アルバリーニョを飲みたければプロヴァンのワインがおすすめ

ポルトガルワイン

現在世界のヴィーニョヴェルデ愛飲家の中でも注目を集めているポルトガルのワイナリーがプロヴァンです。AraiMartのヴィーニョヴェルデの商品群の中でも、高級ブドウ品種、アルバリーニョをメインにワインづくりを行うワイナリーとして、一際存在感を放つプロヴァンのワインについてご紹介します。

ポルトガルワイン通販アライマート

ヴィーニョヴェルデの基礎知識

ヴィーニョヴェルデを産み出すヴィーニョヴェルデ地方は、ポルトガルの北西部に位置し、ドウロ川とミーニョ川の間に広がる地域を指します。

北はスペインとの国境、南はドウロ川とフレイタを中心とする山脈まで届き、そして西側には大西洋という地理的な特徴があります。

“緑の海岸”とも称されるこの地方は、緑豊かな森や、見るものを感動させる川や滝、そしてブドウ園や農場など、美しい景色が広がります。

ヴィーニョヴェルデ地方はポルトガルにおいても、最も古いブドウの産地で、古代ローマ時代にはブドウ作りが始められていたとされています。

冷涼な夏と温暖な冬が特徴のこの地域は、海側から山側までの丘にワイン畑が広がっていて、標高が高いところでは朝晩の寒暖差が大きく、ワインには最適なブドウが収穫されます。

標高700mにも達する丘を有すこの地方のブドウ畑の総合面積は21,000ヘクタールと広大で、ポルトガル国内のワイン畑の約15%にも相当します。

年間平均で1,200mmと降水量も多く、冬から春にかけて雨の多い地域でもあります。地質は花崗岩質で、良質なブドウを育てるのに適した土壌を持つのがヴィーニョヴェルデ地方の特徴です。

飲んでみたいワインNo.1!今噂のヴィーニョヴェルデとは?

 

ヴィーニョヴェルデが上質であり続ける理由

この地域が織りなす自然環境は、優れた白ワインだけでなく、スパークリングワインの生産にも理想的とされています。

この地域で造られるヴィーニョヴェルデやスパークリングワインの品質は、世界でも類を見ない高品質なものとなります。この地域が古くから、フレッシュで低アルコール、そして微発泡という特徴と持つワインを作り続けているのは決して偶然でありません。

それだけのワインを作るのに適した地理的要因があるからです。 また、ワインの自然な酸性度がもたらすテイストは、古くから伝わるワイン醸造の技術的な側面によって支えられ、高水準な品質を保ち続けているのです。

 

プロヴァンとはどんなワイナリー?

プロヴァン社は、ヴィーニョヴェルデのモンサンとメルガソ地区のサブリージョンのワイン製造者10人によって構成される会社で、1992年に、モンサン地区のバルベイタという町に、モダンで機能的なワイナリーを構えることで、本格的にワインを製造し始めました

このワイナリーでは質の高いアルバリーニョ100%や、アルバリーニョとトラジャドゥーラのブレンドと言った、アルバリーニョを中心としたブレンドワインをメインに製造しています。

現在では、モンサンとメルガソ地区の生産者に加え、約200もの小規模ワイン生産者からのブドウの醸造し、51万リットルの規模のワイナリーになりました。

これらワイン生産者のほとんどは、20年以上プロヴァンにブドウを供給していて、それらのブドウ園のほとんどが30年以上の歴史を有しています。

 

プロヴァンが守り続けるポリシー

プロヴァン社では、今後もワインの生産を作るためのテロワール、気候風土、ブドウ畑、ワイン醸造に関する技術、歴史、食などを守り続けることを目的として、そしてその全ての起源となっているアルバリーニョワインの独自の生産方法を守り続けていくことが、関係者全員のポリシーとなっています。

また、プロヴァン社は、アルバリーニョワイン研究において、世界でも先駆的な企業の1つとなっています。1993年に初めて自社ワイナリーでワインの製造が成功して以降、ワイン製造技術の進化を検証し続けています。

「進化を続けるアルバリーニョの可能性は、モンサンとメルガソのブドウの良質なブドウあってこそと」、謙虚な姿勢でワイン造りを続けています。

 

世界トップ50スパークリング金賞受賞ワインも輩出

50 Great Sparkling Wines of the World(世界トップ50スパークリングワイン)において、2021年プロヴァンのワインが金賞を受賞しています。

このコンテストは、スペインのワイン情報メディアWine Pleasuresが主催している国際的なもので、イタリア、ポルトガル、スペイン、アルゼンチン、チリ、クロアチア、フランス、ニュージーランド、スロベニア、英国などが参加。審査方法は5名の審査員によってブラインドテイスティングが行われ、100点満点で採点。

全体の上位50ブランドにのみ、ゴールドメダルもしくはシルバーメダルが授与されます。このコンテストにおいて、アルバリーニョ100%のコート・デ・マモエラス スパークリングが金賞を受賞しました。

 

アルバリーニョはどのような品種?

アルバリーニョはイベリア半島の北西部で栽培される白ブドウの品種の一つです。スペインのガリシア州やポルトガルのミーニョ地方の土着品種で、世界的に産地として有名なのはガリシア州です。

ブドウの実は小粒で緑色をしており、果皮が厚いためウドンコ病などの病害にも強く、ポルトガルでも大切に育てられている、白ワインの高級ブドウ品種です。

 

アルバリーニョ最高峰のワインが日本で飲めます

お酒は好きだけど、ビールの苦みが苦手という方に、爽やかでシトラスなヴィーニョヴェルデは美味しくお飲み頂けます。フレッシュで爽快な飲み口が、食欲もそそります。繊細な味付けの日本料理などにも料理の味の邪魔をせず、素材の味を引き立たせます。ここではAraiMartで購入できるプロヴァンのワインをご紹介します。

ヴァランダ・ド・コンデ【ヴィーニョヴェルデ】

フレッシュな南国果実を感じさせる、非常にエレガントでフルーティーな風味 。全体のバランスが良く、厳選されたアルヴァリーニョとトラジャドゥーラが最高のハーモニーを奏で、果実味と新鮮さが特別な味わいを与えています 。8~10℃にキリッと冷やしたヴィーニョヴェルデ「ヴァランダ・ド・コンデ」は、シーフード料理や和食と相性が抜群です。

原産地:ポルトガル/ヴィーニョヴェルデ地方

品種:アルヴァリーニョ、トラジャドゥーラ

味わい:辛口

詳しくはこちらから【ヴァランダ・ド・コンデ】

 

コート・デ・マモエラス スパークリング辛口

2021年の“50 Great Sparkling Wines of the World 2021”において、95点という高得点で金賞に輝いたワイン。果実やミネラル・香ばしさを感じさせる複雑なアロマを、きめ細かな泡が引き立てます。厚みがある辛口で、ほどよい酸味を感じ、余韻はアルヴァリーニョの持つフルーティーさが広がります。

原産地:ポルトガル/ヴィーニョヴェルデ地方

品種:アルヴァリーニョ100%

味わい:辛口

詳しくはこちらから【コート・デ・マモエラス】

 

AraiMartでは、40種を超えるポルトガルワインを1本からご注文いただけます。ポルトガルにグループ会社があるため、 日本でなかなか出会えないポルトガルワインを、お求めやすい価格でご提供しています。

国内でも人気が高まってきているヴィーニョヴェルデももちろんごお取り扱いしております。ご自宅のセラーに、ポルトガルの彩りを添えてみるのはいかがでしょうか。

AraiMartのポルトガルワインを覗いてみる

 

 

選ばれ続けて100周年!ガラナ・アンタルチカ成功の歴史とは?

ガラナアンタルチカ

気分をスカッとさせたい時に飲みたくなるのが炭酸飲料です。現在日本でも多くの飲料が販売されています。

食事のお供や、スポーツの後などにもつい手が出てしまうものですが、ブラジルにはブラジル特有の炭酸飲料があるのをご存知でしょうか。

それがガラナ・アンタルチカです。

緑を基調にしたオシャレな缶からは、琥珀色の炭酸水が出てきて、飲む人の視覚にも魅力をたっぷり訴えかけるその飲み物。

実は、ブラジルの国民的スポーツ、サッカーブラジル代表の公式スポンサーだったり、国内でも東京ヴェルディのビーチサッカーのオフィシャルスポンサーになったこともあり、

国内でも認知度がぐいぐいと上がってきているのです。

そんなガラナ・アンタルチカの歴史を紐解いてみましょう。

ブラジルでは超メジャー。そのガラナの生い立ちとは

ガラナアンタルチカ

1921年8月18日にパウリスタアンタルチカという会社がブラジルにおいて初めて「ガラナ・シャンパーニュ・アンタルチカ」という商品名で売り出したのが、ガラナ・アンタルチカの歴史の始まりです。

それまで同様の飲料はブラジルには無く、コカコーラ社が後追いでガラナ味の飲料を発売したほどでした。

簡単に発売されたように思えるこのガラナ・アンタルチカにも、実はその一本目のドリンクが発売されるまで、多くのエピソードがあったのです。

ブラジルでガラナという果実が認知される

ブラジルにおけるガラナの起源は1669年まで遡ります。イエズス会の司祭であった、ジョアン・フェリペ・ベッテンフォードが、アマゾン川上流のマウエースと呼ばれる地域のインディオを観察しているときに、ガラナの実と出会いました。

司祭は、彼らが“ガラナ”と呼ばれる果物のジュースを飲んだときに、強い強壮効果をもたらすことを発見したのでした。

インディオがガラナを摂取した後、一日中狩りを続けていても空腹にならないことや、発熱や、こむら返り、頭痛などの治療に使用されていることも発見したのです。

1820年代には、ガラナの木はドイツ人の学者、カール・ヴォン・マルティウスによって研究され、植物治療薬に関心があったヨーロッパで広く認知されるようになりました。

1885年にサンパウロの実業家のグループが、後にカンパーニャ・アンタルチカ・パウリスタの本部が設置されるサンパウロ州のアグア・ブランカの近くに農場を取得しました。

そして2月、カンパーニャ・アンタルチカ・パウリスタが正式に発足しました。ここから、ガラナ・アンタルチカの歴史が正式に始まることになります。

ガラナアンタルチカ

ガラナ・アンタルチカいよいよ発売開始

いよいよ本格的なガラナ飲料を作り始めることになりました。 ルイス・ペレイラ・バレット博士は、ガラナ果実を飲料にする加工技術を開発。

ガラナをブラジルのソフトドリンクの主成分に変えるための研究が実った瞬間でした。

1921年ガラナ・アンタルチカはついに商品として正式に発売されることになりました。

産業化学者で薬学者の、ペドロ・バチスタ・デ・アンドラーデ教授によって「ガラナ・シャンパーニュ・アンタルチカ」が作られたのです。

当時の製品は、アマゾナス州とサンパウロ州の2拠点をまたがり製造を行っていました。しかし、こだわりを貫いて、ガラナはマウエースのサプライヤーから直接果実を購入したものだけを使用。

商品の成功の裏には、成分に関する7つの秘密が隠されているといわれています。

1940年代終盤には、ガラナ・アンタルチカの成功による消費増加に伴い、アンタルチカはガラナの生産量を拡大するために、マウエースに事務所を構えることに決めました。

しかし、拠点はアマゾナス州にあっても、1962年までは、サンパウロで果汁の抽出作業が行われていました。

1971年にはマウエース市内のサンタ・エレーナ農園で初めて自社でのガラナ栽培の開始しました。

それまで業者から購入していた種子と変わらぬ品質を守り、低価格による生産を実現するために、それまで培ってきた技術とノウハウを農園の生産者に伝えました。

今日では、この農場は大規模なガラナ研究所となり、世界最大のガラナ遺伝子のラボとされています。この農場にしかないガラナ品種も存在するのです。

 

飲みやすさを追求した缶と瓶のガラナ・アンタルチカの登場

1981年に缶のガラナ・アンタルチカが発売開始、1984年にはその後ガラナのシンボルマークとなる290mlの瓶入りのガラナが発売されました。

1988年、時代の流れに一番乗りする形で、ガラナのダイエットバージョンを発売。

ブラジルの清涼飲料水メーカーの中では、風味を全く変えずにカロリーを抑えることに成功した、初めての企業となりました。

そして2002年はガラナ・アンタルチカにとって忘れられない年となりました。その年のサッカーのブラジル代表(セレソン)の公式スポンサーとなり、なんとセレソンが日韓ワールドカップで5回目の優勝を果たしたのです。

翌大会の2006年ドイツワールドカップでは、ガラナ・アンタルチカとしては初となる、メモリアルコレクションを発表。イチゴ、キウイ、パイナップルフレイバーのガラナを発売しました。

2008年、ガラナ・アンタルチカは日本ではちょっと考えられないサイズのガラナを発売しました。その量がなんと3.3リットルで、しかもペットボトル入りです。

「ブラジルで一番大きな清涼飲料水」と話題を呼び、ファンを喜ばせました。

アマゾンのエナジーフルーツとして忘れてはいけない“アサイー”とのコラボレーションもしています。

2010年にアサイフレーバーのガラナ・アンタルチカを発売。通常のガラナと違いカフェイン入りの商品となりました。そして同年、カロリーゼロのガラナも市場に投入しています。

2013年、ガラナ・アンタルチカは、ガラナのペットボトルに使用するPETを100%リサイクルのもので生産することに成功。同年末には4000万本ものガラナのリサイクルペットボトルが流通しました。

 

常にトレンドの最先端を行くガラナ・アンタルチカ

ガラナ・アンタルチカは、ブラジルで最もポピュラーな飲み物です。そのファンを増やし続けた背景には、ガラナ・アンタルチカ社の一貫した品質へのこだわりと、時代の波を上手に捉える柔軟性だと言えます。

2020年には、女子サッカーブラジル代表のスポンサー企業を集める、広告塔の代わりを買って出て話題となりました。

自社の商品より、女子サッカーブラジル代表を大事にする心意気がブラジル人ファンのハートを鷲掴みにしています。

 

ガラナ・アンタルチカ 350ml缶 ケース販売(24本入)

 

ガラナ・アンタルチカは、ガラナ飲料の本家ブラジルで、1921年に世界で初めてガラナ種子を使って作られたソフトドリンクです。

ブラジル・アマゾン原産100%のガラナ種子から抽出されたエキスを使用しています。

販売開始から2021年で100年を迎えるガラナ・アンタルチカ。ブラジルにおけるガラナ飲料のトップシェアを維持、国民的飲料として圧倒的な人気を誇っています。

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