がない場合は、ダッチオーブン、またはその他の蓋のある厚底鍋で作ることもできますが、現在ではネット通販でカタプラーナ鍋を購入できますので、ご興味のある方は是非探してみてください。ご自宅のキッチンでアルガルヴェの味が味わえるはずです。

 

ポルトガルと言えばワイン!カタプラーナと併せてこちらの記事もご参照下さい。

ポルトガルワインまとめ。知りたいをぎゅっと凝縮!

アルバリーニョ最高峰のワインが日本でお飲み頂けます

カタプラーナ鍋とよく合うアルバリーニョというブドウ品種のワインをご紹介します。爽やかでシトラスなヴィーニョヴェルデのアルバリーニョは、強いお酒が苦手な方でも美味しくお飲み頂けます。

フレッシュで爽快な飲み口が、食欲もそそります。繊細な味付けの日本料理などにも料理の味の邪魔をせず、素材の味を引き立たせます

ヴァランダ・ド・コンデ【ヴィーニョヴェルデ】

フレッシュな南国果実を感じさせる、非常にエレガントでフルーティーな風味 。全体のバランスが良く、厳選されたアルヴァリーニョとトラジャドゥーラが最高のハーモニーを奏で、果実味と新鮮さが特別な味わいを与えています 。8~10℃にキリッと冷やしたヴィーニョヴェルデ「ヴァランダ・ド・コンデ」は、シーフード料理や和食と相性が抜群です。

原産地:ポルトガル/ヴィーニョヴェルデ地方

品種:アルヴァリーニョ、トラジャドゥーラ

味わい:辛口

詳しくはこちらから【ヴァランダ・ド・コンデ】

 

コート・デ・マモエラス スパークリング辛口

2021年の“50 Great Sparkling Wines of the World 2021”において、95点という高得点で金賞に輝いたワイン。果実やミネラル・香ばしさを感じさせる複雑なアロマを、きめ細かな泡が引き立てます。厚みがある辛口で、ほどよい酸味を感じ、余韻はアルヴァリーニョの持つフルーティーさが広がります。

原産地:ポルトガル/ヴィーニョヴェルデ地方

品種:アルヴァリーニョ100%

味わい:辛口

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ポルトガル料理とイワシの深い関係。ついに社会問題にまで発展?!

sardine

ポルトガル料理に少しでも興味があったり、知識のある方は、“干し鱈(バカリャウ)”がポルトガルを代表する食材と思いがちですが、実は、私たちの想像以上に消費されてる食材があります。それがイワシです。

ポルトガルではイワシは非常に伝統的な魚です。生活に密着しているイワシは、ポルトガルの民謡などにも登場し、ポルトガルのゲームにも登場するほどです。ポルトガルのシンボルやステータスになっているイワシですが、近年乱獲により社会問題にまで発展しています。ここではポルトガルにおけるイワシの現状を見ていきましょう。

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ポルトガルでイワシが有名な理由とは?

ポルトガルではイワシを炭で焼いて食べる伝統があります。粗塩で味付けされたイワシを、炭の上に直置きで焼いてしまうのです。

このスタイルは19世紀から20世紀の間に醸成された、ポルトガルの数多くの田舎の家族の風習です。年月をかけて全国に広まったイワシを食べる文化が、ポルトガル人の健康を促進したとまで言われています

イワシはコレステロール値を改善し、高血圧を軽減し、心機能や血管の病気のリスクを減少させる効果があり、毎日の食卓にいろいろなイワシを使ったレシピが、日替わりで食卓に上ることさえポルトガルではありえるといわれているほどです。

ポルトガル人がイワシをどれほど好きかというと、1456年の決まりでは、イワシは日曜日と祝日(聖なる日)にしか釣ることが許されていませんでした。これは大事なイワシを守るための決まりでした。

さらに古くは、ポルトガルがまだフェニキア人の領土であったときにすでにイワシが好まれていて、ローマ帝国支配の時もその美味しさから、他の魚よりも高く評価されていたことがわかっています。

ローマ人はイワシを塩漬けにして、イベリア半島からイタリア、ガリシア地方、アフリカなどまで輸送する習慣がありました。 その後ポルトガル中部のテージョ川のすぐ南に栄えたイスラム教文化では、イワシの釣りが盛んに行われました。

17世紀初頭に不漁から、リスボンのイワシが不足するという事態になると、イワシだけで腹を満たせなった人たちによって、イワシをパンに挟んで食べるというアイデアが生み出され今もなお、ポルトガルにはイワシをパンに挟んで食べる習慣が残っています

このように、歴史的に愛されてきたイワシですが、実際にどれほど消費されているのでしょうか。

首都リスボンではイワシ祭りが開催される

ポルトガルの首都リスボンにサント・アントニオという守護聖人を称えるお祭りがあります。毎年6月13日に開催されるこのお祭りは、別名イワシ祭りとも呼ばれ、リスボンっ子たちが最も楽しみにしているお祭りの一つです。

このお祭りはリスボンの街全体が盛り上がりますが、歴史的地区、特にアルファマという地区がこのお祭りの中心地となります。アルファマでは、歓喜と楽しさに満ち溢れれ、夜には、イワシの炭火焼と赤ワインがこの祭りを大いに盛り上げるのです。

また、この祭りではもう1つのイベントが行われます。それがサント・アントニオ・ウェディングと呼ばれるものです。サント・アントニオは“仲人の聖人”であるため、大規模な集団結婚式が行われ、経済的に最も恵まれない十数組のカップルが、完全に無料で素晴らしいパーティーを味わえるという伝統的なイベントです。この結婚イベントは、リスボンの主要なイベントの1つとされています。

実はこの祭りが行われる6月にポルトガルではイワシの消費量がとんでもないことになるのです。

毎秒13匹のイワシが消費される6月のポルトガル

ありえないような数字に見えますが、実際はもっと多いともいわれています。ポルトガルの海岸からイワシの姿が減ってしまったことについて、研究者もその原因を突き止められないという事態にまで発展してしまうポルトガルのイワシ。

イワシの漁自体はそれほど盛んではないとされていますが、聖人の月(6月)にはイワシが好んで食べられ、毎秒20ダースが消費されるとも言われているのです。

国営企業のドカ・ペスカ社の資料によると、2012年、2013年の6月には、国の港で荷降ろしされたイワシの量は約2,500トンでした。そして 2014年には、1952トンにまで減少しているとのことですが、日本で気象庁にあたる、ポルトガルの“海と大気の研究所(IPMA)”が港で収集したサンプルに基づいて計算したところによると、この漁獲高から、イワシの個体に換算すると、お祭りのある聖人の月の平均消費量は3,500万匹であると算出されています。

実に1日で100万匹以上、1時間48,000匹、1分にすると805匹以上となり、イワシが2匹使われるポルトガル名物のイワシトーストが、毎秒6皿食べられている計算になります

しかし、過去にさかのぼると、それでも少なくなったといわれています。 2014年はイワシ漁は過去75年間で最低の漁獲高でした。そして、年間という単位で見ると、ポルトガルとスペインが漁を行うイベリア半島沿岸で、28,000トンしか水揚げされていません。その10年前には約10万トン、さらに遡って、30年前には20万トンの水揚げがあったと記録されています。

このように、消費量が減ったとはいえ、膨大な数のイワシを消費するポルトガル人。イワシに対してのこだわりは半端ではありません。そんな中、次のようことも行われています。

ポルトガル政府がイワシ漁を禁止に?

2020年、ポルトガルのマスコミ、“Diário da República”によって、政府がイワシ漁を禁じたと報じられました

水産国務長官のテレサ・コエーリョ氏は、「2020年10月10日の0時から、イワシの捕獲に関する一切を禁止する」という決定をしました。

決定書によると、イワシ保護を強化する観点から、イワシの数の管理と回復を目指し、多年次計画(2018年~2023年)で、スペインとの合意をもって、ポルトガル政府によって、制限をすることに至ったと説明しています。

この後も、イワシ漁が禁止されたり、制限されたりしていて、ポルトガル国内で、イワシ漁の保護に関する関心が高まっているという事実があります。

それほどポルトガルではイワシが愛されるがゆえに、社会問題にまで発展してしまっているのです。そのうち、レストランで食べられるイワシの個数制限など設けられてしまったら、観光で行く私たちは悲しくてたまりません。是非美味しいイワシがいつまでも食べられる国であって欲しいものです。

脂ののったイワシの缶詰が、アライマートに登場

ポルトガルと言えばオイルサーディンの本場です。ポルトガルでは昔より魚や野菜を缶詰にして保存する習慣がありました。

今でも、バルなどに行くと、缶詰をそのまま販売している店も多く、その食文化はしっかりとポルトガル人の生活に定着しています。

アライマートではその本場ポルトガルの缶詰を取り扱っています。種類も豊富なので、是非ご覧になって見て下さい。

パッケージからワクワクさせてくれて、期待を裏切らない味。素朴なのに洗練された味わいをお楽しみください。

FORMOSA GOURMET オリーブ油漬け各種

こちらからご覧になれます【FORMOSA GOURMET】

 

また、ポルトガルワインについて知りたい方は、こちらもご覧になってください。

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AraiMartではポルトガルワインを通販で1本からご購入頂けます

ワインは専門店でお買いになっている方も多いかと思います。しかし、現在ではお好きなお店のネット通販でワインを購入できるようになってきています。国内でも、ワインを楽しむ人が増えてきて、そのニーズの高まりとともに、気軽にネット通販で購入するできるように環境が整ってきています。

しかし、ワインなどの飲料をネットで購入する際の問題は、インポーターがレストランなどに直接販売するために、個人で買う際もケースで買わなければならないということが起こりうるということです。

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ポルトガルはグルメ大国!意外性に富むアレンテージョ料理とは?

アレンテージョ

まだ日本では馴染みの薄いポルトガル料理ですが、大西洋と地中海の影響を大いに受け、小さな国でありながら、その土地ならではのバラエティに富んでいるのが魅力です。パン、ワイン、オリーブオイルを基本に、魚、さまざまなスープ、新鮮な果物をふんだんにたべられます。

魚以外にも肉はもちろんのこと、内臓やハム、ソーセージが際立つ郷土料理も多くあります。大航海時代にはポルトガル料理にスパイス、砂糖、豆、ジャガイモなども取り入れられ、レパートリーに彩りが増しました。

そんなポルトガル料理ですが、今世界から注目されているポルトガルの地方があります。それがポルトガル中南部に位置するアレンテージョです。この地方では近年、大きな資本が投入され、近代なワイナリーが数多く作られ、世界的に認められてたワインを生み出していることでも有名になっています。

そんなアレンテージョ地方には古くから伝わる独自の食文化があります。今回はそのアレンテージョのグルメについて見ていきましょう。
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アレンテージョはどんな土地?

ポルトガルを観光する人の多くは、リスボンやポルト、コインブラなどガイドブックの最初に取り上げられる都市をまず訪れますが、近年、ポルトガルの地方の中でも“最も訪れたい都市”としてアレンテージョの人気が高まってきています。

アレンテージョはポルトガル国内最大の地方で、手つかずの美しいビーチや城、ローマ帝国やイスラム支配の痕跡が見られる歴史的建造物などが数多く存在し、昔からの人々の営みが存分に感じられる穏やかで魅力に満ち溢れた都市です。

この地方は4部門でユネスコに認定され、観光都市として国際的な賞も受賞しています。家族旅行、ハネムーン、冒険家の目的地など、目的を選ばない旅先として、数多くのスポットが存在するのもアレンテージョの特徴です。

そんなアレンテージョですが、どのような食文化があるのでしょうか。

アレンテージョ料理の主な特徴とは?

ヨーロッパに属するポルトガルの料理は、ベースとなる味付けは他の国と同じような考え方をしますが、アレンテージョにおいてはその地理的な要素や、文化的な背景と食が結びつき、皿の上で独特なコンビネーションを見せることがあります。

そして風味豊かなアレンテージョ料理は、その土地ならではの食材が必ず用いられ、オリーブオイルとハーブが素材の味を存分に引き立てる構成になっています。

ポルトガル料理で一番知られているのは“バカリャウ”と呼ばれる干し鱈を使った料理ですが、アレンテージョでは、ジビエや、バラエティに富んだ魚などのユニークな食材が、この土地ならではの独特な調理法によって特徴的な郷土料理に仕立て上げられます

アレンテージョ内でも地方色が豊か

沿岸部の、トロイア、コンポルタ、シネスなどの街において最も好まれるのは新鮮な魚介です。タコや、ムール貝、魚料理が特徴で、最もよく知られているのは、タコの炊き込みご飯です。この料理にはタコと一緒にエビが用いられることもよくあります。また、寒い日にはサメのスープが家庭でもよく作られます

もう少し内陸のアルカセル・ド・サル、サンティアゴ・ド・カセム、グランドラなどの街では、海の食材が肉と組み合わされる料理が特徴で、アサリと豚ロース肉のコンビネーションが独特な、“アレンテジャーナ”が有名です。この料理にはニンニク、月桂樹の葉、赤ピーマンなどが調味料として使われ、少量の白ワインが味を引き立てます。

ポンテ・デ・ソル、エストレモシュ、アライオロスなどの街では、うさぎご飯とブタの頬肉が楽しめます。また、アレンテージョ地方で有名な黒豚や羊、鹿などのジビエも好まれます。これらの肉は貴重なため、他の肉がメインとなることが一般的です。

スペインの影響も受けるアレンテージョの食文化

スペインに近いアレンテージョ東部の食文化においては、スペインとの距離が地元の料理にどれほど影響したのかを垣間見ることができます。スペインを代表する家庭料理、冷たいトマトスープのガスパチョがこの地方でも食されます。しかし、ポルトガルでは調理法が本家と異なり、スペインのように具材がつぶされません。また、トマトに加え、きゅうり、ピーマン、パンなどが使われます。

ラムのシチューやパンくずを使ったミガスなど、アレンテージョ地方全体で楽しまれる料理もありますが、どこでも同じものというわけではなく、その土地ならではの特別な味付けがされます。

ベジャという街では、レシピに通常牛肉が使われます。また、エヴォラという街では、アスパラガスと豚ロース肉を使い、ポルタレグレでは、豚肉の切り身を数枚使って作るのが一般的です。このように、同じ郷土料理でも、各街で少しずつ食べ方や形が変わるのも、食文化の豊かさの象徴といえます。

アレンテージョのスイーツについても興味深い特徴があります。カステロ・デ・ヴィデでは、シナモン、リンゴ、ナッツを使った典型的なアップルタルトの、“ボレイマ・デ・マサン”が有名です。エルヴァスでは、卵とシナモンを贅沢に使ったプラムを添える、日本でもほんのり話題になった伝統的な焼き菓子、“セリカイア”が味わえます

アレンテージョの食に花を添える地元のワイン

以上のようにアレンテージョには多様で特徴的な食文化が存在します。そんな食文化を陰で支えるのが、アレンテージョのワインです。この地方のワインはそのバリエーションの広さから、好奇心旺盛な方にとっては、最も単純なものから最も複雑なものまで幅広く楽める地方といえます。

そして、この地域で作られた赤ワインは、色が濃く、コクがあり、タンニンが豊富です。味わいはビロードのように滑らかでいて、野生味と果実の濃度が際立ち、早飲みにも適していています。

この地方で伝統的に飲まれているわけではありませんが、アレンテージョの地方で作られた良質の白ワインもあり、そのほとんどがマイルドで、わずかに酸味を帯びていて、トロピカルフルーツのようなアロマが感じられます

各サブリージョンで造られるワインにはそれぞれ顕著な違いがあるにもかかわらず、この地方のワインには特有の特徴があります。平たく言えば、忘れることのできないエレガントさです。

この地方に降り注ぐ太陽と、乾燥した大地が作り出すブドウは、他のどこの地方にも真似のできない風味を持っています。

この地方が作り出す魅惑的なブドウによって作られたワインは、すべてのワイン好きを満足させることができるでしょう。この機会に是非ポルトガル中南部、アレンテージョのワインを味わってみてください。

アレンテージョのワインが日本でも飲めます

アレンテージョ地方のワインはこの数10年でめざましい発展をとげ、世界中で注目を集めています。

アレンテージョのワインは大企業などの投資により、近代的な大規模な農園があったり、醸造家をコンサルタントに招聘しワイン造りを行ったり、世界のワイン需要に応えられる、良質なワインが数多く造られています。

 

ボジャドール【白】

色調は金色がかった緑色。トロピカルフルーツの豊かなアロマが広がります。すっきりとしたフレッシュさと豊かな果実味をお楽しみください。

ワイナリー:Herdade do Rocim (公式サイト)

産地:ポルトガル/アレンテージョ地方

品種:アンタォン・ヴァス、アリント、アルヴァリーニョ

味わい:辛口

詳しくはこちらから【ボジャドール白】

 

ボジャドール【赤】

色調は深いルビー色。熟した赤肉系果実のアロマが広がります。

まろやかなタンニンを感じる、フルボディの赤ワインです。

ワイナリー:Herdade do Rocim (公式サイト)

産地:ポルトガル/アレンテージョ地方

品種:アラゴネス、トウリガ・ナショナル、トリンカデイラ

味わい:フルボディ

詳しくはこちらから【ボジャドール赤】

 

レゲンゴス セレクション【白】

色調は透明感のある麦の穂色。熟したマンゴーやパッションフルーツのアロマの香りと共に、バランスの取れたフレッシュな味わいが楽しめます。

ワイナリー:Carmim (公式サイト)

産地:ポルトガル/アレンテージョ地方

品種:アンタォン・ヴァス60%、ゴウヴェイオ40%

味わい:辛口

詳しくはこちらから【レゲンゴスセレクション 白】

 

レゲンゴス セレクション 【赤】

色調は透明感のあるガーネット色。野生のブドウ、チョコレートやコーヒー系のコクのある心地よいアロマが特徴で、やわらかいタンニンと上品な味わいが楽しめます。実はこのレゲンゴスという赤ワインは、イタリアの作家、アントニオ・タブッキの小説『レクイエム』に登場しています。文学作品に思いを馳せて、読書しながらワインを飲むのも楽しいかもしれません。

ワイナリー:Carmim (公式サイト)

産地:ポルトガル/アレンテージョ地方

品種:トリンカデイラ40%、アラゴネス40%、アリカンテ・ブシェ20%

味わい:ミディアムボディ

詳しくはこちらから【レゲンゴスセレクション 赤】

もっと詳しくポルトガルワインについて知りたい方は、こちらもご覧になってください。

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日本で飲めるポルトガルのワイン

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