ポルトガルワインのダン地方をもっと知りたくなる5つのポイント

ポルトガルワイン

『エレガントで忘れられない』という言葉がぴったりの、ポルトガル中北部のダン地方で生産されるワイン。その味と香りが国際的に認められているダンのワインは、ワイン専門のメディアによるランキングにおいて多くの賞を受賞しています。

この地域は、ルジタニア(ポルトガルの旧称)ワインを象徴する2種のブドウ品種の発祥地です。固有品種の中で最も高貴な赤と見なされているトウリガナ・ショナルと、白ブドウのシンボルマークとみなされているエンクルザードがこの地のブドウなのです。

今回は、ポルトガルで最初に境界線が引かれたテーブルワインの産地である、ダン地方について5つのポイントに分けて見ていきましょう。

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1.ポルトガルの”赤の女王”トウリガ・ナショナル

高品質のワインを生産するすべての国にその国を代表するブドウ品種があるように、ポルトガルのブドウのアイコンとなっているのはダン地方が原産地の“トウリガ・ナショナル”です。

国内で最も高貴な赤ブドウ品種として栽培されているこのブドウは、優れた色濃度、優れたアルコール含有量、高貴なタンニンを備え、フルボディでエレガントなワインを生産する能力があり、ワインとなった後は花と果実の香りのバランスが常に保たれるのが特徴です。そしてその味わいは飲む人に気品を感じさせます。

トウリガ・ナショナルで造られるワインの特徴的な濃い色は、その繊細で小粒な果実に由来します。硬くてジューシーな果肉の、青みがかった黒色がトウリガ・ナショナル特有のエレガントさを生み出すのです。

このブドウのもう一つの特徴は、熟成を促す力を持っているというところにあります。これによりワインの味わいによりインパクトが与えられるのです。

2.ダン地方のエンクルザードの熟成能力

白ブドウの“エンクルザード”は、ダン地域のもう1つの高貴なシンボルマークで、ポルトガルで最高の白ブドウの1つとして知られています。

フルーティーなアロマ、適度な糖度と、適度なアルコール含有量で、酸味もあり、コクのあるフレッシュなワインを生み出すのが特徴です。ほのかに花の香りを感じさせるものもあります。

早飲みでも美味しいこのワインは、鮮度を長期間保ちながら熟成させることができるのも特徴です。

エンクルザードのが持つ自然の酸味は、オークで保管することによって、味わいを損ねることなく、コクが増していき、どのタイミングで飲んでも美味しく飲めるという特有の特徴があります

 

3.良いワイン醸造に適した気候条件

ダン渓谷は花崗岩地域(主に岩の多い土壌)にあり、大西洋性の気候からブドウ園を守る松の木に囲まれています。気候、地理、土壌などの自然の要因と人による丁寧な手入れによって、高品質のテロワールが作られ、それらのすべての要素がワインの最終的な品質を決めるのです。

エレガントでユニークなワインが醸造されるためには、地理的な条件だけでなく、人の営みも重要となるのです。

この地域を起源とするブドウ品種トウリガ・ナショナルは、これらの影響を大いに受けています。 400メートルを超える高度に位置するこの地では、地中海や大西洋、大陸からの気候がちょうど交差し、他のどの地域にもない特別な環境となっているのです。

このように、ダン地方のワインボトルには、さまざまな気候による影響と、そこにいる人によって丁寧に作られ続けてきたテロワールの結晶が詰められているのです。

4.古来からの家族経営で守られてきたブドウ

ダン地方のもう一つの大きな特徴は、前世紀のまでさかのぼることができる、家族的な農家が多いところにあります。時が経つにつれて、工業化、合理化の波が押し寄せ、多くのワイナリーは均質化され、世界中で生産されていた多くの素朴なワインがアイデンティティを失ってしまいました

伝統への愛着があっても、新しい技術によってブドウ園やワインはその波に飲まれていったのです。

しかしダンの人々は、ワインの個性、優雅さを伝承し、今に伝える方法を知っていました。そして彼らのやり方が正しかったことが近年大きな舞台で証明されました。

ダンのワインが、2016年の“インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション(IWSC)”においてダンのエンクルザードが「ベストホワイトヴァリエタル(最も優秀な白ブドウ品種)」に選ばれたのです。

これによりダンのブドウは世界でも無類の高品質なブドウであることが証明されることとなりました。

5.多くの人を惹きつけてやまないワインツーリズム

この地方で活動するCVR do Dão(ダン地域ワイン委員会)は、人々がもっとダンのワインを味わい、ブドウの産地を思う存分楽しめるように、ダン地方のワインの農園を巡ることのできる散策ルートを策定しました。

この事業はブドウ生産の透明性を高め、最終消費者と生産者が交流できることを目的として始まりました。農園やワイナリーは、商品を直接販売することができ、その上、グルメ、宿泊施設、観光名所などのサービスも提供できます。

このような取り組みはワインツーリズムの一環で、一般消費者にワインの素晴らしさをプロモーションするための最良の方法だといわれています。

ビゼウという町にある1399年に建てられたワイナリーでは、訪問者がプロモーション映画を見たり、展示品を見たりするだけでなく、さまざまな参加者によるワインの試飲や、ワインの購入をなどができる施設となっています。

このルート上に存在するすべてのアトラクションに関する情報は「Rota dos Vinhos do Dão」というアプリで見ることができるようになっています。

『迷ったらダンのワインを飲め』という言葉の意味

ダン地方は、ポルトガル国内で見ても、とても良質なワインが生みだされる地方です。ポルトガルワインと出会ったときに、どのワインがいいか迷ったときは、ダンのワインを飲め。という言葉があるくらい、ダンのワインはポルトガルにおいても確固たる地位を築いています。その陰には、この地方にしかない、特殊な気候条件や、古くから伝わるこの地方特有のワイン造りがあります

この機会に是非ダンのワインを飲んでみてはいかがでしょうか。

 

ダン地方のワインのおすすめ

ポルトガルワインの魅力はなんといっても、その土地ならではのブドウを使った、オリジナリティ溢れる味わいです

1ヘクタールあたりのブドウの固有品種が世界最多といわれるポルトガル。多品種をブレンドした味わい深いワインが数多く生産されています。

そんな特徴を持つポルトガルワイン。以下ではマグナム社オススメのワインをご紹介します。

ピーニャ【白】

シトラスの色にトロピカルフルーツやオレンジのようなさわやかなアロマ。
バランスの取れた程よい酸味が、すっきりとした味わいの余韻を長く残します。

ピーニャが生産されているのは、800年以上にわたり高品質なワインを造り続けるポルトガルの銘醸地、ダン地方。酸味が特徴のワインが多い地域です。

原産地:ポルトガル/ダン地方

品種:エンクルザード、マルヴァジア・フィーナ、ビカル

味わい:中辛口

詳しくはこちらから【ピーニャ(白)】

 

ポルトガルワインを通販で1本からご購入頂けます

ワインは専門店でお買いになっている方も多いかと思います。しかし、現在ではお好きなお店のネット通販でワインを購入できるようになってきています。国内でも、ワインを楽しむ人が増えてきて、そのニーズの高まりとともに、気軽にネット通販で購入するできるように環境が整ってきています。

しかし、ワインなどの飲料をネットで購入する際の問題は、インポーターがレストランなどに直接販売するために、個人で買う際もケースで買わなければならないということが起こりうるということです。

AraiMartでは、20種を超えるポルトガルワインを1本からご注文いただけます。ポルトガルにグループ会社があるため、 日本でなかなか出会えないポルトガルワインを、お求めやすい価格でご提供しています。ご自宅のセラーに、ポルトガルの彩りを添えてみるのはいかがでしょうか。

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ポルトガルワインのブドウ品種。押さえておきたい厳選9種!

ポルトガルワイン

ポルトガルのワインは古くから受け継がれた伝統と、国内で見られる250種類以上の固有品種のブドウがあることで有名です。

ワインの生産量では世界のワイン生産国の中で11番目(2016年データ)に位置し、ポートワイン、マデイラワイン、ヴィーニョヴェルデの生産国として知られています。

そんなポルトガルのワインですが、近年大きな変化を遂げたと言われています。 海外などのワイナリーで近代的なワイン造りを学んだ若き生産者がポルトガル国内でワインの改革を起こし始め、ブドウ全体のフレーバーを高める努力がなされているのです。

特筆すべきはそれぞれの若き醸造家が、 独自にブドウを栽培し、独自のワインを製造することを始めたことによって、特に過去25年間でポルトガルの多くのワイナリーが大きな成長を遂げたということです。

今回は今世界で最も注目を集めているポルトガルワインに使われるブドウの品種について見ていきましょう。

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ポルトガルのワインを守ったアペラシオン

ポルトガルは、ヨーロッパで初めて輸出用のワインの制度を整えた国としても知られています。

ポルトガルの微発泡ロゼの代表作「マテウス ロゼ」は、1942年にポルトガルで誕生し、世界的ロゼブームの火付け役となりました。このワインはポルトガルの輸出の大部分を占めていますが、このような成功の背景には独自のワインを管理する制度がありました。

保守的な国柄で知られていますが、ポルトガルはアペラシオン管理システム近いものを最も早く確立した国です。原産地呼称制度とも呼ばれるこの制度は、1756年、ポルトガルのドウロ地方に最初に境界線が引かれることによって始まりました。

地元のブドウ品種を守ろうとする、生産管理に対する国の情熱の強さがうかがえます。そして、1908年にはヴィーニョヴェルデ地方が誕生します。

国によって管理されたアペラシオンは、地理的に原産地を明確にし、ブドウの品種、および生産方法に至るまでを管理するシステムで、このような管理を行うことによってブドウや生産者が守られ、また、偽造ワインの製造を防止することができるようになったのです。

そして、ポルトガルは古くからその地で育った固有種のブドウを守り続け、近年ではワイナリーの近代化が進み、独自の味わい深いワインを高い品質で生産することが可能になったのです。

 

ポルトガルを代表するブドウ品種

ポルトガル地図

以下ではポルトガルを代表するブドウの品種を見ていきます。これらの多くは、日本ではまだまだマイナーなブドウ品種ですが、ポルトガルでは日常的に親しまれているブドウと言えます。

また、ポルトガルワインの特徴として、ブレンドもよく行われるので、さらに複雑な味わいとなり、世界のポルトガルワイン愛飲家たちを楽しませています。

ポルトガルの赤ワイン5品種

まずはポルトガルの代表的な赤ワインに使われるブドウ品種を見ていきましょう。

1.トウリガ・ナショナル

トウリガナ・ショナルはポルトガルで最も有名なブドウとして知られているブドウ品種で、ラズベリー、スミレ、革の香りで有名です。このブドウを使ったワインは、強いフレーバーとアロマの表現力によって、カベルネ・ソーヴィニヨンを思い起こさせます。このブドウはドウロ地方が産地としてよく知られています。

2.トウリガ・フランカ

ポルトガルで有名なもう1つのブドウは、ポートワインの原料として一般的に使用されるトウリガ・フランカです。この品種は、ブラックベリーとバラの香りがあり、色調とタンニンが鮮やかです。

3.トリンカデイラ

トリンカデイラは、ティンタ・アマレラ、エスパデイロ、クラット・プレット、モルタグア、ラボ・デ・オベーリャ・ティント 、ムルテイラなどととも呼ばれることから、さまざまな地域で栽培されていることがうかがえます。

このブドウ品種は、ポルトガル全土、特にアレンテージョ地方によく見られる品種です。トリンカデイラで生産されたワインは、その強烈な色と優れたタンニンが特徴です。若いワインは薬草のような香りもします。

4.カステラォン

ポルトガル南部で最も広く栽培されている赤ブドウがカステラォンです。この伝統的なブドウは、ラズベリー、杉、タバコの香りが感じられ、繊細ながらしっかりとしたワインになります。

この品種は、リスボンの南に位置するセトゥーバル地域のサブリージョンであるパルメラや、アレンテージョ地域などの暖かく乾燥した土壌で栽培されています

カステラォンで生産されるワインは通常フルーティーで、ストラクチャーが強く、バランスの取れた酸味とタンニンが感じられます。

5.バガ

バガは皮が厚く小さなブドウで、ワインに高濃度のタンニンがあらわれます。熟成すると、深みのある色と豊かなストラクチャーが生まれ、タンニンの存在感と高い酸味を備えたワインとなります。この品種はバイラーダ地方で出会うことができます。

ポルトガルの白ワイン4品種

ワイン王国として知られるポルトガルは、赤ワインと同様に白ワインも幅広く楽しまれます。ここではポルトガルを代表する白ワインのブドウ品種を見ていきましょう。

1.フェルナン・ピレス

フェルナン・ピレス(マリア・ゴメスとも呼ばれる)は、ポルトガルで最も栽培されている白ブドウ品種です。このブドウは、セトゥーバル半島、テージョ、リスボン、バイラーダの各地域で精力的に栽培されています。

フェルナンピレスのブドウは、軽くて芳香のあるフルーティーな白ワインを作り出します。早めに収穫すると、これらのブドウは柑橘系の風味と花の香りがワインにあらわれます。

収穫時期のバリエーションによって、スパークリングワインから、甘口の白ワインの製造にも使用されます。

2.アルバリーニョ

白ワインの原料として有名なアルバリーニョは、個性が際立った、芳醇な桃の香りを楽しめるワインを作ることができます。また、トロピカルフルーツや花の香りを感じることもできます。

この品種は、ヴィーニョヴェルデ地方の北部で非常にメジャーで、強烈でアルコール含有量が高いワインに仕上がります。

3.エンクルザード

エンクルザードは、ダン地域とポルトガルの中央北部でよく栽培されています。この品種は、エレガントでバランスが取れていることに加えて、非常にインパクトのある白ワインに仕上がることで有名です。

しかしそのアロマは繊細で、フローラルやシトラスのアクセントがあり、ミネラルが多く感じられるのが特徴です。

高温でも、エンクルザードのブドウは甘くなりすぎずに酸味を新鮮に保ちながら熟す特徴があります。

このブドウは自然の状態でもよい味が生み出されますが、オーク樽で発酵や熟成させると、さらにテクスチャの強い、ピュアで繊細なワインに仕上がります。

4.アリント

アリントは熟成が遅いのが特徴で、リンゴとレモンの香りのするエレガントなワインを生み出します。早熟のブドウで造られると、とてもフレッシュが楽しめるワインとなります。

アリントは高温に耐えることができ、アレンテージョなどポルトガルのいくつか暑い地域で栽培されています。ヴィーニョヴェルデ地方では、ペデルナンという品種として知られています。

このブドウ品種は、自然の酸味が強く、優れたスパークリングワインを作り出します

 

もっと詳しくポルトガルワインについて知りたい方は、こちらもご覧になってください。

ポルトガルワインまとめ。知りたいをぎゅっと凝縮!

 

AraiBrandおすすめのポルトガルワイン

いかがでしたか?ポルトガルワインの魅力はなんといっても、その土地ならではのブドウを使った、オリジナリティ溢れる味わいです。今回ご紹介したブドウ品種はごく一部で、ポルトガルにはまだまだ魅力的なブドウ品種が存在します。

1ヘクタールあたりのブドウの固有品種が世界最多といわれるポルトガル。多品種をブレンドした味わい深いワインが数多く生産されています。

そんな特徴を持つポルトガルワイン。以下ではAraiBrandオススメのワインをご紹介します。

 

ポルトガルワイン【赤】のおすすめ

口の中に広がるブドウ本来の渋みや酸味に、どこか懐かしさや温かみを感じられるのがポルトガルの赤ワインの特徴です。ここではおすすめのポルトガルの赤ワインを紹介していきます。

 

ドナ・エルメリンダ

ジャパンワインチャレンジ2019銀賞を受賞したワインです。色調は濃く深い赤色で、マデイラの香りや高級な完熟した赤肉系果実の香りが漂う質のまろやかなタンニンが感じられます。心地よい味のハーモニーが長く口に残る赤ワインです。

原産地:ポルトガル/セトゥーバル地方

品種:カステラォン、カベルネ・ソーヴィニョン、トウリガ・ナショナル

味わい:ミディアムボディ

詳しくはこちらから【ドナ・エルメリンダ】

 

キンタ・ダ・レデ レゼルヴァ

熟した果実の複雑な風味をはっきりと感じられます。トーストを感じさせるベリー ジャム、チョコレートや濃い色合いの花の香りがほのかに漂い、バランスの良い、骨格のしっかりした飲み口です。

原産地:ポルトガル/ドウロ地方

品種:トウリガ・ナショナル40%、トウリガ・フランカ30%、ティンタ・ロリス30%

味わい:フルボディ

詳しくはこちらから【キンタ・ダ・レデ レゼルヴァ】

 

ポルトガルワイン【白】のおすすめ

ポルトガルの白ワイン用ブドウ品種はほぼ土着品種で、その種類も多岐にわたります。ポルトガルにはイワシなどの魚を塩焼きで食べたり、フリットにして食べる文化があります。日本と共通した食文化があるという点でも、ポルトガルの白ワインは、日本の食にも合わせやすいワインです。その中でも白ワインのオススメをご紹介します。

 

ドナ・エルメリンダ【白】

アジア最大規模のワインコンテスト「ジャパンワインチャレンジ」にて、2019年金賞を受賞した白ワインです。
色調は緑がかった麦の穂色。濃厚なトロピカルフルーツとはちみつの香りが漂います。酸味と甘み、アルコールと果実感の複雑な味わいで、余韻は長く口の中に残ります。

原産地:ポルトガル/セトゥーバル地方

品種:シャルドネ、アリント、アンタオン・ヴァス、フェルナオン・ピレス

味わい:辛口

詳しくはこちらから【ドナ・エルメリンダ白】

 

レゲンゴス セレクション

色調は透明感のある麦の穂色。熟したマンゴーやパッションフルーツのアロマの香りと共に、バランスの取れたフレッシュな味わいが楽しめます。

原産地:ポルトガル/アレンテージョ地方

品種:アンタォン・ヴァス60%、ゴウヴェイオ40%

味わい:辛口

詳しくはこちらから【レゲンゴスセレクション】

 

ヴィーニョヴェルデのおすすめ

爽やかでキレのある酸とフルーティな果実味に溢れ、軽やかな辛口のヴィーニョヴェルデ。アルコール度数が低めで飲みやすく、ワイン初心者でも親しみやすい味わいも魅力です。飲み疲れることなくカジュアルに楽しめるグリーンワインは、国内でも人気がでてきています。そんなヴィーニョヴェルデのおすすめをご紹介します。

 

ヴェルデガル・ブランコ

グリーンアップルや柑橘系果実のアロマ漂う、フレッシュでほのかな甘みのあるライトボディなワインです。バーニャカウダなどの野菜料理、白身魚の料理と好相性。ライトで微発泡なので、乾杯の一杯にもおすすめです。特に春から夏のシーズンのお食事に、4~8℃までしっかり冷やしてお飲みください。

原産地:ポルトガル/ヴィーニョヴェルデ地方

品種:アリント、アゼル、ロウレイロ、トラジャドゥラ

味わい:中辛口

詳しくはこちらから【ヴェルデガル・ブランコ】

 

フガス

フルーティで軽快、滑らかな口当たり。柑橘系の色調を持ち、モダンで爽やかなワインです。8~10℃にキリッと冷やしたヴィーニョ・ヴェルデ「フガス」は、白身魚の料理、鶏肉のような淡白な肉料理と相性が抜群です。

原産地:ポルトガル/ヴィーニョヴェルデ地方

品種:ロウレイロ、トラジャドゥラ

味わい:辛口

詳しくはこちらから【フガス】

 

ポルトガルワインを通販で1本からご購入頂けます

ワインは専門店でお買いになっている方も多いかと思います。しかし、現在ではお好きなお店のネット通販でワインを購入できるようになってきています。国内でも、ワインを楽しむ人が増えてきて、そのニーズの高まりとともに、気軽にネット通販で購入するできるように環境が整ってきています。

しかし、ワインなどの飲料をネットで購入する際の問題は、インポーターがレストランなどに直接販売するために、個人で買う際もケースで買わなければならないということが起こりうるということです。

AraiMartでは、20種を超えるポルトガルワインを1本からご注文いただけます。ポルトガルにグループ会社があるため、 日本でなかなか出会えないポルトガルワインを、お求めやすい価格でご提供しています。国内でも人気が高まってきているヴィーニョヴェルデももちろんごお取り扱いしております。ご自宅のセラーに、ポルトガルの彩りを添えてみるのはいかがでしょうか。

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ポルトガルワインの原産地呼称制度は世界最古!その歴史的背景とは?

ポルトガルワイン

原産地呼称制度という言葉を聞いたことがありますか?

現在世界中でワインづくりが行われていますが、多くのワインがこの制度によって守られています。

どういったものかというと、ワイン産地の地理的環境や風土の違いによってあらわれる、それぞれの異った特徴を指し示すために、ワインラベルにその地域を明記し、ブドウの品種や産地、栽培関わる条件、製法を法律で規定して、これを国が保証するというものです。

そして、この原産地呼称管理法(DOC=Denominação de Origem Controlada)を世界でも一番最初に整備したのがポルトガルです。ポルトガルがこの制度をいち早く取り入れたのは、当時人気の高かったワインを偽造から守り、また、世界で最も多様なブドウの固有品種という貴重な国の財産を守りたいという目的があったからでした。

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世界でいち早く原産地呼称制度を取り入れたポルトガル

ポルトガルが西洋の大国であった16、17、18世紀において、ポルトガルの最優先事項は各国とパートナーシップを築き、貿易の規模を拡大することでした。なぜなら航海によって世界中の情報を集めていたポルトガルは、航海の事業に莫大な投資を行っていたため、経済を成長させる必要に迫られていたからです。

その当時のイギリスはポルトガルにとってとても大きい存在となっていました。ポルトガルが大航海時代に各国で得た富の大部分をイギリスは自国に輸入し消費していたため、ポルトガルにとってなくてはならない経済的パートナーとなっていたのです。

そして1703年に、イギリス・ポルトガル間でワイン、毛織物の輸出入に関する通商条約である、メシュエン条約が両国間で調印されることになりました。この合意により、ポルトガルはイギリス産の生地の購入において優先権を得ることができるようになり、イギリスはポルトガルワインの購入において他の国よりも有利な立場となりました。

当時のイギリスが最も望んでいたワインは、酒精強化ワインである、ポートワインでした

この条約の後押しを受け、多くのワインが国内で製造販売される中で、ワインを偽造し販売するものもあらわれました。

1756年9月10日、外交官であったマルケス・デ・ポンバルは、自国のワインを保護することを目的として、原産地指定DOCを確立するという書簡に署名し、ポルト市から100kmほど離れたドウロ川の地域で生産されたポートワインの原産地に境界線を定めました。このようにして世界初のDOCドウロが誕生したのです。

世界における産地を起源とする呼称制度

ポルトガルがいち早くモデルを作り上げたことによって、多くの国や地域が後を追って制度を策定し原産地システムを導入しました。

EC(のちのEU)に加盟している国々には、規則を定める際に他の国の制度を参考にする習慣があります。ヨーロッパの各国は、ポルトガルとイタリアのDOCと同じような基準を参考にして制度を作っているので、原産地呼称制度においても、各国の制度には多くの共通点が見られます

DOC証明書を取得し、製品の品質を保証したい生産者は、境界領域内で生産していることに加えて、すべての要件を満たした製造のプロセスに関する証明書も提出する必要があります。DOCには醸造方法、ブドウの品種の選定、植え方、収穫時期、1ヘクタールあたりの収穫量、土壌の種類、ブドウの味わいなどを提出する必要があり、このような情報が一元的に管理されることで、ヨーロッパの国々のワインの品質は保証されているのです。

 

世界の基準はどうなっている?

ポルトガルが世界で初めて原産地呼称管理制度を設け、“DOC”という名前を使い始めたにもかかわらず、ほとんどのワイン生産国は独自の呼称を使っています

フランスでは、1930年から“アペラシオン・ドリジヌ・コントローレ”(AOC)と呼ばれる、詳細で複雑な地域区分とワイン管理のシステムで、膨大な量の情報を管理しています。

その複雑さを整理するために、大枠のAOCと、より範囲を絞ったAOCがあり、例えば、“ブルゴーニュ”などの限定的な区分にもAOCが用いられています。

またイタリアには、DOCGと呼ばれる原産地呼称があります。これは、“デノミナツィオーネ・ディ・オリージネ・コントロッラータ・エ・ガランティータ”を意味し、DOCをさらに細分化し、厳密で正確なグレードを表記するシステムが確立されています。

これらによって管理される情報量はとても膨大で、ワインに興味のある人にとっては、広範で細かいワインの資料ともいえます。

では、実際にいくつかの主要な生産国の原産地呼称を見てみましょう。

 

世界の原産地呼称制度の呼び名

フランス – Appellation d’Origine Contrôlée (AOC)

イタリア– Denominazione di Origine Controllata (DOC)

スペイン – Denominación de Origen (DO)

チリ– Denominación de Origen (DO)

アルゼンチン – Denominación de Origen (DO)

ドイツ – Qualitätswein Bestimmter Anbaugebiete (QBA)

アメリカ – American Viticultural Area (AVA)

南アフリカ – Wine of Origin (WO)

イタリア、フランス、スペイン、ポルトガル、アメリカなどの国には、数十または数百ものDOCがあることも特筆すべき点だといえます。

 

原産地呼称によって守られる味と品質

ワインは知れば知るほど奥深く、一本のワインボトルにはさまざまな物語が詰められています。その物語の目次となるのがそれぞれのワインラベルに記された情報なのではないでしょうか。

特に、固有の品種が多いポルトガルにおいて、この原産地呼称制度を使ってブドウ品種の管理を行うことによって、ワイン愛飲家にとっても、生産者にとっても品質についての情報が共有され、安心して飲めるワインが造られることになるのです。

ポルトガルワインの魅力はなんといっても、その土地ならではのブドウを使った、オリジナリティ溢れる味わいです

1ヘクタールあたりのブドウの固有品種が世界最多といわれるポルトガル。多品種をブレンドした味わい深いワインが数多く生産されています。

もっと詳しくポルトガルワインについて知りたい方は、こちらもご覧になってください。

ポルトガルワインまとめ。知りたいをぎゅっと凝縮!

 

そんな特徴を持つポルトガルワイン。以下ではAraiBrandオススメのワインをご紹介します。

 

ポルトガルワイン【赤】のおすすめ商品

口の中に広がるブドウ本来の渋みや酸味に、どこか懐かしさや温かみを感じられるのがポルトガルの赤ワインの特徴です。ここではおすすめのポルトガルの赤ワインを紹介していきます。

 

ドナ・エルメリンダ

ジャパンワインチャレンジ2019銀賞を受賞したワインです。色調は濃く深い赤色で、マデイラの香りや高級な完熟した赤肉系果実の香りが漂う質のまろやかなタンニンが感じられます。心地よい味のハーモニーが長く口に残る赤ワインです。

原産地:ポルトガル/セトゥーバル地方

品種:カステラォン、カベルネ・ソーヴィニョン、トウリガ・ナショナル

味わい:ミディアムボディ

詳しくはこちらから【ドナ・エルメリンダ】

 

キンタ・ダ・レデ レゼルヴァ

熟した果実の複雑な風味をはっきりと感じられます。トーストを感じさせるベリー ジャム、チョコレートや濃い色合いの花の香りがほのかに漂い、バランスの良い、骨格のしっかりした飲み口です。

原産地:ポルトガル/ドウロ地方

品種:トウリガ・ナショナル40%、トウリガ・フランカ30%、ティンタ・ロリス30%

味わい:フルボディ

詳しくはこちらから【キンタ・ダ・レデ レゼルヴァ】

 

ポルトガルワイン【白】のおすすめ商品

ポルトガルの白ワイン用ブドウ品種はほぼ土着品種で、その種類も多岐にわたります。ポルトガルにはイワシなどの魚を塩焼きで食べたり、フリットにして食べる文化があります。日本と共通した食文化があるという点でも、ポルトガルの白ワインは、日本の食にも合わせやすいワインです。その中でも白ワインのオススメをご紹介します。

 

ドナ・エルメリンダ【白】

アジア最大規模のワインコンテスト「ジャパンワインチャレンジ」にて、2019年金賞を受賞した白ワインです。
色調は緑がかった麦の穂色。濃厚なトロピカルフルーツとはちみつの香りが漂います。酸味と甘み、アルコールと果実感の複雑な味わいで、余韻は長く口の中に残ります。

原産地:ポルトガル/セトゥーバル地方

品種:シャルドネ、アリント、アンタオン・ヴァス、フェルナオン・ピレス

味わい:辛口

詳しくはこちらから【ドナ・エルメリンダ白】

 

レゲンゴス セレクション

色調は透明感のある麦の穂色。熟したマンゴーやパッションフルーツのアロマの香りと共に、バランスの取れたフレッシュな味わいが楽しめます。

原産地:ポルトガル/アレンテージョ地方

品種:アンタォン・ヴァス60%、ゴウヴェイオ40%

味わい:辛口

詳しくはこちらから【レゲンゴスセレクション】

 

ヴィーニョヴェルデのおすすめ商品

爽やかでキレのある酸とフルーティな果実味に溢れ、軽やかな辛口のヴィーニョヴェルデ。アルコール度数が低めで飲みやすく、ワイン初心者でも親しみやすい味わいも魅力です。飲み疲れることなくカジュアルに楽しめるグリーンワインは、国内でも人気がでてきています。そんなヴィーニョヴェルデのおすすめをご紹介します。

 

ヴェルデガル・ブランコ

グリーンアップルや柑橘系果実のアロマ漂う、フレッシュでほのかな甘みのあるライトボディなワインです。バーニャカウダなどの野菜料理、白身魚の料理と好相性。ライトで微発泡なので、乾杯の一杯にもおすすめです。特に春から夏のシーズンのお食事に、4~8℃までしっかり冷やしてお飲みください。

原産地:ポルトガル/ヴィーニョヴェルデ地方

品種:アリント、アゼル、ロウレイロ、トラジャドゥラ

味わい:中辛口

詳しくはこちらから【ヴェルデガル・ブランコ】

 

フガス

フルーティで軽快、滑らかな口当たり。柑橘系の色調を持ち、モダンで爽やかなワインです。8~10℃にキリッと冷やしたヴィーニョ・ヴェルデ「フガス」は、白身魚の料理、鶏肉のような淡白な肉料理と相性が抜群です。

原産地:ポルトガル/ヴィーニョヴェルデ地方

品種:ロウレイロ、トラジャドゥラ

味わい:辛口

詳しくはこちらから【フガス】

 

ポルトガルワインを通販で1本からご購入頂けます

ワインは専門店でお買いになっている方も多いかと思います。しかし、現在ではお好きなお店のネット通販でワインを購入できるようになってきています。国内でも、ワインを楽しむ人が増えてきて、そのニーズの高まりとともに、気軽にネット通販で購入するできるように環境が整ってきています。

しかし、ワインなどの飲料をネットで購入する際の問題は、インポーターがレストランなどに直接販売するために、個人で買う際もケースで買わなければならないということが起こりうるということです。

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ポルトガルワインの愛飲家が注目。ダン地方の新風マグナム社とは?

ポルトガルワイン

ポルトガルのワインが世界で有名になるうえで、大きく貢献した地方があります。

ポルトガルの北部の中央に位置し、赤、ワインとも優れたワインを生み出し続け、日本の文豪檀一雄も愛した、それが『ダン(Dão)』地方のワインです。

「何を飲むか迷ったら“ダン”のワインを飲め」と言われるほど、国内でも高い評価を受ける優れたワインを生産し続けるこの地域に、突如として現れ、話題となっているワイナリーがあります。

カルロス・ルーカス氏率いるマグナム社です。今回は良質なワインを育むダン地方の特徴と、マグナム社についてみていきましょう。

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ダンワインはブルゴーニュと並ぶワイン産地?

ダンワインは、ポルトガル北部の中心部にあるダン地方で生産されるポルトガルワインです。

多くの人が、ダンはポルトガルの恵まれた地域であり、赤と白のワインが生産され、常に良質のワインを生み出すことから“ポルトガルのブルゴーニュ”と称されることもある地方です。

この地方は、ポルトガルでも最も古い時代からワイン生産の境界線を定めた産地の1つで、 1908年からダン地域として区分されました。

1990年以降は、この地域は原産地管理(DOC)に認定され、さらなるワインの品質向上と品質維持を実現しています。

ダンワインを生産する土地の特徴とは?

ダンワインが生産される地域は、大西洋からの風の影響からブドウを守る山々に囲まれ、なだらかな起伏が続く平野で形成されています。

そしてダン地方には多くの松の木が自生して風を遮っています。松林がダン地方の風景のシンボルとなっていて、それらの松がブドウ園を守るという大きな役割を果たしているのです。

この地方の気候は温暖ですが、冬は寒くて雨が多く、夏は暑くて乾燥しています。

また、この地方の気候は地域によって様々な特徴を持ち、各サブリージョンのワインの品質に影響を与えるため、それぞれのワインの風味に違いをもたらすのです。

ポルトガルのワインの生産構造も大きく変化

ダン地方のブドウ栽培が大きく発展したきっかけは、奇しくもブドウの害虫であるフィロキセラの大発生によるものでした。

ブドウの多くを失い、ワインの生産が大きく落ち込んだのち、この地域のワイン醸造家たちの情熱によってワイン造りが再生し、大きく進化したのです。

ダン地方のワイン生産の流れは、地域のブドウ生産者が協同組合にブドウを納品し、協同組合が生産したワインを、中規模および大規模の企業に納品。

それをボトリングして販売するという方法によってワインが流通していました。

1986年にポルトガルが欧州共同体(当時のEC、現在のEU)に加盟すると、大企業が土地を購入し、独自でブドウを栽培からワインの瓶詰めまでを行うようになったため、ポルトガルのワイン生産の流れに変化が起きました。

しかし一方で、売り先を失った協同組合はワイナリーを近代化させ、オリジナルのワインブランドを立ち上げ、中でも一部の小規模生産者は、自らワインを販売するようになったのです。

このように、ポルトガルのワイン生産には大きな変革が起き、組合単位でポルトガルのワインが製造・販売されるようになり、ワインの品質が向上するという新しい流れも生まれたのでした。

変わっていく中で変えられないものがある

その潮流の中で、ダンのワイン造りも、他の地域と同様に変化しようと立ち上がりました。

多くの生産者は、他のポルトガルの地域のワイン生産のスタイルを模倣しようと試みたのですが、ダンで生産されるワインが他の地域のワインに比べ独特だったため、その挑戦はうまくいかなかったのです。

その理由は、ダン地方のワインが他の地域のワインと比べ、早飲みに向いていないというものでした。

ダンのワインを美味しく飲むためには、ボトル内での熟成期間がどうしても必要となってしまうというのが、その原因だったのです。

このエピソードがダン地方のワイン造りのアイデンティティとして知られるようになり、“本来のワイン造り”がこの地方のワインボトルには詰められていると逆に話題となったのです。

ダン地方に突如として現れたマグナム社とは?

そんなダン地方に根を張ることを選んだワイナリーが、マグナム社です。ダン地方でも伝統と革新という相反するテーマを掲げて美味しいワイン造りを熱心に行うマグナム社はどのようなワイナリーなのでしょうか。

マグナム社は、ダン地方出身のカルロス・ルーカスの想いから生まれたワイナリーで、古くからの伝統を重んじるワイナリーが多い中、「革新とダイナミズム」という目標を掲げる、新進気鋭の醸造家によって構成されるワイナリーです。

一見、斬新な手法でワイン造りを行うようにも思われますが、伝統と歴史を重きに置き、高品質のワインの生産を目指しています

マグナム社は、2011年にカレガル・ド・ソルという町で設立され、本社をワイン製造施設があるキンタ・ド・リベイロ・サントに置いています。

“ブドウ畑”と“ワイン”と“人”という3要素を最も大切にするこのワイナリーのオーナー、カルロス氏は、もともとコインブラで生まれましたが、ダン地方にゆかりのある人物です。

25年以上ワイン造りに熱中してきた彼は、ポルトガルのワイン業界でも注目されるような経験を積んだ一人とされていて、自らの夢と野心によってワイナリーを構えるに至りました。

ワイン造りに人一倍こだわりを持つ彼ですが、社会貢献にも力を入れていて、この地域の開発プロジェクトにも熱心に取り組んでいます

伝統に根差した新しい伝統の始まり

1995年にカルロス氏の父がキンタ・ド・リベイロ・サント園を購入し家を改造し、現在ダン地域のブドウ園に、以前の園からブドウの木を移植しました。

そして、そこでできたワインをわずか5年後の2000年に発表したのでした。

古いワインの地域というイメージがあったダン地方ですが、“モダンなダン”というイメージを作り上げた功労者でもあります。

2008年には“Revista dos Vinhos”というポルトガルのワイン専門誌に「今年の醸造家」として表彰されました。

マグナム社が管理するブドウ園は、アレンテージョ地方、ヴィーニョヴェルデ地方、ドウロ地方にまで及びますが、キンタ・デ・サンタ・マリア園を買収したことによって、会社の核となるイデオロギーはよりダン地方に根差したものとなりました。

トウリガ・ナショナル、ティンタ・ロリス、アルフロ・シェイロ、イェンなど、20年以上前の古いブドウの木を、10ヘクタールにわたって新しいブドウ園に植え替え、新作ワインとして2020年に発表するなど、改革の手は休めません。

「成功の裏には、常に人がいる」

彼が率いるチームは、プロジェクトへのコミットと、共通の想いの下、挑戦し続けています。経験豊かな人材と、若さ溢れる人材がバランスよくいるこのチームには、高度な専門性を持つ社員が多く、マグナム社の強みとなっています。

この“人”こそが、ワイナリーの持続的な成長と、ブレのないブランディングを可能としているのです。マグナム社のワインは、現在では100万本以上のボトルが生産され、世界約20か国に輸出されています。

 

もっと詳しくポルトガルワインについて知りたい方は、こちらもご覧になってください。

ポルトガルワインまとめ。知りたいをぎゅっと凝縮!

マグナム社のワインのおすすめ

ポルトガルワインの魅力はなんといっても、その土地ならではのブドウを使った、オリジナリティ溢れる味わいです

1ヘクタールあたりのブドウの固有品種が世界最多といわれるポルトガル。多品種をブレンドした味わい深いワインが数多く生産されています。

そんな特徴を持つポルトガルワイン。以下ではマグナム社オススメのワインをご紹介します。

ピーニャ【白】

シトラスの色にトロピカルフルーツやオレンジのようなさわやかなアロマ。
バランスの取れた程よい酸味が、すっきりとした味わいの余韻を長く残します。

ピーニャが生産されているのは、800年以上にわたり高品質なワインを造り続けるポルトガルの銘醸地、ダン地方。酸味が特徴のワインが多い地域です。

原産地:ポルトガル/ダン地方

品種:エンクルザード、マルヴァジア・フィーナ、ビカル

味わい:中辛口

詳しくはこちらから【ピーニャ(白)】

 

ポルトガルワインを通販で1本からご購入頂けます

ワインは専門店でお買いになっている方も多いかと思います。しかし、現在ではお好きなお店のネット通販でワインを購入できるようになってきています。国内でも、ワインを楽しむ人が増えてきて、そのニーズの高まりとともに、気軽にネット通販で購入するできるように環境が整ってきています。

しかし、ワインなどの飲料をネットで購入する際の問題は、インポーターがレストランなどに直接販売するために、個人で買う際もケースで買わなければならないということが起こりうるということです。

AraiMartでは、20種を超えるポルトガルワインを1本からご注文いただけます。ポルトガルにグループ会社があるため、 日本でなかなか出会えないポルトガルワインを、お求めやすい価格でご提供しています。ご自宅のセラーに、ポルトガルの彩りを添えてみるのはいかがでしょうか。

AraiMartのポルトガルワインを覗いてみる

 

ポルトガルワインの特徴を知りたい人へ。5つのポイントでご紹介

ポルトガルワイン

”ヨーロッパのワイン”と聞いたときに、ポルトガルのワインに対してはどのようなイメージをお持ちでしょうか。

本ではまだまだ知られていませんが、実はポルトガルはヨーロッパで最も小さい国の1つにもかかわらず、貴重な固有のブドウ品種が数多く栽培され、世界が認める美味しいワインの生産国としても知られています。

ポルトガル人が古くから伝統的にワイン造りをしていることや、250種類以上に及ぶ在来種のブドウを栽培していることは、世界的に知られていて、国内市場での流通は当然のこと、ポルトガルワインは今や世界中で高く評価されているのです。

赤ワインと白ワインの古典的なバリエーションに加え、ポルトガルは世界で最も有名で本格的なワインであるポートワインを生産することで知られていますが、それだけがポルトガルワインを有名にしているわけではありません

実はポルトガルのブドウ園には、彼らの産み出すワインについての興味深い物語が隠されているのです。ポルトガルワインが世界的に流行り始めた今、すべてのワイン愛好家が知っておくべき、ポルトガルワインに関する5つの特徴をご紹介します。

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1. 歴史が薫るワインの産地

ポルトガルにおける最初のブドウ園に関する記録は、この地域がフェニキア、ギリシャ、ローマ帝国の人々の影響を受けていた、古代にまでさかのぼることができます。

ローマ人がポルトガルでブドウ園の組織的な栽培を始めたのは、地中海地域がローマ帝国によって支配されていた時代でした。テージョ川の河口の地域は、プランテーションを最初に始めた地域であり、最も古い記録は紀元前2世紀にさかのぼることができます

長い間、ルジタニア(当時のポルトガルの呼び名)ではブドウの栽培が当たり前に行われていましたが、ローマ帝国統治のが終わると、ポルトガルにおけるブドウ栽培も同時に衰退していきました。

西暦400年代には国外からの侵入を受け、西暦700年代からはアラブ人の支配を受け、ポルトガルワインの生産は大きな打撃をうけたのでした。

この状況を一変させたのが、キリスト教が大陸で支配的な宗教になった時で、ワインの生産が再開されました。キリスト教の儀式でのワインが使われることによって、キリスト教を国教とするほとんどの国々におけるブドウ栽培が再燃したのです。

以降ヨーロッパの各地でワインの生産が続けられるようになりました。

20世紀に入ると、ポルトガルのサラザール独裁政権の政策により、半鎖国のような状態が続きました。この時期にもともと輸出が主力だったポートワイン、マデイラワインなどのワインを除き、ポルトガル産のワインは国外に出ることがなくなってしまいました。

1974年に「カーネーション革命」が起き、1986年にはポルトガルはEC(現在のEU)に加盟しました。これを契機にポルトガルワインは再びヨーロッパ、そして世界へと羽ばたくことになります。またEUはポルトガルの産業振興へ数々の支援を実施。その中でも期待されたのがポルトガルのワインの産業だったのです。

 

2. ヴィーニョヴェルデというワイン

ヴィーニョヴェルデは、アルコール度数が低く、酸味が鋭く、微発泡の爽快な飲み物です。“緑のワイン(ポルトガル語の直訳)”という名前にもかかわらず、ワインは緑色をしているわけではありません。赤、白、ロゼのいずれも“緑のワイン”と呼ぶことができます

ヴィーニョヴェルデの名前は、その液体の色に由来するものではなく、美しい緑で有名なドウロ川とミーニョ川の間にある、特定のポルトガルの地域へのオマージュだともいわれています。

現在、ヴィーニョヴェルデは一つの地域の呼び名でもあり、国の北西にあるこの地域で生産されたワインのみに、ヴィーニョヴェルデという名前が与えられます。

ヴィーニョヴェルデ地方には65,000ヘクタールという広大なブドウ園があり(ポルトガル全体の約20%)、今もなお伝統的な独自の栽培方法が採用されているブドウ園もあります。ブドウの木を他の木の隣に植え、その木の幹にブドウの木が絡まるように育てるという手法です。

ヴィーニョヴェルデ地方はワインの管理が非常に厳しく、この地方で生産されたワインを評価する委員会もある程です。そして、この地方で生産されたすべてのワインボトルには、そのワインがヴィーニョヴェルデ地方で生産されたことを証明する保証シールが貼られています。このことからも品質に対する自信と、地方に対する誇りが感じられます

 

3. ポートワインとドウロ地方

ドウロ地域はポルトガルで最も有名なワインの産地です。ドウロ川が流れる美しい景観を有するこの地域は、ユネスコによって世界遺産に登録されています。この地域では2千年以上にわたってワインが作られてきました

そして世界的に有名なポートワインが生まれた場所でもあります。アルトドウロ地域で造られるポートワインは国内で生産される実に47%を占めています。

レグアとピニョンという町は、ポートワインを生産するための2つの主要なハブとして知られています。他のワインとは異なり、不完全な発酵状態のグレープマストから作られます。その結果、より甘く、粘りのある、アルコール性の液体になります。

ポートワインには、タウニー、ルビー、ホワイトの3種類が大きなバリエーションとしてありますが、レゼルバ、ヴィンテージ、レイトボトルドヴィンテージなど、他にも豊かなバリエーションがあります。

 

4.  忘れてはいけないダン(Dão)地方のワイン

“エレガントで忘れられない”というフレーズは、ポルトガル中北部のダン地方で生産されたワインを紹介するために使用される形容詞です。

フレーバーとアロマの組み合わせで国際的に認められているこの地方のワインは、ワイン専門メディアからのランキングと賞を総なめにしています。この地域は、ポルトガルワインの最も象徴的な品種の発祥の地といわれています。

固有品種の中でも最も高貴な赤と見なされているトウリガ・ナショナルのブドウと、白ブドウの代表であるエンクルザードがこの地を代表する品種といえます。

ダン地方の生産者たちは、ワインのアイデンティティや個性、優雅さを伝承する術を知っていました。そして『Dãoのエンクルザードはポルトガルワインのための最も美味しい白ブドウ品種』として知られているのです。

 

5. アレンテージョとそのブドウ品種

ヴィーニョヴェルデ地方とドウロ地方は主要なワイン生産地ですが、どちらもより伝統的なワインのバリエーションというよりも「本物のワイン」と形容できます。

“クラシック”なワインの主な生産地域といえばアレンテージョ地方です。この地域はテージョ川(国を東から西に横断する主要なポルトガルの水路)の南側にあり、ポルトアレグレ、エヴォラ、ベジャの地区とセトゥーバルとサンタレンの地区の一部が含まれています。

ポルトガルワイン生産において最大の地域であり、22,000ヘクタール以上のブドウ園が広がり、この土地に世界で最も多くの固有種のブドウが集中しています。

ポルトガルは、その地域でしか見られない自生のブドウ品種が特徴です。この特徴により、ポルトガルワインは独特の風味と香りを持っているのです。アレンテージョの主な品種は赤ブドウです。アラゴネス、トレンチャー、カステラォン、アリカント・ブーシェ、アルフロシェイロ、トウリガナショナル、シラー、そしてカベルネソーヴィニヨン。

また、白ブドウで最も栽培されているのは、アンタンヴァス、アリント、ルーペイロ、フェルナン・ピレスなどです。

いずれも見慣れないブドウ品種が並びます。ポルトガルのワイン愛飲家でさえも、初めて出会うブドウ品種があるといわれるほど、固有品種のバリエーションがあるのも、ポルトガルワイン愛飲家を飽きさせない魅力の一つです。

 

AraiBrandおすすめのポルトガルワイン

1ヘクタールあたりのブドウの固有品種が世界最多といわれるポルトガル。多品種をブレンドした味わい深いワインが数多く生産されています。

そんな特徴を持つポルトガルワイン。以下ではAraiBrandオススメのワインをご紹介します。

 

ポルトガルワイン【赤】のおすすめ

口の中に広がるブドウ本来の渋みや酸味に、どこか懐かしさや温かみを感じられるのがポルトガルの赤ワインの特徴です。ここではおすすめのポルトガルの赤ワインを紹介していきます。

 

ドナ・エルメリンダ

ジャパンワインチャレンジ2019銀賞を受賞したワインです。色調は濃く深い赤色で、マデイラの香りや高級な完熟した赤肉系果実の香りが漂う質のまろやかなタンニンが感じられます。心地よい味のハーモニーが長く口に残る赤ワインです。

原産地:ポルトガル/セトゥーバル地方

品種:カステラォン、カベルネ・ソーヴィニョン、トウリガ・ナショナル

味わい:ミディアムボディ

詳しくはこちらから【ドナ・エルメリンダ】

 

キンタ・ダ・レデ レゼルヴァ

熟した果実の複雑な風味をはっきりと感じられます。トーストを感じさせるベリー ジャム、チョコレートや濃い色合いの花の香りがほのかに漂い、バランスの良い、骨格のしっかりした飲み口です。

原産地:ポルトガル/ドウロ地方

品種:トウリガ・ナショナル40%、トウリガ・フランカ30%、ティンタ・ロリス30%

味わい:フルボディ

詳しくはこちらから【キンタ・ダ・レデ レゼルヴァ】

 

ポルトガルワイン【白】のおすすめ

ポルトガルの白ワイン用ブドウ品種はほぼ土着品種で、その種類も多岐にわたります。ポルトガルにはイワシなどの魚を塩焼きで食べたり、フリットにして食べる文化があります。日本と共通した食文化があるという点でも、ポルトガルの白ワインは、日本の食にも合わせやすいワインです。その中でも白ワインのオススメをご紹介します。

 

ドナ・エルメリンダ【白】

アジア最大規模のワインコンテスト「ジャパンワインチャレンジ」にて、2019年金賞を受賞した白ワインです。
色調は緑がかった麦の穂色。濃厚なトロピカルフルーツとはちみつの香りが漂います。酸味と甘み、アルコールと果実感の複雑な味わいで、余韻は長く口の中に残ります。

原産地:ポルトガル/セトゥーバル地方

品種:シャルドネ、アリント、アンタオン・ヴァス、フェルナオン・ピレス

味わい:辛口

詳しくはこちらから【ドナ・エルメリンダ白】

 

レゲンゴス セレクション

色調は透明感のある麦の穂色。熟したマンゴーやパッションフルーツのアロマの香りと共に、バランスの取れたフレッシュな味わいが楽しめます。

原産地:ポルトガル/アレンテージョ地方

品種:アンタォン・ヴァス60%、ゴウヴェイオ40%

味わい:辛口

詳しくはこちらから【レゲンゴスセレクション】

 

ヴィーニョヴェルデのおすすめ

爽やかでキレのある酸とフルーティな果実味に溢れ、軽やかな辛口のヴィーニョヴェルデ。アルコール度数が低めで飲みやすく、ワイン初心者でも親しみやすい味わいも魅力です。飲み疲れることなくカジュアルに楽しめるグリーンワインは、国内でも人気がでてきています。そんなヴィーニョヴェルデのおすすめをご紹介します。

 

ヴェルデガル・ブランコ

グリーンアップルや柑橘系果実のアロマ漂う、フレッシュでほのかな甘みのあるライトボディなワインです。バーニャカウダなどの野菜料理、白身魚の料理と好相性。ライトで微発泡なので、乾杯の一杯にもおすすめです。特に春から夏のシーズンのお食事に、4~8℃までしっかり冷やしてお飲みください。

原産地:ポルトガル/ヴィーニョヴェルデ地方

品種:アリント、アゼル、ロウレイロ、トラジャドゥラ

味わい:中辛口

詳しくはこちらから【ヴェルデガル・ブランコ】

 

フガス

フルーティで軽快、滑らかな口当たり。柑橘系の色調を持ち、モダンで爽やかなワインです。8~10℃にキリッと冷やしたヴィーニョ・ヴェルデ「フガス」は、白身魚の料理、鶏肉のような淡白な肉料理と相性が抜群です。

原産地:ポルトガル/ヴィーニョヴェルデ地方

品種:ロウレイロ、トラジャドゥラ

味わい:辛口

詳しくはこちらから【フガス】

 

ポルトガルワインを通販で1本からご購入頂けます

ワインは専門店でお買いになっている方も多いかと思います。しかし、現在ではお好きなお店のネット通販でワインを購入できるようになってきています。国内でも、ワインを楽しむ人が増えてきて、そのニーズの高まりとともに、気軽にネット通販で購入するできるように環境が整ってきています。

しかし、ワインなどの飲料をネットで購入する際の問題は、インポーターがレストランなどに直接販売するために、個人で買う際もケースで買わなければならないということが起こりうるということです。

AraiMartでは、20種を超えるポルトガルワインを1本からご注文いただけます。ポルトガルにグループ会社があるため、 日本でなかなか出会えないポルトガルワインを、お求めやすい価格でご提供しています。国内でも人気が高まってきているヴィーニョヴェルデももちろんごお取り扱いしております。ご自宅のセラーに、ポルトガルの彩りを添えてみるのはいかがでしょうか。

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ガラナ・アンタルチカ杯優勝のビーチバレー石井美樹選手に注目

石井美樹 ビーチバレー

選手を応援したり、素晴らしいプレーに感動したりという、観客一人ひとりの熱い思いによって生まれる臨場感が会場全体を包みこみ、心から盛り上がれるのがスポーツ観戦の醍醐味です。

その中でもビーチバレーは、会場にいるDJが音楽をかけたり、ノリノリで会場が一体化して盛り上がるという、スポーツ観戦と音楽フェスを同時に体験できてしまう競技です。

また、ビーチバレーのシーズンは夏場です。

会場によってはお酒を飲みながら観戦できる大会もあるので、屋外ならではの開放的な雰囲気を楽しめる最高に楽しい競技です。

そんなビーチバレー界で今最も注目されている選手が、荒井商事所属の石井美樹選手です。

海外の選手からはそのプレースタイルから「ニンジャ」とも称される、日本期待の選手。

2019年のガラナ・アンタルチカ杯では、村上めぐみ選手とのペアで優勝し、東京五輪出場も最有力候補と言われています。

 

そもそもビーチバレーとは?

ビーチバレーは比較的新しい競技です。同じバレーでも、室内バレーとはまったく違う条件下で行われるビーチバレーですが、ビーチバレーで活躍する選手には、室内のバレーボールから転向するプレーヤーが多いことでも知られていて、石井美樹選手もその一人です。

国際バレーボール連盟(FIVB)公認の第1回の世界選手権大会は1987年に、ブラジル、リオデジャネイロのイパネマ・ビーチで開催されました。世界の強豪国としてはアメリカ、ブラジル、オーストラリアの3か国が名を連ねています。

日本国内では1987年に、湘南・鵠沼海岸で第1回ビーチバレージャパンが開催され、日本人にもビーチバレーが広く認知されるようになりました。

1989年には、日本バレーボール協会が日本ビーチバレー連盟を発足させ、国内での普及にあたっています。

 

ビーチバレーの特徴

ビーチバレーは室内バレーボールとは違い、砂の上のコートで2人1組のチームが対戦します。

風や太陽の気象条件や、砂の状態などにう影響されるため、その試合が行われている環境にうまく適応できるかが大きなカギを握ります。

ビーチバレーは砂浜の上でバレーボールをする遊びからはじまり、のちに統一されたルールが制定されスポーツ競技として広がりました。ワンタッチを1回に数えるなど、ビーチバレーならではのルールもあります

ビーチバレーが世界的に盛んになり、1996年のアトランタ五輪からは、男女とも正式種目となりました。ネットの高さは室内バレーボール同ですが、コートの広さはひと回り狭くなっています。

それでも2人でカバーするには十分広く、選手同士の息の合ったプレーが最大の見どころといえます。また、ビーチで青空の下行われるイメージがありますが、降り方にもよっては、雨天でも決行される、ハードなスポーツです。

ガラナアンタルチカ

石井美樹選手の強さは小柄な身長にあり

ビーチバレーは、室内バレーボールと同じように、身長が高ければ有利であることには変わりありません。女子のネットの高さは、室内バレーボールと同じ2.24mに設定されていて、アタックやブロックといったネット際の攻防は勝敗に大きく関係するプレーです。

世界で活躍している選手を見てみると、女子でも180cm以上の選手ばかりで、190cmを超える選手もいるほどです。

ところが、石井美樹選手の身長は172cmで、ペアを組む村上めぐみ選手は165cmと「世界最小ペア」と言われるほど小柄なのです。

それにもかかわらず、2018年のアジア大会では12年ぶりの銀メダルに輝き、2019年11月にメキシコで行われたシーズン最終戦のワールドツアーでは、ベスト8に入りました。このハンディキャップを埋めているのが、狭い歩幅にあるといわれています。

大きい選手は1歩の歩幅が必然的に大く、移動するために余計に時間がかかります。しかし、小さい選手は歩幅が狭く、1歩を踏み出すスピードがはやく、すぐに次のプレーに移行できます。

ビーチバレーでは砂の上で細かい歩幅で、スピーディーに動け、1回1回の切り返しのスピードの速さが、石井選手の強みとなっているのです。

 

石井美樹選手とともに歩むガラナ・アンタルチカ

ビーチバレー 石井美樹
荒井商事株式会社代表取締役と石井美樹選手

湘南ベルマーレビーチバレーボールチームに所属している石井美樹選手は、世界のトップを目指し活動を続ける女子世界ランキング日本人トップ選手で、東京オリンピックの出場が期待されるアスリートです。

石井美樹選手のスポンサーで、ガラナ・アンタルチカの販売者である荒井商事は、ジャパンビーチバレーボールツアーのツアー協賛、および同ツアー平塚大会「ガラナ・アンタルチカ杯 in ひらつかの特別協賛もおこないました。

地元湘南平塚から、世界の頂点を目指す選手を応援する様々な取り組みが行われる予定です。ぜひご期待ください。

 

常にトレンドの最先端を行くガラナ・アンタルチカ

ガラナ・アンタルチカは、ブラジルで最もポピュラーな飲み物です。そのファンを増やし続けた背景には、ガラナ・アンタルチカ社の一貫した品質へのこだわりと、時代の波を上手に捉える柔軟性だと言えます。

2020年には、女子サッカーブラジル代表のスポンサー企業を集める、広告塔の代わりを買って出て話題となりました。

自社の商品より、女子サッカーブラジル代表を大事にする心意気がブラジル人ファンのハートを鷲掴みにしています。

 

ガラナ・アンタルチカ 350ml缶 ケース販売(24本入)

 

ガラナ・アンタルチカ

ガラナ・アンタルチカは、ガラナ飲料の本家ブラジルで、1921年に世界で初めてガラナ種子を使って作られたソフトドリンクです。

ブラジル・アマゾン原産100%のガラナ種子から抽出されたエキスを使用しています。

販売開始から2021年で100年を迎えるガラナ・アンタルチカ。ブラジルにおけるガラナ飲料のトップシェアを維持、国民的飲料として圧倒的な人気を誇っています。

商品について詳しく見る

 

アレンテージョの実力派。最大手ワイナリーカルミン社とは

ポルトガル カルミン ワイナリー

果てしない地平線が美しい穀倉地帯のアレンテージョは、ポルトガル語で、Além(向こう側)+Tejo(テージョ川)を意味し、首都リスボンから見て南にあるテージョ川の対岸以南に位置します。

15世紀末までポルトガルがイスラムから領土を取り返すレコンキスタ(国土回復運動)が行われましたが、一番最後までイスラムが残り続け、イスラム文化を今に伝える地域となっています。

そんなアレンテージョはコルクの生産地としても知られ、ワイン愛好家にはちょっと知られた地域でもあります。

古くは小麦畑だったこの地方でもブドウ作りが盛んになり、近年アレンテージョでは、資本の投入や醸造技術の革新によって、品質の高いワイン造りが行われ始め、多くのワイナリーが急速に進化し始め、世界的に注目されつつあるエリアとなっているのです。

そのアレンテージョに品質・生産量ともにポルトガルで最高レベルのワイナリーがあります。それがカルミン社(Carmim)です。

ワイン王国として知られるポルトガルで、世界的なワイナリーにまで成長したカルミン社について見ていきましょう。

ポルトガルワイン通販アライマート

世界でも認められている一流ワイナリー

カルミン社は、1971年にこの地域の60のワイン生産者グループによって、ワインを生産および販売することを目的として創立されました。

3,600ヘクタールのブドウ園と、900人の従業員を擁するカルミン社は、ポルトガルでは決して長くない歴史にもかかわらず、卓越したワインの代名詞とも称される、ハイクオリティなワインを製造することに成功しています。

ポルトガル国内の市場でも、上質なワインの分野でリーディングカンパニーとして、その存在感を示しています。

ポルトガルの3大ワイナリーの1つに数えられ、アレンテージョ地方では最大の規模を誇ります。白、赤、早飲みからレゼルヴァ、リキュール、ロゼ、スパークリングワインなど、74種類にも及ぶワインを、年間平均にして約1,800万リットルの生産し、世界34か国に輸出しています。

そして、その生産量もさることながら、ポルトガル国内のみならず、国際的なコンテストも合わせ600を超える賞を受賞しているのです。

このことからも分かるように、その味と品質を作り出すカルミン社は世界的に見ても一流ワイナリーと言えます。

 

カルミン社の一級品ブドウはこうして作られる

アレンテージョに位置するカルミン社のブドウ園の土壌は主に花崗岩で、石英片岩に似た土質のエリアもあり、土壌の肥沃度は中程度です。ブドウ園には太陽の日差しが効果的にあたる穏やかな傾斜があり、機能的な自然排水を作り出しています。

この地方の気候は、年間平均気温が15.5〜16℃で地中海性および大陸性気候で、乾燥しした空気に覆われ、最高気温が42.1℃、最低気温は-5℃と、夏と冬の寒暖差が特徴的な地域にブドウ園は位置しています。

平均年間降水量は約580 mmで、特に冬場に集中して雨が降ります。また、平均日照時間は3000時間/年と、ヨーロッパのなかでも最も長く、この環境がブドウの生育にも大きく影響しています。

ブドウ園の苗木は、農薬の使用を極力少なくし、環境に優しい農法で栽培されています。この栽培方法はアレンテージョの暖かく乾燥した気候にマッチし、ブドウの成長を促す効果があると言われています。

アレンテージョの土着のブドウはもちろんのこと、多品種のブドウが、高い品質で育てられていて、特にレゲンゴス・デ・モンサラーシュのテロワールを、環境に合わせて合理的に管理することに成功しているます。

このことからも、カルミン社が地域に根差したワイナリーであることが伺えます。

 

レゲンゴスというブランドの持つ力

ポルトガルのDOC(原産地呼称管理法)の一地域である、レゲンゴス・デ・モンサラーシュの土着ブドウの品質管理に携わる人的リソースや、8ヘクタールにおよぶブドウ園は、カルミン社にとって大切な資産となっています。

その証ともいえるのが、園内で一際目を引くレゲンゴス専用のワインセラーです。

そして、最高のテクノロジーを兼ね備えたDOCワインの瓶詰め用の建屋もまた、かけがえなのない資産なのです。

1日あたり150万キロのブドウを醸造し、1時間あたり21,000本のボトルを瓶詰めを可能としているのはこの最新鋭の設備があるからに他なりません。そして最大3,300万リットルものワインを貯蔵することができるのです。

巨大ワイナリーとなったカルミン社のワイン造りは、レゲンゴス・デ・モンサラーシュ地域の経済開発において最も重要な事業の1つであり、関連する農業会社やその家族の重要なハブとして機能しているのです。

もっと詳しくポルトガルワインについて知りたい方は、こちらもご覧になってください。

ポルトガルワインまとめ。知りたいをぎゅっと凝縮!

 

 

日本で飲めるカルミン社のワイン

世界でも有数のワイナリーとして名を連ねる、ポルトガルが誇るカルミン社のワインが日本でも飲むことができます。ポルトガルの大地と、醸造家たちの情熱が育んだ、温かみ溢れるワインをご紹介します。

 

レゲンゴス セレクション【白】

 

色調は透明感のある麦の穂色。熟したマンゴーやパッションフルーツのアロマの香りと共に、バランスの取れたフレッシュな味わいが楽しめます。

産地:ポルトガル/アレンテージョ地方

品種:アンタォン・ヴァス60%、ゴウヴェイオ40%

味わい:辛口

詳しくはこちらから【レゲンゴスセレクション 白】

 

レゲンゴス セレクション 【赤】

色調は透明感のあるガーネット色。野生のブドウ、チョコレートやコーヒー系のコクのある心地よいアロマが特徴で、やわらかいタンニンと上品な味わいが楽しめます。実はこのレゲンゴスという赤ワインは、イタリアの作家、アントニオ・タブッキの小説『レクイエム』に登場しています。文学作品に思いを馳せて、読書しながらワインを飲むのも楽しいかもしれません。

産地:ポルトガル/アレンテージョ地方

品種:トリンカデイラ40%、アラゴネス40%、アリカンテ・ブシェ20%

味わい:ミディアムボディ

詳しくはこちらから【レゲンゴスセレクション 赤】

 

日本でも飲めるポルトガルのワイン

AraiMartでは、20種を超えるポルトガルワインを1本からご注文いただけます。ポルトガルにグループ会社があるため、 日本でなかなか出会えないポルトガルワインを、お求めやすい価格でご提供しています。

国内でも人気が高まってきているヴィーニョヴェルデももちろんお取扱いしております。

ご自宅のセラーに、ポルトガルの彩りを添えてみるのはいかがでしょうか。

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アレンテージョの新星、エルダーデ・ド・ロシムの実力に迫る

ポルトガル ワイナリー

ポルトガルワインの産地の中でも、コルクの産地として広く世界で知られているのがアレンテージョ地方です。

この地方では古くから強く耐用性のあるコルク樫のコルクが生産され、世界で消費されるコルクの半分近くをこの地方が供給しているため、コルクの産地としてのイメージが強いかもしれません。

しかし、アレンテージョではワイン造りも盛んで、高級なワインだけでなく、リーズナブルなワインも多く造られ、フルーティーで飲みやすい人気のあるワインが造られています

そんなアレンテージョ地方で20世紀末に産声を上げたワイナリーが今注目を集めています。

古くからの伝統的なスタイルを守り続けているワイナリーが多い中で、最新のワインに関する研究の粋を集め、ワインを醸造しているワイナリー“エルダーデ・ド・ロシム”です。

どのようなワイナリーなのか探っていきましょう。

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ポルトガルの乾燥地帯アレンテージョ地方

見渡す限り地平線が広がるアレンテージョ地方は古くは穀倉地帯で、小麦畑が広がっていました。

現在では多くの小麦畑はブドウ園となり、広大な土地と照り付ける太陽の熱を利用して生産されるワインは、ポルトガルでも最高のワインの1つとして広く認知されています。

海抜200m以下の緩やかな起伏を持った大地は、大陸性気候に属していて、夏は酷暑で冬は寒いという、寒暖の差が激しく乾燥した地域です。

ポルトガル国内でも日照量が多い地域で、出来上がるワインは、高温かつ乾燥した地域らしく、熟した果実味とボリュームを感じさせる赤ワイン、そして、フレッシュかつフルーティーな早飲みワインや適度な厚みのある白ワインも造られています。

また、近年この地方では、資本の投入や醸造技術の革新によって、品質の高いワイン造りが行われ始めていて、多くのワイナリーが急速に進化し始め、世界的に注目されつつあるエリアでもあります。

その中でも、一際異彩を放つワイナリーがエルダーデ・ド・ロシムなのです。

アレンテージョ屈指のこだわりを持つエルダーデ・ド・ロシム

ロシム社は、アレンテージョ地方南東部のバイショアレンテージョの町、ヴィディゲイラとクバの間に位置し、約120ヘクタールの土地を所有し、そのうち約70ヘクタールがブドウ園です。

2000年から6年間かけて組織の再構築を行い、ほぼすべての苗木の植え替えを行い、ブドウ園を一新しました。

ロシム社の賭けともいえるこの改革は、高品質なブドウだけ生産することを目指し、高い基準の下行われました

ワイナリーの中心的役割を果たす建屋の建築は、“良質なワイン生産”というソフト面と、“建築の美しさ”というハード面を見事に持ち合わせ、地域におけるマーケティングやプロモーションのためのシンボルマークとしても機能しています。

このワイナリーにおけるワイン開発に関するマネジメントは、農学者のカタリーナ・ヴィエイラ氏が担当、また、ブドウ栽培のコンサルタントは、リスボン大学の農業経営学研究所のブドウ栽培学教授のロジェリオ・デ・カストロ教授が行い、ワイン醸造については、ワイン醸造学のスペシャリストであるアントニオ・ヴェントゥーラ教授の指導の下行われています。

このようにポルトガル国内屈指の各界のスペシャリストがワイン醸造に携わることで、ロシム社の類を見ない高品質なワイン造りが可能となっているのです。

拡大を続けるロシム社のブドウ園

ロシム社には70ヘクタールのブドウ園があり、50ヘクタールで赤ブドウ品種を栽培し、残りは白ブドウ品種を育ています。

創業当初の2000年には20ヘクタールの古いブドウ園しかなく、その内の50%はアラゴンとトリンカデイラの赤ブドウ品種があり、残りの50%は白ブドウ品種のアンタンヴァスでした。

2001年になると約13ヘクタール、2004年さらに17ヘクタールブドウ園を拡大し、2006年にはさらに7ヘクタール増やしアルバリーニョ等の植え付けを行いました。

砂地と粘土質の土壌を持つ農園では赤ブドウと白ブドウがそれぞれ適した土地で栽培されています。現在では70ヘクタールの広大な農園を所有し、農園には点滴灌漑システムが導入され、ワインの生産量も順調に増やしてます。

老舗ワイナリーに負けない存在感を放つロシム社

2000年に設立されたロシム社のワイナリーは、近年流行しているワインツーリズムに備え、巨大なスクリーンを館内に持ち、かつてないほど大胆で斬新な造りとなっています

近隣の風景との調和が美しく、レジャー客のためのカフェテリアや近代的な食堂も完備しています。

ロシム社の実力を裏付ける出来事が起きたのは、会社の発足からわずかな月日しか経っていなかった2010年のことでした。

ロシム社のスーパープレミアムワインGrande Rocim 2007が、ポルトガル屈指のワイン愛好家でありジャーナリストのジョアン・パウロ・マルティンスの2010年のワインガイドにおいて、“今年の最高のポルトガルワインの1つ”と称賛されたのです。

老舗ワイナリーが無数にあるポルトガルにおいて、このようなことはほとんどなく、この出来事からもロシム社の実力がうかがえます。

今日、ロシム社は世界28か国、主に米国、ヨーロッパ、マカオ、中国、台湾、ブラジル、アンゴラなどにワインを輸出しています

2017年には約90万本のワインを販売していて、売上高全体の約40%がポルトガル国内で流通しています。

過去に目を向け、未来に賭ける

ロシム社の中で一番の特徴的な存在と言えば、ワイナリーのマネジメント業務を任される前に、ワイン醸造学を修め、ヨーロッパのいくつかの国でワインを学び、特にフランスでブドウ栽培やワイン学を学んだ、会社の共同オーナーでもある、女性農学者のカタリーナ・ヴィエイラ氏です。

「ワインの品質を維持するための基本的な哲学は、ブドウの品質に絶えず注意を払うことにあり、“消費者を決して軽んじることなく”、ブドウ作りからワイン醸造まで最善を尽くすことです。」とヴィエイラ氏は語ります。

「この品質維持の活動には膨大な時間を要します。そして何よりも、今市場で何が起こっているのかをよく理解していなければ、私たちは優れたワイン生産者にはなれません。全体をマネジメントするためには、すべてのプロセスを知りつくさなければならないのです。」と自身の経験を踏まえて、ワイン造りへの想いを語ります。

そんな彼女ですが、ポリシーは『過去に目を向け、未来に賭ける』。細やかなマネジメントを重要視する一方で、大胆な一面ものぞかせ、ロシム社発展の裏にある情熱をうかがわせます。

 

もっと詳しくポルトガルワインについて知りたい方は、こちらもご覧になってください。

ポルトガルワインまとめ。知りたいをぎゅっと凝縮!

 

 

アレンテージョの新星ロシム社のワインが日本でも飲めます

アレンテージョ地方のワインはこの数10年でめざましい発展をとげ、世界中で注目を集めています。

アレンテージョのワインは大企業などの投資により、近代的な大規模な農園があったり、醸造家をコンサルタントに招聘しワイン造りを行ったり、世界のワイン需要に応えられる、良質なワインが数多く造られています。

ロシム社はその中でも、トップクラスの専門家を集め、ワイン造りを行っています。そんなロシム社のワインをご紹介します。

 

ボジャドール【白】

色調は金色がかった緑色。トロピカルフルーツの豊かなアロマが広がります。すっきりとしたフレッシュさと豊かな果実味をお楽しみください。

産地:ポルトガル/アレンテージョ地方

品種:アンタォン・ヴァス、アリント、アルヴァリーニョ

味わい:辛口

詳しくはこちらから【ボジャドール白】

 

ボジャドール【赤】

色調は深いルビー色。熟した赤肉系果実のアロマが広がります。

まろやかなタンニンを感じる、フルボディの赤ワインです。

産地:ポルトガル/アレンテージョ地方

品種:アラゴネス、トウリガ・ナショナル、トリンカデイラ

味わい:フルボディ

詳しくはこちらから【ボジャドール赤】

 

日本でも飲めるポルトガルのワイン

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国内でも人気が高まってきているヴィーニョヴェルデももちろんごお取り扱いしております。ご自宅のセラーに、ポルトガルの彩りを添えてみるのはいかがでしょうか。

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ドウロ地方の最高峰キンタ・ダ・レデのワインが最高に美味しい理由

ポルトガル ドウロ ワイン

ポルトガルのワインと言えば、何を思い浮かますか?最近流行りのヴィーニョヴェルデでしょうか。それとも、世界で大流行したポートワインでしょうか。

実は、ポルトガル国内でも屈指のワインの産地と言われている地方があります。土着の品種に恵まれ、色とりどりの良質なワインを産み出す地方、それがドウロ地方です。

数えきれないほどあるワイナリーの中でも、古くからワインづくりをしていて、しかも、その良さを残しながら近代化を遂げた、今注目のワイナリー、キンタ・ダ・レデのワインをご紹介します。

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ドウロ地方は土着ブドウ品種の宝庫

上質なポートワインを産み出すことで有名なドウロ地方は、最近では、ポルトガル国内のみならず、世界中の愛飲家の中で話題が沸騰するほどの素晴らしいワインを生み出しています。

土着品種のパワフルなコクがありインパクトのある味わいですが、一方で上品なエレガントさも兼ね備えているのがドウロ地方のワインの特徴で、他にはない、個性的な味わいが今世界中で選ばれています

ドウロ地方はヨーロッパで最も古いワイン産地の1つで、少なくとも2000年にわたってワインを生産してきました。

ポルトガルの北東に位置し、ドウロ川に近いこの地域の地形はワイン造りにも適していて、一年を通して乾燥した気候で、冬は寒く、夏は暑く、降水量は比較的多めの地域です。

この地域には25万ヘクタール以上のブドウ園があり、その広大さから、いかにワインづくりが精力的に行われているかをうかがうことができます。

ドウロ川流域の土地は栄養豊富な土壌で、層状の変成岩で構成されています。

近年のプランテーションへの傾向としては、

主に5種の赤ブドウ品種、トウリガ・ナショナル、トウリガ・フランカ、ティンタ・バロッカ、ティント・カォン、ティンタ・ロリスと、

5種の白ブドウ品種マルバジア・フィーナ、ゴウヴェイオ、ヴィオジーニョ、コデガ、マルバジア・レイが盛んに作られています。

これらのブドウは、ポートワインにもスティルワインの醸造にも使用されています。

この地域では、政令で推奨されているブドウだけでも29の品種があり、これらのブレンドする際には、メインの品種を少なくとも60%使用しなければならないと定められています。

 

ドウロ地方だけでもワインの種類は無限大

かつてポートワインで有名だったこの地は、ポルトガルのEU加盟後、設備が各段に向上したことで、スティルワインの生産も本格的に始まりました。

ドウロ地方の多くのブドウ園は山の斜面にあり、機械が入るのが難しく、今も昔と変わらず多くの作業が手作業で行われています

そのため生産量も限られ、ドウロのワインは貴重なワインとしても知られています。

ドウロ川流域のDOC地域には、正式に認められたブドウの品種が多く、実に100種類以上のブドウ品種が認定されています。

それほど多くのブドウから作られるワインですので、ワイン好きのポルトガル人ですら、まったく知らないブドウのワインに出会うことも日常的にあることです。

そして、歴史によって研鑽されたブレンド技術が、よりおいしいブレンドワインを作り出し、その組み合わせは無限大にあるといえます。

 

ドウロ地方珠玉のワインブランド“キンタ・ダ・レデ”

山脈に囲まれたドウロ地方はバイショ・コルゴ、ドウロ・スペリオール、シーマ・コルゴの3つのサブリージョンに分かれています。

キンタ・ダ・レデはバイショ・コルゴ地区にあり、ドウロ地方の最西端に位置します。この地方のプランテーションの29.9%はブドウ園なので、ブドウの収穫量が豊富で、ワイン造りが盛んな地域です。

キンタ・ダ・レデは、ドウロ川に面した、絶好のロケーションにあり、その恵まれた環境の中で白と赤のレゼルバとキンタ・ダ・レゼルバのワインを製造しています。

歴史と個性が薫るキンタ・ダ・レデのワインは、ワイン愛好家による、世界のベスト100にも選ばれるほどの実力があり、今、世界中で注目されているワイナリーの一つです。

 

キンタ・ダ・レデ、その伝統と革新

サンタクリスティーナの教区にあるキンタ・ダ・レデの歴史は、1484年には始まっていたという歴史的記録があります。

1756年、ドン・ジョゼ1世の時代にマルケス・デ・ポンバル侯爵によってワイン生産地の境界設定が行われましたが、それより以前にドウロ地方のワイナリーとしてすでにワインを造っています

キンタ・ダ・レデの“レデ”は、ポルトガル語で魚を捕る網という意味があり、ワイン農園にしては珍しい名前が付けられています。

キンタ・ダ・レデは、ドウロ川の川幅が最も狭くなる地域に位置し、川幅拡幅の工事が行われるよりずっと前に、漁民たちがドウロ川の端と端に漁網を渡して漁をしていたという歴史に由来します。

キンタ・デ・レデのロゴや、ワインボトルにもこの網があしらわれ、特徴的なデザインが目を引きます。

1996年、キンタ・ダ・レデは、現在のオーナーであるジョゼ・フォンセッカ・アルベス氏に買収されました。

ジョゼ・アルベス氏はオーナー就任後、ブドウ園とワイナリーのオペレーション、生産方法、宣伝方法を、抜本的に改革することを目的としたプロジェクトをすぐに開始しました。

ワイナリーのブランディング、顧客を増やすための多くのアイデアを、次々と実行に移していきました。彼の指揮のもと、ブドウ園全体の再構築も行われました。

ブドウ栽培全体の修復作業が行われ、ブドウ園の大部分は、わずかな株を残し、植え替えられました。

2008年には『QUINTA da REDE』というラベルの付いた、最初のワインが発売されました。

ジョゼ・アルベス氏は、彼が経営に携わるずっと前からワインが生産されてたことに重きを置き、「農場の歴史的な遺産を製品に詰め込みたい」と語っています。

 

日本で飲めるキンタ・ダ・レデ

ドウロ地方はポルトガルのワインの激戦区です。多くの良質な固有品種のブドウがあり、飲む人の喜びを約束するワインが多く製造されています。

その中でも頭一つ抜けているのが、キンタ・ダ・レデのワインです。

500年以上続く伝統と、近代化による革新によって素晴らしいワインが造られています。そんなキンタ・ダ・レデのおすすめのワインをご紹介します。

レデ レゼルヴァ【白】

クリスタルのように澄んだ緑がかったシトラス色。マンゴー、パパイヤなどのトロピカルフルーツの豊かな香りで、白い花とシトラスのニュアンスが感じられます。フルーティーでフレッシュ、若々しい味のワインです。心地よい味わいで余韻もたっぷり。

産地:ポルトガル/ドウロ地方

品種:アリント40%、ラヴィガート20%、ゴウヴェイオ40%

味わい:辛口

詳しくはこちらから【レデ レゼルヴァ白】

 

 

レデ レゼルヴァ【赤】

色調は澄んだザクロ色。完熟した赤系果実のはっきりとした香りが特徴。アルコール漬けした野生の果実のニュアンスとトーストとバラの繊細な印象も。果実味溢れるワインです。

産地:ポルトガル/ドウロ地方

品種:トウリガ・ナショナル20%、トウリガ・フランカ50%、ティンタ・ロリス30%

味わい:フルボディ

詳しくはこちらから【レデ レゼルヴァ赤】

 

キンタ・ダ・レデ レゼルヴァ【白】

芳香性が非常に豊か。

フレンチオーク新樽のトーストと、トロピカルなアロマのバランスが良いワインです。

白い花や柑橘類のニュアンスも。フルーティーでフレッシュ、口の中で心地よいボリューム感があります。上質で繊細な構造を感じさせ、余韻は長く続きます。

産地:ポルトガル/ドウロ地方

品種:アリント30%、ヴィオズィーニョ30%、ゴウヴェイオ40%

味わい:辛口

詳しくはこちらから【キンタ・ダ・レデ レゼルヴァ白】

 

キンタ・ダ・レデ レゼルヴァ【赤】

熟した果実の複雑な風味をはっきりと感じる。トーストを感じさせるベリー ジャム、チョコレートや濃い色合いの花の香りがほのかに漂う。バランスのいい、骨格のしっかりした飲み口。

産地:ポルトガル/ドウロ地方

品種:トウリガ・ナショナル40%、トウリガ・フランカ30%、ティンタ・ロリス30%

味わい:フルボディ

詳しくはこちらから【キンタ・ダ・レデ レゼルヴァ赤】

 

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アルバリーニョを飲みたければプロヴァンのワインがおすすめ

ポルトガルワイン

現在世界のヴィーニョヴェルデ愛飲家の中でも注目を集めているポルトガルのワイナリーがプロヴァンです。AraiMartのヴィーニョヴェルデの商品群の中でも、高級ブドウ品種、アルバリーニョをメインにワインづくりを行うワイナリーとして、一際存在感を放つプロヴァンのワインについてご紹介します。

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ヴィーニョヴェルデの基礎知識

ヴィーニョヴェルデを産み出すヴィーニョヴェルデ地方は、ポルトガルの北西部に位置し、ドウロ川とミーニョ川の間に広がる地域を指します。

北はスペインとの国境、南はドウロ川とフレイタを中心とする山脈まで届き、そして西側には大西洋という地理的な特徴があります。

“緑の海岸”とも称されるこの地方は、緑豊かな森や、見るものを感動させる川や滝、そしてブドウ園や農場など、美しい景色が広がります。

ヴィーニョヴェルデ地方はポルトガルにおいても、最も古いブドウの産地で、古代ローマ時代にはブドウ作りが始められていたとされています。

冷涼な夏と温暖な冬が特徴のこの地域は、海側から山側までの丘にワイン畑が広がっていて、標高が高いところでは朝晩の寒暖差が大きく、ワインには最適なブドウが収穫されます。

標高700mにも達する丘を有すこの地方のブドウ畑の総合面積は21,000ヘクタールと広大で、ポルトガル国内のワイン畑の約15%にも相当します。

年間平均で1,200mmと降水量も多く、冬から春にかけて雨の多い地域でもあります。地質は花崗岩質で、良質なブドウを育てるのに適した土壌を持つのがヴィーニョヴェルデ地方の特徴です。

飲んでみたいワインNo.1!今噂のヴィーニョヴェルデとは?

 

ヴィーニョヴェルデが上質であり続ける理由

この地域が織りなす自然環境は、優れた白ワインだけでなく、スパークリングワインの生産にも理想的とされています。

この地域で造られるヴィーニョヴェルデやスパークリングワインの品質は、世界でも類を見ない高品質なものとなります。この地域が古くから、フレッシュで低アルコール、そして微発泡という特徴と持つワインを作り続けているのは決して偶然でありません。

それだけのワインを作るのに適した地理的要因があるからです。 また、ワインの自然な酸性度がもたらすテイストは、古くから伝わるワイン醸造の技術的な側面によって支えられ、高水準な品質を保ち続けているのです。

 

プロヴァンとはどんなワイナリー?

プロヴァン社は、ヴィーニョヴェルデのモンサンとメルガソ地区のサブリージョンのワイン製造者10人によって構成される会社で、1992年に、モンサン地区のバルベイタという町に、モダンで機能的なワイナリーを構えることで、本格的にワインを製造し始めました

このワイナリーでは質の高いアルバリーニョ100%や、アルバリーニョとトラジャドゥーラのブレンドと言った、アルバリーニョを中心としたブレンドワインをメインに製造しています。

現在では、モンサンとメルガソ地区の生産者に加え、約200もの小規模ワイン生産者からのブドウの醸造し、51万リットルの規模のワイナリーになりました。

これらワイン生産者のほとんどは、20年以上プロヴァンにブドウを供給していて、それらのブドウ園のほとんどが30年以上の歴史を有しています。

 

プロヴァンが守り続けるポリシー

プロヴァン社では、今後もワインの生産を作るためのテロワール、気候風土、ブドウ畑、ワイン醸造に関する技術、歴史、食などを守り続けることを目的として、そしてその全ての起源となっているアルバリーニョワインの独自の生産方法を守り続けていくことが、関係者全員のポリシーとなっています。

また、プロヴァン社は、アルバリーニョワイン研究において、世界でも先駆的な企業の1つとなっています。1993年に初めて自社ワイナリーでワインの製造が成功して以降、ワイン製造技術の進化を検証し続けています。

「進化を続けるアルバリーニョの可能性は、モンサンとメルガソのブドウの良質なブドウあってこそと」、謙虚な姿勢でワイン造りを続けています。

 

世界トップ50スパークリング金賞受賞ワインも輩出

50 Great Sparkling Wines of the World(世界トップ50スパークリングワイン)において、2021年プロヴァンのワインが金賞を受賞しています。

このコンテストは、スペインのワイン情報メディアWine Pleasuresが主催している国際的なもので、イタリア、ポルトガル、スペイン、アルゼンチン、チリ、クロアチア、フランス、ニュージーランド、スロベニア、英国などが参加。審査方法は5名の審査員によってブラインドテイスティングが行われ、100点満点で採点。

全体の上位50ブランドにのみ、ゴールドメダルもしくはシルバーメダルが授与されます。このコンテストにおいて、アルバリーニョ100%のコート・デ・マモエラス スパークリングが金賞を受賞しました。

 

アルバリーニョはどのような品種?

アルバリーニョはイベリア半島の北西部で栽培される白ブドウの品種の一つです。スペインのガリシア州やポルトガルのミーニョ地方の土着品種で、世界的に産地として有名なのはガリシア州です。

ブドウの実は小粒で緑色をしており、果皮が厚いためウドンコ病などの病害にも強く、ポルトガルでも大切に育てられている、白ワインの高級ブドウ品種です。

 

アルバリーニョ最高峰のワインが日本で飲めます

お酒は好きだけど、ビールの苦みが苦手という方に、爽やかでシトラスなヴィーニョヴェルデは美味しくお飲み頂けます。フレッシュで爽快な飲み口が、食欲もそそります。繊細な味付けの日本料理などにも料理の味の邪魔をせず、素材の味を引き立たせます。ここではAraiMartで購入できるプロヴァンのワインをご紹介します。

ヴァランダ・ド・コンデ【ヴィーニョヴェルデ】

フレッシュな南国果実を感じさせる、非常にエレガントでフルーティーな風味 。全体のバランスが良く、厳選されたアルヴァリーニョとトラジャドゥーラが最高のハーモニーを奏で、果実味と新鮮さが特別な味わいを与えています 。8~10℃にキリッと冷やしたヴィーニョヴェルデ「ヴァランダ・ド・コンデ」は、シーフード料理や和食と相性が抜群です。

原産地:ポルトガル/ヴィーニョヴェルデ地方

品種:アルヴァリーニョ、トラジャドゥーラ

味わい:辛口

詳しくはこちらから【ヴァランダ・ド・コンデ】

 

コート・デ・マモエラス スパークリング辛口

2021年の“50 Great Sparkling Wines of the World 2021”において、95点という高得点で金賞に輝いたワイン。果実やミネラル・香ばしさを感じさせる複雑なアロマを、きめ細かな泡が引き立てます。厚みがある辛口で、ほどよい酸味を感じ、余韻はアルヴァリーニョの持つフルーティーさが広がります。

原産地:ポルトガル/ヴィーニョヴェルデ地方

品種:アルヴァリーニョ100%

味わい:辛口

詳しくはこちらから【コート・デ・マモエラス】

 

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