赤ワインに肉料理。これだけは押さえておきたい基本のペアリング

日本でもワインを飲む習慣が徐々に根付いてきています。そして、このおうち時間が増えた今、今まで手を出さなかったワインにも手が伸びるようになり、その味を楽しむ人も増えてきているようです。

そこで今回は、肉料理にターゲットを絞り、肉料理に合う赤ワインについて見ていきましょう!赤ワインは基本的に肉料理と合うとされていますが、実際にはどのような肉料理が赤ワインに向いているのでしょうか?

実はワインと肉のマッチングは思ったよりシンプルですので、ここに書かれていることを基本にして、そこから色々な料理にもチャレンジするのはいかがでしょうか?きっと新しい発見があるはずです!

それでは見ていきましょう!
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牛肉。ワインと赤身肉のペアリング

赤身の肉はさまざまな調理方法があります。そして、それぞれの料理には味わいに個性があるので、その料理に合ったワインを選ぶのが理想的です。

煮込まれた肉

煮込みに肉はが使われる場合、通常鍋での肉が調理されるため、脂肪がすべて鍋に残り、脂の量がわずかに多くなります。

この調理方法によって作られた肉とワインのバランスを考えたとき、酸性度が高くタンニンが強いワインを選ぶのが理想的です。ワインのブドウ品種でいうとテンプラリーニョなどのワインが合うとされています。

グリルされた肉

赤身のグリル肉の風味を十分に活かすのは、酸性の強いタンニンを含むフルボディのワインです。

グリルされた肉の味を十分に引き立たせるには、アルゼンチンのマルベックやウルグアイのタナなどがうってつけです。また、このペアリングが最も効果的に発揮されるのは、焼き加減がレアの肉です。赤身の本来の味が、ワインとの調和を最高の食事に仕立て上げます。

バーベキュー

バーベキューはグリル肉と同じように思われがちですが、炭から出る煙の強い風味が肉の味わいに大きく影響します。

上述したマルベックのワインは、一般的に赤身の肉と非常によく合いますが、バーベキューのようにさまざまな肉の部位がある場合は、カベルネソーヴィニヨンをおすすめします。火から出てくるさまざまなフレーバーと、バランスよく調和してくれるでしょう。

ハンバーグ

ハンバーグは、肉の味に加え、ソースが付いている料理です。そのため、ワインとのペアリングに気を配る必要があります。トマトソースを使ったクラシックなハンバーグには、イタリア産の軽くて伝統的なモンテプルチアーノなどのワインがおすすめです。

リブ

赤身の肉の中でも、リブは非常に独特な肉で、脂肪分が多いことに加えて、驚くべき風味があります。このような場合、2通りの考え方があります。

肉の風味を尊重するマイルドなワインと組み合わせるか、この食事を印象的なものにするために、普段トライしないワインと組み合わせるかです。

失敗をしたくないあなたには、ピノ・ノワールをおすすめします。ピノ・ノワールは、エレガントで主張も少ないので、食事を邪魔することはないでしょう。しかし、あえてトライしたい人にはシラーなどはいかがでしょうか。リブとのペアリングで、非常に興味深い味わいとなるでしょう。

豚肉。ワインと豚肉のペアリング

豚肉もワインとよく合います。牛肉と比べてたんぱくな豚肉には、タンニンがより滑らかなワインをおすすめします。豚肉の繊細な味わいは、強い風味のブドウと合わせると、風味が損なわれる可能性があるためです。

赤ワインを好む人にはカベルネソーヴィニヨンが良いでしょう。また、白ワインを好む方はリースリングなどがおすすめです。

鶏肉。ワインと肉のペアリング

一般的に食卓にのぼる鶏肉も、さまざまな方法で調理できます。ワインと鶏肉をペアリングする際には、いくつか気を付けたいポイントがあります。

マイルドなソースのきいた鶏肉料理の場合、ピノノワールやメルローなど、軽快なワインとのペアリングがおすすめです。
※ホットソースのような辛いソースの場合はリースリングの白とよく合います。

チーズまたはチーズソースを添えた鶏肉料理は、料理の風味が強いため、シラーと一緒に召し上がってみてください。

ジビエ。ワインとジビエ肉のペアリング

一般的に狩猟肉は、食卓によく並ぶ牛肉、豚肉、鶏肉よりもはるかに特徴的な風味があります。この理由から、ジビエ肉はその強い存在感によって打ち消されないほどパワフルな、フルボディのワインでしかペアリングが成立しないと言っても過言ではないでしょう。

したがって、鴨、鹿、子羊などの肉とワインを合わせるときは、タナや、カベルネソーヴィニヨン、またはシラーで作られたワインと合わせると良いでしょう。

ワインは数種類に絞ってペアリングを楽しむ

いかがでしたでしょうか。今回ご紹介したワインは、カベルネソービニヨン、シラー、メルローなど、馴染みのあるワインが多かったのではないでしょうか。料理の種類が無限大になる中で、何百種もあるワインを一つずつ試すのは不可能です。まずは、一般的で手に入りやすいワインを調達し、肉料理に合わせてみると良いでしょう。

そして、そのペアリングで感じたインスピレーションを元に、自分の好みの幅を広げていくことが大切です。いきなりアレコレとワインに手を出すと、なかなか思い通りのペアリングができずに終わってしまうことも考えられます。

是非、今回の記事を参考に、肉料理と赤ワインを合わせてみてください。きっと気に入るペアリングがあるはずです。

 

ポルトガルワインについて知りたい方は、こちらもご覧になってください。

ポルトガルワインまとめ。知りたいをぎゅっと凝縮!

 

AraiBrandおすすめのポルトガル赤ワイン

ポルトガルワインの魅力はなんといっても、その土地ならではのブドウを使った、オリジナリティ溢れる味わいです。今回ご紹介したブドウ品種はごく一部で、ポルトガルにはまだまだ魅力的なブドウ品種が存在します。

1ヘクタールあたりのブドウの固有品種が世界最多といわれるポルトガル。多品種をブレンドした味わい深いワインが数多く生産されています。

そんな特徴を持つポルトガルワイン。以下ではAraiBrandオススメのワインをご紹介します。

ポルトガルワイン【赤】のおすすめ

口の中に広がるブドウ本来の渋みや酸味に、どこか懐かしさや温かみを感じられるのがポルトガルの赤ワインの特徴です。ここではおすすめのポルトガルの赤ワインを紹介していきます。

 

ドナ・エルメリンダ

ジャパンワインチャレンジ2019銀賞を受賞したワインです。色調は濃く深い赤色で、マデイラの香りや高級な完熟した赤肉系果実の香りが漂う質のまろやかなタンニンが感じられます。心地よい味のハーモニーが長く口に残る赤ワインです。

原産地:ポルトガル/セトゥーバル地方

品種:カステラォン、カベルネ・ソーヴィニョン、トウリガ・ナショナル

味わい:ミディアムボディ

詳しくはこちらから【ドナ・エルメリンダ】

レデ レゼルヴァ【赤】

色調は澄んだザクロ色。完熟した赤系果実のはっきりとした香りが特徴。アルコール漬けした野生の果実のニュアンスとトーストとバラの繊細な印象も。果実味溢れるワインです。

産地:ポルトガル/ドウロ地方

品種:トウリガ・ナショナル20%、トウリガ・フランカ50%、ティンタ・ロリス30%

味わい:フルボディ

詳しくはこちらから【レデ レゼルヴァ赤】

キンタ・ダ・レデ レゼルヴァ

熟した果実の複雑な風味をはっきりと感じられます。トーストを感じさせるベリー ジャム、チョコレートや濃い色合いの花の香りがほのかに漂い、バランスの良い、骨格のしっかりした飲み口です。

原産地:ポルトガル/ドウロ地方

品種:トウリガ・ナショナル40%、トウリガ・フランカ30%、ティンタ・ロリス30%

味わい:フルボディ

詳しくはこちらから【キンタ・ダ・レデ レゼルヴァ】

 

飲みやすいワインはどう選ぶ?上手にワインを選ぶコツをご紹介!

近年ワインを日常的に楽しむ方も増えてきています。コンビニやスーパーにもワインコーナーがあったり、おうち時間が増えて、晩酌のお酒を普段とは違うものに変えてみたり、また、オンライン飲み会では、お店の飲み会と違って、選ぶアルコール飲料の幅が以前よりも広がったため、ワインを手に取る人も増えているようです。

以前から、ワインの存在は知っていたけれども、いざワインを選ぶときになると、何を基準に選べばよいのかわからないものです。

せっかく飲むのであれば、「美味しいワイン」を選びたいと考えるものですが、「失敗したくない」という気持ちが強く、価格が安いものを選んでしまうこともあります。

もともとワインの味が苦手な人であれば仕方がないですが、ポイントを押さえれば、手頃で美味しいワインと巡り合うこともできます。

ということで今回は、無数にあるワインから「飲みやすいワイン」をどのように選べばよいのか。ワインを選ぶ際に“大失敗”しない選び方のコツを見ていきましょう!
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飲みやすさで言ったら白ワインが始めやすい

ワインを初めて飲む方ならまず白ワインから飲んでみることをおすすめします。「赤ワインは苦手だけど、白ワインなら飲める」というワインファンも多く、フルーティな味わいの白ワインであれば、普段カクテルなどを飲んでいる方にも、飲みやすいワインです。

また、キレが良い白ワインであれば、後味がすっきりとしていて、刺身や、魚介料理、また、煮物などにも合わせやすく、普段の食事のお供として楽しむことができるので、「ワインを飲むぞ!」と気負わずに、日常の晩酌のお供として飲めるのが特徴です。

白ワインがすっきりしていて飲みやすいのには、その作られる工程に秘密があります。

苦手な人の多い赤ワインの持つ特有の渋みは、ワインを造る際にブドウの皮や種を一緒に発酵させることによるものです。

皮の持つ渋みやえぐみがワインの味の中に含まれるので、赤ワインを苦手と感じる人が多いのです。

その点白ワインは白ブドウの皮や種を予め取り除き発酵させます。いわゆる「ブドウジュース」が白ワインのもととなるのです。

これにより赤ワインのような“渋み”や“えぐみ”がワインの中に含まれず、透明感溢れるブドウのフレッシュでフルーティな味わいを楽しめるのです。

白ワインの「甘口」「辛口」とは?

白ワインの中にも甘口なものと、辛口なものがあります。「白ワイン」と一括りに思われがちですが、白ワインにも生産者が狙って造る味の違いがあります。

その味はもちろん使われるブドウの品種によっても細かく変わりますが、出来上がった白ワインの味には大きく分けて2種類があります。それが「甘口」と「辛口」です。この違いについて見てみましょう。

甘口の白ワイン

甘口と呼ばれるワインは、ブドウの果実が持つ甘味が残っている白ワインにことを主に指します。

ワインがブドウジュースからアルコール分を持つワインに変化するのは、ブドウが持つ糖分が発酵してアルコール分に変わるからです。

この過程の途中で、本来のブドウが持つ糖分が残っている場合、ブドウの甘味を強く感じられる「甘口」となります。

味は、全体的にまろやかで、ブドウのフルーティな余韻がお口に残るものが多いです。

辛口の白ワイン

辛口と言っても、スパイシーな味を感じられるわけではありません。

ブドウが発酵するプロセスで、ブドウの持つ糖分のほとんどがアルコール分に変わり、糖度が低くなった白ワインが「辛口」と呼ばれます。

その味は、キリっとスッキリ飲めるものが多く、食事と合わせる際は、辛口の方が好まれることが多いです。

このような味の違いを購入する際にどのように見極めたら良いのでしょうか?

「甘口」「辛口」といった違いは、ワインによっては、ボトルの裏のラベルに「甘口」「やや甘口」「やや辛口」「辛口」といったようにそのワインの味の特徴を表記しているのものあります。

この表記を参考にして、自分の好みを知ることで、自分にとって飲みやすいワインを選ぶことができます!

スパークリングワインの甘口・辛口の違いは?

白ワインの派生形として、スパークリングワインがあります。

スパークリングワインとは、発泡性のあるワインのことをさし、炭酸の入ったワインはスパークリングワインと呼ばれ、たまにレストランなどで「泡」などと表現されるものがこれにあたります。

スパークリングワインには規定があり炭酸ガスが3気圧以上のワインでなければなりません。

また、1気圧未満の場合は微発泡とよばれ、スパークリングワインには含まれないことになっています。

あとで紹介するヴィーニョヴェルデもこの微発泡に属し、スパークリングワインではないのです。

スパークリングワインは、炭酸を辛いと感じるために甘さを感じにくくなります。

そのため製造工程で糖分を添加する、ドサージュという作業があるほどです。

この工程により、甘さの調節が行われるのです。甘味を詳説することで、味わいにコクや、まろやかさ、ボリューム感を出すことができるのです。

ワインで有名なフランスでは、このスパークリングワインの甘辛度を7段階に分けそれぞれぞれに名称を与えています。

超辛口:糖度0~3g or 3g 以下
(甘辛度表記)
・ブリュット、ナチュール(Brut Nature)
・パ・ドゼ(Pas dose)
・ドサージュ・ゼロ(Dosage zero)

極辛口:糖度6g未満 or 0~6g
(甘辛度表記)
・エクストラ・ブリュット(Extra Brut)

辛口:糖度12g未満 or 12g以下 or 15g以内
(甘辛度表記)
・ブリュット(Brut)

やや辛口:糖度12-17g
(甘辛度表記)
・エクストラ ドライ(Etra dry)

やや甘口:糖度17-32g or 17-35g
(甘辛度表記)
・セック(Sec)

甘口:糖度32-50g or 33-50g
(甘辛度表記)
・ドゥミ・セック(Demi Sec)

極甘口:糖度50g以上
(甘辛度表記)
・ドゥー(Doux)

 

ドサージュの工程で添加される糖分の量は生産者がどういうワインを造りたいかによって異なりますが、出来上がったスパークリングワインの糖度によって、このように分類されるのです。

ブリュット・ナチュールが一番辛口で、下にいくごとに甘くなり一番甘口がドゥです。

どのスパークリングが飲みやすいというのは、個人の感覚によって変わりますが、世界で流通しているスパークリングワインの多くは、ほどよいコクとキレの感じられる”極辛口のエクストラ・ブリュット”に仕上げられています。

スパークリングワインは、炭酸を感じられるワインのため飲みやすく、食前などに、おつまみが無くても楽しめるワインです。

一般的に白ワインよりも価格が高く設定されているため、「飲みやすい」ワインではありますが、日常的に使うというより、会食の食前酒や、パーティーなど、特別な時に用いられることが多いワインとなっています。

飲みやすさなら断然ヴィーニョヴェルデがおすすめ!!

飲みやすいワインをお探しに方におススメしたいのは、ポルトガルのヴィーニョヴェルデという、白ワインのような微発泡ワインです。

“ヴィーニョヴェルデ”という名前自体聞きなれない名前ですが、このワインは、ポルトガルのヴィーニョヴェルデ地方でしか生産されないワインで、実は今世界中で人気が出てきているワインです。

その理由は以下のものがあります。

・微発泡で飲みやすい

・他のワインよりもアルコール度数が低いため飲みやすい

・価格が他のワインに比べ安価

ということがあげられます。上で、スパークリングワインについて書きましたが、ヴィーニョヴェルデとどう違うか見ていきましょう。

このヴィーニョヴェルデに使われるブドウは、一般的なワインに比べ1~2か月早く収穫されます。完熟する前の若いブドウを使用し、ワインが発酵する過程で発生する気泡をそのまま楽しめる形で製品化されるのがこのヴィーニョヴェルデの最大の特徴と言えます。

この地域はもともと赤ワインの産地でしたが、瓶内二次発酵製法によって造られた、軽い微発泡を帯びた白ワインが人々の心を捉え、白ワインにシフトしていったといわれています。

今では自然発泡のヴィーニョヴェルデも少なくなってきていて、ボトリングする前にガスを添加するようになりました。

そしてアルコール分はは9-12.5%程度に調節され、炭酸のガス圧は0.7気圧前後(スパークリングワインの平均は2.8-3.8)で、アルコールが高いものに限り、バランスを取るためにガス圧が低めに調整されます。

このヴィーニョヴェルデは、ワイン大国ポルトガルでも気軽に楽しまれているワインで、暑い夏場などには、水の代わりに飲まれるほど親しまれています。

それもあり、ヴィーニョヴェルデは非常に安い価格で流通していて、日本においても手軽に楽しめ飲みやすいということで、人気が出てきているワインなのです。

飲みやすい赤ワインとはどういうワイン?

「赤ワインはどうも苦手」とか、「美味しいと感じたことが無い」という人も多いですよね。

事実、赤ワインは上でも述べたように、ブドウの皮や種が製造に使用されるため、“渋み”や“えぐみ”などを感じてしまい、それが「美味しくない」につながっているようにも感じます。

白ワインは「甘口」や「辛口」といったようにワインの性格が表現されますが、赤ワインは「ライトボディ」「ミディアムボディ」「フルボディ」と表現され、いまいちピンときません。

そして、その3種の中で選んだとしても、ブドウの品種や、作られ方によっても味わいは100種100様で、自分が本当に好きと思える味に出会える確率は低いかしれません。

通常赤ワインは食事と合わせて楽しまれることが多く、その食事との相性を楽しむことも多いワインです。

そのために高級レストランには、食事と合うワインをおすすめするソムリエがいるのですが、赤ワインは「自分の好みのワインを探す」というよりは、「その食事を素敵に演出する」という立ち位置で飲まれることが多いです。

「あの食事で飲んだ“あのワイン”は美味しかった」とか、「あのワインは、この食事には合いそうだ」という風に、贔屓の赤ワインを一種類選ぶというよりは、“自分なりのレパートリーを作っておく”。という楽しみ方が良いかもしれません。

そのような楽しみ方をするためにも、どういう赤ワインをセレクトしていけばよいのか、自分好みの赤ワインの見つけ方を見ていきましょう!

赤ワインを知るには「ボディ」を知る

いきなり“ボディ”と言われてもしっくりこない方もいるかもしれませんが、これは味や香りの傾向のことを指します。

ワインの味や香りが複雑なほど「ボディがある」という風に表現されます。また、口に含んだ時に感じるワインの濃厚さや重たさなどのことを指します。この“ボディ”が、赤ワインの大きな特徴を分ける指標になります。

フルボディの赤ワイン

渋み、香り、味が濃厚で、色も濃く、ずっしり重たさを感じるようなワインのことです。ワインの味が凝縮されているような感じがします。合わせる料理も、さっぱり淡泊なものだと、ワインの味の方が強すぎるので、濃厚なソースがかかった料理や、肉料理と合わせるのが一般的です。

ミディアムボディ

ミディアムボディの感じ方は人それぞれですが、フルボディを好む人には、軽めのワインという風に感じますし、軽いワインを好む人にはフルボディのように感じる方もいます。渋み・酸味が程よく“バランスの良い”ワインのことを指します。ワインに慣れてきて、「日常的にワインを楽しみたい」という方は、ミディアムボディのワインを飲む方が多いようです。

ライトボディ

その名のごとく、“ライト(軽い)”なワインです。フルボディと比べると色調も薄く、渋みが少ないワインのことを指します。香りや味わいもさらっとしていて、口当たりがよく、アルコール度数も低いものもあります。ミディアムボディ以上のワインを飲みなれている人からすると、「少し物足りない」と感じることもあります。しかし、気取らずに飲めるので、ワイワイと楽しいお酒の場には向いているワインともいえます。

このように3種類のワインに大別される赤ワインですが、実は、このボディを分類する明確な基準はありません。ワインのボトルに書かれている味の評価は、ワイナリーやメーカーなどが独自の基準でつけているものです。

そのために、この3つの分類を参考にしてワインを選んだのに「ライトボディなのに、ちょっと味が濃すぎて料理に合わせにくい」と感じたり、「フルボディと書かれているのに、少し物足りないな」と感じることもあり得ます。

このようなことが起こりやすいのが赤ワインの特徴でもあります。

ですので、最初はライトボディやミディアムボディのワインから飲み始めると“赤ワインのイメージ”を掴めると思います。いきなりフルボディのワインに手を付けると「渋みが強すぎる」や「美味しくない」と感じることもあるかもしれません。

また、ライトボディの赤ワインは、飲みやすい一方で、ブドウの味を十分に感じられず、せっかく赤ワインを楽しもうとした人が、ワインの美味しさを感じられずに赤ワインの良くないイメージを作ってしまう可能性もあります。そこが赤ワインの難しいところでもあります。

もし、飲みやすい赤ワインを探すのであれば、自分の判断ではなく、人のおススメを参考にすると良いと思います。

ワインに興味がある人なら「**料理に食べたときに飲んだ“あのワイン”が美味しかった」など経験的に美味しいと感じているワインがあるはずです。もし、近くにワインを飲む方がいたら是非聞いてみましょう!飲みやすいワインにたどり着く近道です。

飲みやすいワインのオススメ

最近ではコンビニでもワインが売られていて、ワインを身近に感じるようになってきました。しかし、いまだにワインを“苦手”と感じる人が多いのも事実です。

そういった人に理由を聞いてみると「渋い」「酸味が強い」「苦い」など、際立ったネガティブなイメージをお持ちの方が多いです。

世界にこれだけ多くのワイン好きがいるわけですから、すべてのワインがそのようなワインではありません。

“手頃”で“飲みやすい”ワインはたくさん存在します。ではなぜそのような感想に至ってしまうのでしょうか。

多くの場合、ワインをあまり飲んだことのない人が、安くて品質の良くないワインを手にしてしまった時にこのようなことが起こります。

今身近で手に入るワインには、コンビニやスーパーで売られている500円もしないワインなどもあります。

これらの多くは、しっかりした管理のもとで造られていないものもあります。

もちろん中には飲みやすいものもありますが、多くのものは”ワイン好きを納得させる味”ではありません。

つまり、低品質のワインであることもあるのです。

ワインを知らない人がそのような低品質ワインを飲んで“美味しい!”と思うことは難しいはずです。

おいしさを追及しているワインが、その価格で売られること自体考えにくいからです。

しかし、あと500円足して、1000円辺りのワインになってくると格段に質が上がります。

ワイン好きの人が納得できるワインが、1000円ほどかければ無数に存在するのです。

是非、美味しいワインと巡り合いたい、飲みやすいワインと出会いたいと思うなら、1000円くらいのワインから始めてみてはいかがでしょうか。

飲みやすいワインは好みの違い

以上飲みやすいワインを選ぶ基準などを見てきましたが、ワインと一言で言ってもその種類は様々です。

そして、その日の気分や体調によっても飲みやすいワインは変わってくるはずです。

しかし、一回飲んだワインを、基準に当てはめてみて、どのようなワインだったのかということを自分で評価できるようになることによって、次回ワインを選ぶ時には、違うテイストのワインを選べるようになります。

ワイン選びに“成功”や“失敗”はありません。「こういうワインもある」という風に、色んなワインがあることを認めて、その味を楽しむことよってワインのことがどんどん好きになっていきます。

是非、飲みやすさを追求しながら、「美味しいワイン」と出会っていってくださいね!

ここからは低価格で高品質と言われるポルトガルワインを紹介します。白・ヴィーニョヴェルデ・赤の一本ずつを紹介していきたいと思いますので、ご覧ください。

ドナ・エルメリンダ【白】

世界最大級のワイン・コンペティション「Challenge international du vin」、2020年ゴールド受賞

日本の女性審査員が選ぶアジア最大のコンペティション「第8回サクラアワード 2021」ゴールド受賞

アジア最大規模のワインコンテスト「ジャパンワインチャレンジ」にて、2019年金賞を受賞した実力派の白ワイン。

色調は緑がかった麦の穂色。濃厚なトロピカルフルーツとはちみつの香りが漂います。酸味と甘み、アルコールと果実感の複雑な味わい。その余韻は長く口の中に残ります。

原産地:ポルトガル/セトゥーバル地方

品種:シャルドネ、アリント、アンタオン・ヴァス、フェルナオン・ピレス

詳しくはこちらから【ドナ・エルメリンダ】

 

フガス

日本の女性審査員が選ぶアジア最大のコンペティション「第8回サクラアワード 2021」ゴールド受賞!

トロピカルフルーツや柑橘系を思わせるフルーティーな香り。軽快で爽やかな飲み口で、余韻はエレガントで味わい深い風情が漂います。8~10℃にキリッと冷やしたヴィーニョ・ヴェルデ「フガス」は、白身魚の料理、鶏肉のような淡白な肉料理と相性が抜群です。

原産地:ポルトガル/ヴィーニョヴェルデ地方

品種:ロウレイロ、トラジャドゥラ

詳しくはこちらから【フガス】

ドナ・エルメリンダ【赤】

色調は濃く深い赤色。樽の香りや、完熟した赤肉系果実の上品な香りが漂います。高品質のまろやかなタンニン。心地よい味のハーモニーが長く口に残ります。

原産地:ポルトガル/セトゥーバル地方

品種:カステラォン、カベルネ・ソーヴィニョン、トウリガ・ナショナル

詳しくはこちらから【ドナエルメリンダ・赤】

 

ポルトガルワインについてもっと知りたい方はこちらの記事もご参照ください。

ポルトガルワインまとめ。知りたいをぎゅっと凝縮!

 

アルコール度数低めのおすすめワイン。ヴィーニョヴェルデを飲もう!

近年ワインの消費量が日本でも上がってきていて、日常的にワインを食事に取り入れたいと思っている人も多くなってきていると思います。

多くの場合が、今飲んでいるお酒の代わりにワインを飲んでみたいけど、ワインがどんなお酒なのか詳しくわからない。また、ワインのアルコール度数がどれくらいのものなのか知りたい、と思っている人も多いのではないでしょうか?また、ワインも飲みたいんだけど、強いお酒は苦手だから、もっと手軽にワインを楽しめたらなぁ、という人も多いはずです。

そこで今回は、ワインの特徴を踏まえながら、手軽にほろ酔い気分を味わえるワイン、ヴィーニョヴェルデをご紹介していきたいと思います!

今後のワイン選びの参考になればと思います。

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アルコール度数の表示はどういう意味?

そもそもお酒に含まれるアルコール度数とはどのようなものなのでしょうか?その測り方を見てみましょう。

日本の国税庁がアルコールに関する「酒税法」を定めています。これによるとアルコール分1度(容量パーセント濃度で1パーセント)以上の飲料が「酒類」として定義されます。

その中で、「アルコール度数」とと呼ばれるものは、『温度が15℃の液体に含まれる、エチルアルコールの容量』のことを指すのだそうです。

ワインで例えてみると、100mlのワインがあった時、そのワインのアルコール度数が14%だった場合に、そのワインにはアルコールが14ml含まれていると計算できます。

「アルコール度数」とは、その液体の中のアルコールを割合で示しています。ですので、例えば、自分が飲むワインの量が500mlでも750mlでも、その量に関係なく14%のアルコールが含まれているということになります。

この「アルコール度数は」ワインだけでなく、様々なアルコール飲料に当てはまることで、アルコール度数が14%と表示されていれば、どんなお酒であってもアルコールの強さは等しいということになります。

このアルコール度数は、世界的に同じ基準で表示されるため、海外でアルコール飲料を楽しみたい方もあ酒の強さの参考にできるものです。

ワインとその他のお酒のアルコール度数の違いは?

お酒はそれぞれのシーンによって楽しまれ方が変わります。高級なバーに行ったとき、友人と外食する時、会社の飲み会、オンライン飲み会、晩酌など、それぞれのシーン、そして、一緒に食べるものによってどのお酒を飲むか考えるのも、お酒の楽しみ方の一つだと思います。

ただ、実際にどのお酒にどれくらいのアルコール度数があって、それを知ったうえでお酒を楽しんでいる方も少ないと思います。そこで、日本で飲まれているアルコール飲料の一般的なのアルコール度数を見てみましょう!

ビール アルコール度数5度

日本酒 アルコール度数15度

焼酎 アルコール度数25度

ウィスキー アルコール度数43度

ワイン アルコール度数14度

缶チューハイ アルコール度数5度

どうですか?意外に感じるものなどはありましたでしょうか?ビールは日本では好まれて飲まれますが、アルコール度数は5度ほどです。他のアルコール飲料よりも低めで、気軽に飲めるのが人気の秘訣ではないでしょうか。

また、ビールが苦くて苦手という人が、缶チューハイを飲むというのも頷けます。ビールと同じくらいの度数で、味の面ではビールよりも格段に飲みやすいのが選ばれる理由なのではないでしょうか?

それに比べてワインはアルコール度数14度とビールよりも3倍近くのアルコール度数があり、多くのワインボトルは750mlありますから、そこそこお酒の強い人でないと手が出しにくい飲み物なのかもしれません。

ワインなぜアルコール飲料なの?

 

他のアルコール飲料の中でも14度の度数をもつワインですが、なぜブドウジュースがアルコールを持つ飲み物になるのでしょうか。ここでは、ワインの作り方を簡単に見てみましょう。

ワイン造りはポルトガルにおいても約4000年も前から始まっている、とても古いアルコール飲料です。今のように製造工場などなくても作れるものなので、古くから人々の間で選ばれてきた飲み物なのかもしれません。

シンプルな工程で作れてしまうワインの作り方を見てみましょう。

ワインの作りの基本的な5工程

ワインは他のアルコール飲料と比べても、とても簡単に作れます。原料であるブドウに多く含まれるブドウ糖がアルコール発酵を促すため、あまり手を加えなくても、自然とアルコールを含む液体になります。

ワインの作りの基本的な流れは以下のようになります。

1.ワインの原料となるブドウを粉砕、もしくは圧搾

2.搾り取られた果汁をアルコール発酵させる

3.発酵させたのち、樽やタンクに詰めて熟成

4.その液体をろ過して濁りを除く

5.その液体を瓶詰めしてワインの完成

このプロセスを経て、ブドウがワインへと変わっていくのです。また、ワインは瓶内においても熟成が進みます。その意味ではボトルからグラスに注がれ、口にする瞬間に真のワインとなるともいえます。

このようにしてブドウがアルコール飲料となります。ワイン造りの際のアルコール度数を決めるのは、ブドウがもつ糖度によって決まります。

ただ、様々なワイン世界に存在しますが、多くのワインのアルコール度数の平均は14度だと覚えておくと、今後ワインと出会った時に、「このワインは飲みやすそう」とか、「このワインはアルコール度数が高めだ」などと判断できるようになると思います。是非、「ワインはアルコール度数約14度」と覚えておいてください。

ポルトガルが誇る低アルコールのヴィーニョヴェルデ

そこで、今回ご紹介したいのが、ポルトガルのヴィーニョヴェルデ地方でしか作られない、微発泡・低アルコールのヴィーニョヴェルデです。

なぜこのヴィーニョヴェルデが今世界で注目され始めているのかというと、低アルコールで、とにかく飲みやすいからです。今までワインが苦手だった人も「これなら美味しく飲める」と世界中でファンを増やし続けています。

では一体どんなワインなのでしょうか。

このワインは、ポルトガル北部、スペインとの国境地帯に位置する、ポルトガル最大のブドウ産地ヴィーニョヴェルデ(ポルトガル語で“緑のワイン”の意)地方でつくられています。

使用されるブドウ品種は主にポルトガルの固有種であるロウレイロ、アリント、アルヴァリーニョ、トラジャドゥラ、アヴェソなどで、完熟の1週間前に収穫されたブドウから生産されるため、フレッシュでフルーティな味わいが特徴です。

多くの場合はアルコールが控えめで10度程度。そして微発泡なのも飲みやすさが増す特徴です。この特徴から、「ビール以上、ワイン未満」とも称されています。

この地方は古くローマ時代よりワイン生産が行われています。1908年に原産地呼称として認定され、すでに100年以上の歴史を誇ります。

ヴィーニョ・ヴェルデが生産されているのは、世界でもポルトガルだけ。そして、ポルトガルでもこの地方だけです。

 

ヴィーニョヴェルデに関する詳しい記事はコチラから

飲んでみたいワインNo.1!今噂のヴィーニョヴェルデとは?

ヴィーニョヴェルデはどんな料理に合うの?

このヴィーニョヴェルデですが、ポルトガルでは気軽に飲むお酒として楽しまれています。ライトな飲み口で暑い夏場などは、お酒好きの人が水代わりに飲んでしまうほど、軽快で口当たりの良いワインです。

そんなヴィーニョヴェルデはどんな料理と合うのでしょうか。晩酌や、家飲みに新しいワインを探している方にピッタリのこのヴィーニョヴェルデは、実は日本の料理ともよく合うとされています。

お刺身、白身魚のフライ、野菜の天ぷら、また、南蛮漬けや、煮物などに合わせても美味しく飲むことができます。

とにかく、すっきり爽やかなこのヴィーニョヴェルデは、その飲みやすさと、料理を邪魔しない軽快な口当たりで、和食の世界からも注目されているワインなのです。

アルコール度数低めのワインならヴィーニョヴェルデを!

以上見てきましたように、日本にも様々なアルコール飲料があります。その特徴として、ビールや、缶チューハイを除くと、アルコール度数が高いお酒が意外と多いということが分かりました。

平均的なワインでもアルコール度数が14度ほどあり、お酒が得意でない方にはハードルの高い飲み物になっているのが現状のようです。

しかし、世界に目を向けてみると、ポルトガルの伝統的なワインにヴィーニョヴェルデというワインがあり、低アルコールで楽しめるということもわかりました。

「お酒は好きだけど、すぐに酔っぱらってしまう」という方や、「ワインを試したいけど、自分の好みと味が合わない」という人も多くいるかと思います。そういう方は是非このヴィーニョヴェルデを試してみてください。

きっと、新しい感覚でワインを楽しめるはずです!

おすすめのヴィーニョヴェルデ

ヴィーニョヴェルデは、クセの少ないチーズやアボカドをのせたサラダ、意外なところではポン酢をほんのり効かせたフレッシュな前菜と合わせるのがおすすめ。

もう定番ともいえる天ぷらとのマリアージュや、冬なら水炊きのようなシンプルな鍋ともよく合います。

ワインのフレッシュさを存分に味わうために十分に冷やして楽しむことをおすすめします。

 

フガス

日本の女性審査員が選ぶアジア最大のコンペティション「第8回サクラアワード 2021」ゴールド受賞!

トロピカルフルーツや柑橘系を思わせるフルーティーな香り。
軽快で爽やかな飲み口で、余韻はエレガントで味わい深い風情が漂います。
8~10℃にキリッと冷やしたヴィーニョ・ヴェルデ「フガス」は、
白身魚の料理、鶏肉のような淡白な肉料理と相性が抜群です。

原産地:ポルトガル/ヴィーニョヴェルデ地方
品種:ロウレイロ、トラジャドゥラ
味わい:辛口

詳しくはこちらから【フガス】

 

ポルタノヴァ

 

シトラスで華やかな香り、心地よい発泡感とエレガントな余韻を味わえるワインです。
8~10℃にキリッと冷やしたヴィーニョ・ヴェルデ「ポルタ・ノヴァ」は、
魚介料理、特にアジの南蛮漬けと相性が抜群です。

原産地:ポルトガル/ヴィーニョヴェルデ地方
品種:ロウレイロ
味わい:辛口

詳しくはこちらから【ポルタ・ノヴァ】

 

ヴァランダ・ド・コンデ

 

フレッシュな南国果実を感じさせる、非常にエレガントでフルーティーな風味 。
全体のバランスが良く、厳選されたアルヴァリーニョとトラジャドゥーラが最高のハーモニーを奏で、果実味と新鮮さが特別な味わいを与えています 。
8~10℃にキリッと冷やしたヴィーニョ・ヴェルデ「ヴァランダ・ド・コンデ」は、
シーフード料理や和食と相性が抜群です。

 

原産地:ポルトガル/ヴィーニョヴェルデ地方
品種:アルヴァリーニョ、トラジャドゥーラ
味わい:辛口

詳しくはこちらから【ヴァランダ・ド・コンデ】

 

家でも手軽にカイピリーニャ!簡単で美味しいレシピ10選!

ブラジルを代表する蒸留酒『カシャッサ』は、日本国内でもじわじわとその存在感を高めているスピリッツとなってきています。

サトウキビを原料としたこのお酒には、様々なフルーツとの相性も良く、バーテンダーがいろいろなレシピを日夜開発しています。

そのカクテルの中でも一番の人気はなんといっても『カイピリーニャ』です!このカイピリーニャは、2018年には生誕100周年を迎え、ブラジル国内でも大いに盛り上がりました!

レモン、砂糖だけで作るシンプルなカイピリーニャは、砂糖とカシャッサ自体の持つ甘味にレモンの酸味が優しく添えられ、直感的に爽やかで美味しいと感じられるカクテルです。

今日は、そんなカシャッサの歴史を紐解き、最後にカイピリーニャのレシピをご紹介します!是非最後までお楽しみください!

カイピリーニャは薬として発明された?!

ブラジル文化を最も美しく表現する飲み物であるカシャッサは、ブラジルおよび世界で最も消費されている蒸留酒の1つになっています。そのカシャッサで作られるブラジルを代表するカクテルが『カイピリーニャ』です。

カイピリーニャはサンパウロの内部にあるピラシカバ市で生まれたとされていて、2018年にはカクテル生誕100周年を迎えました。

その歴史をさかのぼると、カイピリーニャは、カシャッサ、レモン、ニンニク、蜂蜜を混ぜて作られ、当時ブラジルで流行していたスペイン風邪に苦しむ人々に対する民間療法として開発されたといわれています。

当時の家庭では薬に少量のアルコールを混ぜて服用することが一般的だったので、この飲み物はすぐに受け入れられました。

飲みやすく改良され今の形に

大変多くの人が服用しましたが、その飲み物には味に問題がありました。そこで、スペイン風邪に対する効果をより加速させるために、ある日誰かがニンニクと蜂蜜を取り除くことを思いつきました。

そしてその飲み物を甘くするために、砂糖大さじ数杯がレシピに加えられました。そして、より飲みやすさを追求するために氷を入れて飲むようになったということです。

カイピリーニャは富裕層の飲み物だった?!

また、他の説によると、カイピリーニャはピラシカバ地域の根強いサトウキビ文化が反映され、お金持ちのパーティーやイベントのための地元の飲み物として、ピラシカバ地域の大地主によって発明されたといいます。

カイピリーニャは、発明当初は、輸入ウイスキーやワインの代替品と見なされていて、上流階級の農家のパーティ、牛の販売所、有名人が集まるイベントなどでよく提供されていたということです。

このような起源をもつカイピリーニャは、原料が低価格のためすぐに人気を集め、サンパウロ州全体で噂となり、19世紀にはサンパウロを象徴する飲み物となりました。

20世紀初頭の1930年代には、他の州にも伝わり、特にリオ・デ・ジャネイロ州やミナス・ジェライス州でも目にするようになったと言われています。

豊富なバリエーションがカイピリーニャ人気の秘密!

今ではブラジル全土において大人気のカイピリーニャですが、その人気の秘密は、このカクテルが持つ豊富なバリエーションにあります。

一部の地域では、精製糖の代わりに黒糖が使用されます。ブラジル国内では、色とりどりの果物を使ったものや、人工甘味料を使ったものまで、様々な作り方があります。

ただ、カイピリーニャをアレンジして元のレシピからレモンを取り除くことは、ブラジルのバー文化の中でも非常に物議を醸すトピックになっています。

様々なバーテンダーが、色々な材料を使い、様々なレシピを生み出しましたが、レモン以外の果物を使って作られるカクテルは、理論的にはカイピリーニャとは言えないという議論があるのです。

オリジナルのカイピリーニャを法律で保護!

カイピリーニャを作るにあたり、ウォッカや日本酒などの他のスピリッツを使い、新しいカクテルが生み出されていますが、このような場合、いかなる状況においても、それらのカクテルを“カイピリーニャ”と呼ぶことはできないと言われているのです。

そこでなんと、カイピリーニャをブラジルの文化的遺産として、また、国の飲み物として保護するために、国際法において、カイピリーニャとその原料となるカシャッサのブランドを守るために、法律番号4,851の法令が2003年に政府によって署名されたのです。

伝統的なレシピでは、グラスの中でレモンと砂糖を軽く揉み、次に氷を加え、続いてカシャーサを加えるとされています。そして少し混ぜて味を均一化させます。

この“カイピリーニャ”は、レモンの酸味、砂糖の甘さ、そしてカシャッサの持つアルコールとの完璧で歴史的なハーモニーを感じられるカクテルなのです。

カイピリーニャを作ってみよう!簡単レシピ10選

ここからは、ブラジルで人気のカシャッサ“セレッタ”を使ったカイピリーニャに関連するカクテルの作り方を10種類ご紹介します。手軽で簡単にできるものばかりなので、ご自宅でもチャレンジできる方は作ってみてくださいね!

1. 伝統的なレモンとカシャッサのカイピリーニャ

伝統的なカイピリーニャのレシピは非常に簡単に作ることができ、ブラジル国民の情熱の象徴です。まずはトラディショナルなカイピリーニャから始めてみましょう。

作り方

-タヒチライム1個、よく洗ったもの
-砂糖小さじ2杯
-クラッシュアイス¼カップ
-飾り用レモン 1スライス
セレッタ¼カップ(60ml)

先ほどもご紹介しましたが、砂糖とレモンをグラスの中で軽く揉み、氷を入れたらその上からセレッタを注ぎ入れる。軽くまぜて飾りのレモンをその上に添えたら完成です!

2. パッションフルーツ入りスイカカイピリーニャ

このカクテルは爽やかで、とても美味しくて簡単に作れます。スイカとパッションフルーツのフレーバーのミックスは、甘いだけでなく酸味も程よく感じられるドリンクとなります。

作り方

-パッションフルーツ1/2個(種ごと)細かく切っておく
-スイカキューブ状に切ったものを2カップ
-砂糖ティースプーン2杯
-クラッシュアイス¼カップ
-飾り用レモン 1スライス
セレッタ¼カップ(60m)

パッションフルーツとスイカをグラスの中で良く潰します。そこに氷を入れて、セレッタを入れて混ぜ、レモンスライスで飾り付けたら完成!なんとトロピカルな味でしょう!パッションフルーツの酸味がとても爽やかで、飲みやすさも抜群!

3. メロンとスイカのカイピリーニャ

トラディショナルなカイピリーニャとは違ったバリエーションをお考えの方には、メロンとスイカで作るカイピリーニャを紹介します。

作り方

-メロンをキューブ状に切ったものを2カップ
-スイカをキューブ状に切ったもの1.5カップ
-砂糖ティースプーン2杯
-クラッシュアイス¼カップ
-飾り用レモン 1スライス
セレッタ¼カップ(60m)

メロンとスイカと砂糖をグラスに入れてよく潰す。氷を入れ、セレッタを入れて混ぜ、レモンで飾ったら完成!スイカとメロンの意外なコンビネーションをセレッタが包み込んでくれます!濃厚なハーモニーが楽しいカクテルですね!

4. ヤクルトカイピリーニャ

子供の頃に飲んでいたヤクルトを覚えていますか?美味しいカクテルに使える材料のひとつです。レモンスライスと砂糖でアクセントを加えることもできます。ほんの数分で、多くの人を喜ばせるサプライズ感たっぷりのカイピリーニャです!

作り方

-レモン一個分の絞り汁
-ヤクルト2本
-砂糖ティースプーン2杯
-クラッシュアイス¼カップ
-飾り用レモン 1スライス
セレッタ¼カップ(60m)

このレシピは、すべての材料を混ぜるだけ。レモン果汁、ヤクルト、砂糖をよく混ぜ、アイスとセレッタを混ぜ、レモンを飾ったら完成!
こんな意外な飲み物ってあるの?と、子供の頃の感覚が呼び起こされるカクテルです!

5. ストロベリーカイピリーニャ

ブラジルではイチゴはレモン以外でカイピリーニャの材料として最もよく選ばれる果物の1つです。酸味から甘みまで幅の広い味わいがあるため、カイピリーニャの味に深みを与えます。

作り方

-レモン1個分の絞り汁
-大きめのイチゴ6粒
-砂糖ティースプーン2杯
-クラッシュアイス¼カップ
セレッタ¼カップ(60m)

イチゴは日本でも大人から子供まで人気のある果物です。その魅力を存分に感じられるカイピリーニャです!ブラジルの人気カクテルを是非ご自宅でお試しください。

6. スイカとパッションフルーツの生姜風味カイピリーニャ

生姜はカイピリーニャに一味違った風味を与えます。このカクテルも実に簡単に作ることができます。フルーツと砂糖、生姜を加え、氷とカシャーサを加えるだけです。

作り方

-パッションフルーツ1個(種ごと)細かく切っておく
-スイカをキューブ状に切ったもの1.5カップ
-生姜は3枚くらいスライスしたものを粗みじんに切っておく
-砂糖ティースプーン2杯
-クラッシュアイス¼カップ
セレッタ¼カップ(60m)

もう皆さん、ここまで来たら作り方の想像はつきますね!パッションフルーツとスイカと生姜と砂糖をグラスに入れてグラス内で揉みます。クラッシュアイスを入れて、セレッタを加えたら、かき混ぜで完成です!生姜の香りがふんわりとアクセントになって、体に良さそうな風味になります。また、パッションフルーツの酸味が、砂糖やスイカの甘さを上手にまとめてくれますね!

7. カイピリーニャフルーツハニー

このカイピリーニャは、ミント、レモン、みかん、ハチミツ、パッションフルーツを使った、フルーツ感に溢れるカクテルです。一度飲んだらクセになる、フルーツフレーバーが楽しいカイピリーニャです。

作り方

-ミカン2個
-ミントの葉4枚
-ハチミツ小さじ2杯
-レモン 1スライス
-パッションフルーツ1個(あらかじめ潰しておく)
-レモンソーダ
-クラッシュアイス¼カップ
セレッタ¼カップ(60m)

グラスにミカン、ミント、レモンを入れ軽く揉みます。そして、ハチミツ、氷を入れ、パッションフルーツと、セレッタを入れたらよく混ぜます。そして、グラス一杯になるまでレモンソーダを入れて軽く混ぜれば完成です!甘味が足らなければ、砂糖で加糖してもOKです!爽快感がたまらない、夏に飲みたいカクテルですね!炭酸が気持ち良いカイピリーニャのソーダ版です!

 

8. 3種のレモンのカイピリーニャ

このカイピリーニャは”caipirinha trelimões”(3種のレモンのカイピリーニャ)と呼ばれ、レモン、タヒチレモン、キーライムを使った、非常に簡単に作ることができるカクテルです、3種のシトラスの酸味の刺激がたまらない、甘さ控えめのドリンクが好きな方におすすめのカクテルです。

作り方

-レモン厚切り2枚
-タヒチライム厚切り2枚
-キーライム厚切り2枚
-砂糖ティースプーン2杯
-クラッシュアイス¼カップ
セレッタ¼カップ(60m)

3種のレモンと砂糖をグラスに入れ、優しく揉みます。そして氷を入れセレッタを注ぎ入れ、良く混ぜれば完成!こんなに簡単にできるカクテル、ご家庭で作らないのはもったいない!是非お試し下さい!

9. バナナカイピリーニャ

珍しいカイピリーニャの登場です!バナナ?と思われた方も多いかもしれませんが、これが意外!合うんです!バナナ、氷、砂糖、セレッタをブレンダーに入れてレモンを絞るだけで、なんともエキゾチックな飲み物のできあがりです!

作り方

-バナナ1本
-砂糖ティースプーン2杯
-クラッシュアイス¼カップ
セレッタ¼カップ(60m)

バナナはブレンダーで良く回るようにあらかじめ細かく切っておきます。そしてブレンダーにバナナ、砂糖、セレッタ、氷を入れ混ぜます。(氷でブレンダーの刃が傷つくことがありますので、ブレンダーの性能をご確認の上使用してください)出来上がったものをグラスに移せば完成です!ブレンダーを使って作るカクテルは“バチーダ(Batida)”とも呼ばれます。体にも良さそうなこのカクテル。一度作ったら、その手軽さにリピートしてしまいます!

10. ベリーベリーカイピリーニャ

このカイピリーニャの組み合わせは、ブラジル全国のバーで非常に一般的で、家でも簡単に作れます。使われるフルーツはイチゴ、アセロラ、ブルーベリー、カシャーサ、氷、砂糖だけです。(アセロラは日本で手に入りにくいので、代わりに今回はクランベリージュースを使って作りましょう)

作り方

-刻んだイチゴ1カップ
-クランベリージュー50ml
-ブルーベリー1カップ
-セレッタ60ml
-砂糖ティースプーン2杯
-クラッシュアイス¼カップ
セレッタ¼カップ(60m)

イチゴと、ブルーベリーと砂糖をグラスの中で良く揉みつぶします。そこにクランベリージュース、セレッタを入れてよく混ぜます。最後に氷を入れたら完成です!飾りに余ったイチゴをグラスのふちに添えてもかわいいです!ベリー系の甘い風味が濃厚にセレッタと混ざり合い、なんともかわいらしい味になりますね!女子会で作ったら盛り上がること間違いなしです!

カイピリーニャ用のカシャッサを買うならアライマートで

以上のカイピリーニャを作るの欠かせないのが“カシャッサ”と呼ばれる、ブラジル特産の蒸留酒です。AraiMartでは日本で非常に入手困難な“クラフトカシャッサ”をネット通販で1本からお買い求めになれます。ブラジルで人気No.1のセレッタや、ボアジーニャを取り扱っております。

セレッタ(SELETA)

ブラジル国内で最も飲まれているクラフト・カシャッサのセレッタは、ウンブラーナという木の樽で2年間熟成させ、伝統的手法を用いながら製造されています。ライトな味わいで若者にも人気がある逸品です。炭酸水で割ってレモンを入れた“セレッタ・ハイボール”もおすすめ。

品名:スピリッツ

蒸留所:ミナスジェライス州サリナス市

内容量:670ml

アルコール分:42%

セレッタについて詳しく見る

 

ボアジーニャ(BOAZINHA)

 

バルサモという木の樽で4年間熟成させ、伝統的手法を用いながら製造されています。さらに、自社農場で栽培されたさとうきびを原料にして、伝統的な手作業での醸造を施しております。風味はカシャッサ本来の芳醇さを発揮。ほのかに桜餅のような香りが感じられる、風味豊かな「ボアジーニャ」は、ぜひストレートでお試しください。ブラジルの歴史と風土に深く根ざした国民的なお酒です。

品名:スピリッツ

蒸留所:ミナスジェライス州サリナス市

内容量:670ml

アルコール分:42%

ボアジーニャについて詳しく見る

ワインを飲めば健康になる?あまり知られていない意外なメリット

世界で最も人気があり、多くの人を魅了し続けるアルコール飲料、それがワインです。そして、そのワインは、古くから健康に良いとされていて、適量であれば毎日飲むことで日々の生活を健康的に過ごせるとも言われています。

そんなワインですが、日本でも日常的に飲む方も増えてきていて、ますます健康との関連性が注目されてきています。

もし日常生活においてコンスタントにワインを飲む習慣があるのであれば、ワインの健康におけるメリットを見ておきましょう。きっと、もっとワインが好きになるはずです!

ポルトガルワイン通販アライマート

なぜワインが健康のためにおすすめなのか?

日本では古来から、「酒は百薬の長」と言われ、日々お酒を適量飲むことで、長生きができると言われています。それと同様に、ヨーロッパでも、「ワインは最高の薬」というフレーズがあります。西洋人の生活に密着したお酒であるワインもまた、健康に良いとされ、日々のお酒として選ばれ続けているのです。

ワインは食事とのバランスを考えながら飲むことで、多くの健康上のメリットがあるとされています。もちろん、至福の時間を酔いが与えてくれるということは、ワインが持つ一番の魅力であることは言うまでもありません。

そして、ワインは人間の健康にとって非常に重要な栄養成分が豊富に含まれていることで知られています。

ワインに含まれる健康に寄与する成分とは?

ワインの成分として注目されているのが、フラボノイドとレスベラトロールです。これらは、抗酸化作用、抗炎症作用、血管拡張作用を持つ成分です。

そしてワインには私たちの健康にとって非常に重要な栄養成分であるポリフェノールが豊富に含まれています。動脈内のコレステロールや脂肪性プラークの沈着を減らす作用があり、体全体でその効果を発揮するとされています。

さらに、心臓病、癌、骨粗鬆症および老化に対しても作用するとされていて、免疫システムをうまく機能させ、感染症から保護し、代謝のスピードを向上させます。ワインに含まれるアルコールは、自然の血管拡張剤として作用し、血圧を制御するのにも役立つとされています。

また、記憶力、運動能力、肝臓と腎臓の機能、そして胃腸系の機能を改善するなど、万能薬ともいえる効果が期待されます。

ワインがもたらす健康上のメリット

上で述べたように、ワインは私たちの健康に対して様々な効果があるとされています。その栄養に関する特性の多くは、たとえば動脈や心臓の機能に影響をもたらします。それらの成分が体内できちんと作用すると、ワインを適量飲む人に、次のようなメリットがあると言われています。

・HDL(善玉コレステロール)の数値を上昇させ、動脈内のLDL(悪玉コレステロール)の酸化を阻害するため、アテローム性動脈硬化症のリスクが軽減される。
・血管が弛緩されることで血圧が下がる。
・フリーラジカル(活性酸素)と戦う抗酸化作用により、がんの予防につながる。
・抗炎症作用により、関節炎や皮膚の問題などの慢性疾患による炎症が軽減される。
・抗血栓作用、抗酸化作用、血小板凝集抑制作用があるため、血栓症、脳卒中の発症リスクを低下させる。
・コレステロール値を下げ、血圧が下がることで、血液が薄まり、心臓発作などの心疾患リスクを軽減させる。
・胃液の生成を増やし、胆嚢を刺激し、消化機能を向上させる。

以上のメリットが期待されますが、妊娠中の女性や、肝臓や膵臓の病気の方、処方薬や体重管理をしている人などには、ワインを飲むことで、健康に悪影響を与える可能性があることも忘れないでください。そのような方は、信頼できる医師の指示に従ってください。

 

ワインに含まれる栄養成分の内訳は?

 

下の表は、赤ワイン、白ワイン、グレープジュース100gに相当する栄養情報を示しています。
出典 https://www.tuasaude.com/beneficios-do-vinho-para-a-saude/

アルコールが飲めない方で、ブドウの栄養分を摂取したい方は、赤ブドウを毎日食べるか、赤ブドウのジュースを1日200〜400mL飲む必要があります。

ワインで健康になるための一日の量

食べ物や飲み物の摂取は、人間の健康にどのように有益であっても、常に注意して行う必要があります。栄養素やカロリーの過剰摂取は、不十分な摂取と同様に健康に害を及ぼす可能性があります。

過剰なアルコール飲料の摂取に関しては、健康上の利点よりも多くの欠点をもたらす可能性があるため、摂取量が自分の健康状態にとって適量であるか常に気を付ける必要があります。

毎日ワインを飲む方の推奨量は、それぞれの人が、どれくらいの栄養を必要としているかによって大きく異なります。ただし、一般的に、健康な成人の場合、1日の摂取量が150mlカップを超えない程度が好ましいとされています。この量を毎日摂取すれば、健康上のメリットを得るのに十分な量だといわれています。

日々の生活を楽しく、健康的に過ごすために選ばれるワイン。毎日飲むには美味しくなければ続きません。世界でテーブルワインとして親しまれている、アライマートのポルトガルのワインをご紹介します。

 

ポルトガルワイン【赤】のおすすめ

口の中に広がるブドウ本来の果実味に、どこか懐かしさや温かみを感じられるのがポルトガルの赤ワインの特徴です。ここではおすすめのポルトガルの赤ワインを紹介していきます。

キンタ・ダ・レデ レゼルヴァ

熟した果実の複雑な風味をはっきりと感じられます。トーストを感じさせるベリー ジャム、チョコレートや濃い色合いの花の香りがほのかに漂い、バランスの良い、骨格のしっかりした飲み口です。

原産地:ポルトガル/ドウロ地方

品種:トウリガ・ナショナル40%、トウリガ・フランカ30%、ティンタ・ロリス30%

味わい:フルボディ

詳しくはこちらから【キンタ・ダ・レデ レゼルヴァ】

ドナ・エルメリンダ

ジャパンワインチャレンジ2019銀賞を受賞したワインです。色調は濃く深い赤色で、マデイラの香りや高級な完熟した赤肉系果実の香りが漂う質のまろやかなタンニンが感じられます。心地よい味のハーモニーが長く口に残る赤ワインです。

原産地:ポルトガル/セトゥーバル地方

品種:カステラォン、カベルネ・ソーヴィニョン、トウリガ・ナショナル

味わい:ミディアムボディ

詳しくはこちらから【ドナ・エルメリンダ】

 

ポルトガルワイン【白】のおすすめ

ポルトガルの白ワイン用ブドウ品種はほぼ土着品種で、その種類も多岐にわたります。ポルトガルにはイワシなどの魚を塩焼きで食べたり、フリットにして食べる文化があります。日本と共通した食文化があるという点でも、ポルトガルの白ワインは、日本の食にも合わせやすいワインです。その中でも白ワインのオススメをご紹介します。

レゲンゴス セレクション

色調は透明感のある麦の穂色。熟したマンゴーやパッションフルーツのアロマの香りと共に、バランスの取れたフレッシュな味わいが楽しめます。

原産地:ポルトガル/アレンテージョ地方

品種:アンタォン・ヴァス60%、ゴウヴェイオ40%

味わい:辛口

詳しくはこちらから【レゲンゴスセレクション】

ドナ・エルメリンダ【白】

アジア最大規模のワインコンテスト「ジャパンワインチャレンジ」にて、2019年金賞を受賞した白ワインです。
色調は緑がかった麦の穂色。濃厚なトロピカルフルーツとはちみつの香りが漂います。酸味と甘み、アルコールと果実感の複雑な味わいで、余韻は長く口の中に残ります。

原産地:ポルトガル/セトゥーバル地方

品種:シャルドネ、アリント、アンタオン・ヴァス、フェルナオン・ピレス

味わい:辛口

詳しくはこちらから【ドナ・エルメリンダ白】

ヴィーニョヴェルデのおすすめ商品

爽やかでキレのある酸とフルーティな果実味に溢れ、軽やかな辛口のヴィーニョヴェルデ。アルコール度数が低めで飲みやすく、ワイン初心者でも親しみやすい味わいも魅力です。飲み疲れることなくカジュアルに楽しめるグリーンワインは、国内でも人気がでてきています。そんなヴィーニョヴェルデのおすすめをご紹介します。

ヴェルデガル・ブランコ

グリーンアップルや柑橘系果実のアロマ漂う、フレッシュでほのかな甘みのあるライトボディなワインです。バーニャカウダなどの野菜料理、白身魚の料理と好相性。ライトで微発泡なので、乾杯の一杯にもおすすめです。特に春から夏のシーズンのお食事に、4~8℃までしっかり冷やしてお飲みください。

原産地:ポルトガル/ヴィーニョヴェルデ地方

品種:アリント、アゼル、ロウレイロ、トラジャドゥラ

味わい:中辛口

詳しくはこちらから【ヴェルデガル・ブランコ】

フガス

フルーティで軽快、滑らかな口当たり。柑橘系の色調を持ち、モダンで爽やかなワインです。8~10℃にキリッと冷やしたヴィーニョ・ヴェルデ「フガス」は、白身魚の料理、鶏肉のような淡白な肉料理と相性が抜群です。

原産地:ポルトガル/ヴィーニョヴェルデ地方

品種:ロウレイロ、トラジャドゥラ

味わい:辛口

詳しくはこちらから【フガス】

ポルトガルワインを通販で1本からご購入頂けます

ワインは専門店でお買いになっている方も多いかと思います。しかし、現在ではお好きなお店のネット通販でワインを購入できるようになってきています。国内でも、ワインを楽しむ人が増えてきて、そのニーズの高まりとともに、気軽にネット通販で購入するできるように環境が整ってきています。

しかし、ワインなどの飲料をネットで購入する際の問題は、インポーターがレストランなどに直接販売するために、個人で買う際もケースで買わなければならないということが起こりうるということです。

AraiMartでは、20種を超えるポルトガルワインを1本からご注文いただけます。ポルトガルにグループ会社があるため、 日本でなかなか出会えないポルトガルワインを、お求めやすい価格でご提供しています。国内でも人気が高まってきているヴィーニョヴェルデももちろんごお取り扱いしております。ご自宅のセラーに、ポルトガルの彩りを添えてみるのはいかがでしょうか。

AraiMartのポルトガルワインを覗いてみる

 

ガラナ・アンタルチカ生誕100周年記念キャンペーン実施!

ブラジルを代表する 炭酸飲料”ガラナ・アンタルチカは、今日8月18日に100周年を迎えました!

ガラナ飲料は南米アマゾン地帯原産の植物「ガラナ(Guaraná)」を原料とする飲み物で、ブラジルでは「É Coisa Nossa!」(私たちのもの)というキャッチコピーと共に愛され、ガラナ部門で国内29.7%の圧倒的なシェアを誇る清涼飲料として愛され続けています。

そのガラナ・アンタルチカの生誕100周年を記念して、AraiMart上では現在、大々的にキャンペーンを実施しています。

 

●キャンペーン内容●
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ブラジルで 発売から 8 /18 で 100 年、ガラナ飲料 売上世界一

『ガラナ・アンタルチカ』 ⽣誕100周年キャンペーン

ガラナ 350ml8本+特製タンブラー

100名様にプレゼント!
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キャンペーン応募方法と詳細は、

コチラから↓
AraiMart - アライマート

携帯やPCから簡単に応募できるので、
奮ってご応募下さい!

応募期限は9月5日です。お早めにご確認ください!

全く新しい飲み物、ガラナ飲料

炭酸飲料ガラナの誕生ガラナが商業的に利用されるきっかけとなったのは、リオ・デ・ジャネイロの ルイス・ペレイラ・バレット博士医師による、医薬品としてのガラナ・シロップの発明でした。

ペレイラ医師の試みをきっかけとして、サンパウロのAntarctica社が飲みやすいガラナの商品開発を進め、1921年に「Guaraná Champagne Antarctica」を発売が発売され、それまでなかった全く新しい飲み物として人気を博しました。

黒船ともいえるコカ・コーラがブラジルの市場に参入したのは1941年のことで、それまでの20年間、ガラナ・アンタルチカはブラジルにおける認知度を高めることができました。

大自然の恵みを。ガラナ・アンタルチカ

ガラナ・アンタルチカは、アマゾン原産100%の種子を使用して製品化されたガラナ飲料です。

世界でも第3位の飲料消費市場であるブラジル。その市場の最大の特徴は、アマゾン流域でとれる種子「ガラナ」のエキスを利用した「ガラナ飲料」が圧倒的な支持を得ていることです。

ガラナ飲料と位置付けられた世界中のさまざまなブランドを総合計すると、実は世界4番目に多く消費されている飲料にランクされます。

中でも「ガラナ・アンタルチカ」の商標は、年間8億リットルの販売量で、世界で最も売行きの良い飲料の15品目の中に入っています。

1921年に発売開始され、90年以上の歴史を有するガラナ・アンタルチカ。ACNielsen社の2002年9月の調査によると、 ブラジル全国の百万近い販売店で売られており、ガラナ部門で国内29.7%の圧倒的なシェアを誇る飲料商品です。

なぜガラナ・アンタルチカが選ばれ続けるのか?

ガラナ・アンタルチカの美味しさの秘密はラジル・アンタルチカ社が20世紀の初頭にアマゾンの特産品であるガラナの実から特有の渋味と苦味を取り除くことに成功したことが大きな要因といえます。

黄金色で泡が立つ飲料のため、名付けられた「ガラナ・シャンペーン」という名のもと、1921年には本格的に生産が開始されました。
以後、時代のニーズと共に味、香りを進化させる一方、容器のデザインも進化させ、現在の圧倒的なブランド確立へと至っています。

ガラナ・アンタルチカは、香り付けの原材料として柑橘類の実より摘出された香りのエキスを別に添加し、ガラナエキスに更なるふくよかなフレイバーを付加しています。

長年の研究により確立したこのフレイバーこそが他のガラナ飲料とアンタルチカの違いであり、アンタルチカはこの差別化によってガラナ飲料ブランドの同意語にまでなっているのです。

もっと詳しくガラナ・アンタルチカについて知りたい方はこちらの記事へ

選ばれ続けて100周年!ガラナ・アンタルチカ成功の歴史とは?

ガラナ・アンタルチカご購入はコチラから


ガラナ・アンタルチカ 350ml缶 ケース販売(24本入)

ポルトガルの料理が今美食家に大人気!その魅力を徹底解説

今世界中の美食家から注目を浴びているのが、ポルトガル料理です。その背景にはポルトガルが近年、国をあげてワイン造りに力を入れていて、世界で評価されるワインを数多く生み出していることによります。

ポルトガルのワインが注目されることで、世界中の美食家がその国の料理にも興味を持ち始めたのです。

日本ではまだまだなじみの薄いポルトガル料理ですが、新鮮な魚介がふんだんに使われたり、米を食べる食文化は、日本食と共通する部分が多いとも言われています。

では、世界が注目し始め、これからブームがやってくると噂されるポルトガル料理とはどのようなものなのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

ポルトガルの料理の特徴は?

ポルトガルの料理は、長い歴史の中で、その国土に関係を持った人々の影響を強く受けています。海に面した国なので、魚や甲殻類、また、卵、ジャガイモなども良く使われます。

ポルトガル料理というと、一番有名なのが、“バカリャウ”と呼ばれる干し鱈ですが、ポルトガル料理のバリエーションは幅広く、それらの料理は1000年に及ぶ歴史のなかで作り上げられてきたと言われています。

長い歴史の中で、さまざまな地域の多様な人々が、郷土料理に影響を与えました。 ポルトガル料理は、フェニキア人、ローマ人、ムーア人、ケルト人に至る、多様な民族の影響により、その多様性に特徴があります。

数多くある魚介類を使用した料理の存在感が物語るように、ポルトガル人は料理に地中海と大西洋の海の幸を多く使用します。

そして、大航海時代にはコショウ、シナモン、ナツメグなどのスパイスなどの新しい香りや味覚が加わり、現在のポルトガルのグルメに大きな深みを与えることになりました。この時期に、砂糖、豆、じゃがいもなども料理に加わり、現在のレシピに至るのです。

ポルトガルの料理のレシピはこれら食材がメインとなる

それぞれの国のグルメははそれ自体がその国の文化と言えます。ポルトガルでは、ユネスコから無形文化遺産に登録されたものもあります。そしてポルトガルの料理は、健康的で長寿食であるとされている地中海料理に属しています。

ユネスコによる判定はいくつかの基準に則って行われます。 収穫と漁の方法、調理プロセス、レシピを作り上げた歴史、食材の品質と多様性など、その食材の扱われ方も重要です。

必然的にオリーブオイル、野菜、チーズ、新鮮な魚やシリアルといった、ポルトガルの食文化に根ざした伝統ある食材が使われることになり、ユネスコの要求する基準とポルトガルの料理のテイストがマッチし、それにより文化遺産として認められることになりました。

ポルトガルは美食の国

典型的な地中海料理に使用される、ポルトガル独特のカタプラーナ鍋は、ポルトガル料理を代表するアイコンになっています。ポルトガルの、海沿いの多くのレストランで現在でも使用されています。

また、国内で飼育される良質の黒豚は、先住民が育てていたものから品種を変えることなく、現在でもそのままの形で使用されています。ポルトガルの黒豚は、肉をよりジューシーで美味しくするために、ドングリのみを飼料として育てられています。

アレンテージョ地方では、この豚を地元の特産品としていて、どのレストランのメニューにもあるほどです。

また、ポルトガルを代表する産業であるオリーブから造られるオリーブオイルは、国際市場において高い評価を受けています。

そして、ポルトガルには美味しいチーズもあります。クリーミーなものからドライなものまであり、ポルトガルで生産されているものの中では、ケイジョ・ダ・セーラと呼ばれるチーズが最も良いチーズの一つとして知られています。

エストレーラ山脈に伝わる、伝統的な方法で羊乳から作られた、硬化したバターチーズですが、食卓に彩りを添えます。

ポルトガルのワインやスイーツも世界的に有名

また、ポルトガル国内には、北部から南部に至るまで、特徴的で高品質のワインが造られています。ポルトガルで最も特徴的なワインといえば、ポートワインといって間違いないでしょう。

ポルトガルで生まれたこのユニークなワインは、ユネスコによって世界遺産に分類されている世界最古の境界地域、ドウロ渓谷の土壌と気候の恵みによって作り出されます。

ポートワインについて深く知れば、自然と人間が長い時間を共にすることで、良質で面白味のある製品が生み出されるということを改めて感じられるでしょう。

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驚きのポテンシャル!今飲みたいポートワインの魅力をまるっと解説

 

また、ポルトガル料理を語る上で、スイーツも忘れてはいけません。ポルトガルでは全国に点在する修道院で昔からスイーツが作られてきました。中には、修道院で発見された古代の修道院スイーツのレシピもあります。

これらのレシピには、砂糖、卵、アーモンドなどの共通の材料がよく使われます。最もよく知られているスイーツはは“パステルデベレン”(エッグタルト)です。

このタルトは、ジェロニモス修道院の僧侶が、修道院でかかる費用をまかなうために発売したとされ、今日でもパティシエによって作り続けられ、その味を忠実に現代に伝えています。

その他、ポルトガルを訪れた際に食べておきたいものはたくさんあります。

-ポルトガルのオリーブオイルとニンニクで味付けした焼き魚

新鮮な魚をシンプルに焼いた料理は感動ものです

-とても新鮮なヴィーニョヴェルデ(緑のワイン)

ポルトガルでしか生産されないフレッシュなワイン

-海沿いの街で食べるシーフードのカタプラーナ

ポルトガルでしか食べられないシーフードの鍋は、見た目も感動的

-ポルトで有名なフランセジーニャ

ポルトを代表する超ボリュームのあるクリーミーなサンドイッチ

-バイラーダ地方の子豚の丸焼き

古来から食べられる豚の料理。皮がパリッとしてジューシーな逸品

-パステルデナタを添えたコーヒー

小さなデミタスカップで飲む少量の濃いコーヒーが思い出に残ります

数々の料理が、旅の思い出に彩りを与えます。素朴ながら印象深い料理の数々がポルトガルでは味わうことができるのです。

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驚異のポルトガルグルメ7選とは?総選挙で選ばれた料理をご紹介

ポルトガルの料理で最も有名なのは干し鱈(バカリャウ)

干し鱈(バカリャウ)はポルトガル料理を代表する料理です。ポルトガル料理と言えばバカリャウ。と言われるほど、ポルトガルの食文化に密着したバカリャウについても見ていきましょう。

ポルトガルにおけるタラの漁とその塩漬けの文化は14世紀にまでさかのぼることができます。ポルトガル人がタラを理想的な魚と見なしたのは大航海時代の時で、長い海の旅に耐えたタラが重宝されたのです。

タラ漁の先駆けは、塩漬けしない状態で魚を天日で乾かし、船に乗せて運んだバイキングたちでした。中世においてポルトガル人は塩を製造していていて、北欧諸国との交渉の切り札として使用されていました。北欧諸国からタラを輸入し、かわりに塩を輸出していました。

“タラと言ったらノルウェー”は大航海時代から

タラ漁は現在のカナダのニューファンドランドとグリーンランドにおいて大型帆船によって行われていました。近代ではトロール船が使われています。

化学物質を使わない伝統的なポルトガルの天日干しと塩漬けの手法は、魚の栄養を損ないません。この手法により、独特の香り、風味、食感を保つことができるのです。

ポルトガルでは“ノルウェーのタラ”が有名ですが、この商品が登場したのも、大航海時代に、タラ漁と塩漬けの方法が組み合わさったこの時代からでした。

バカリャウはリスボンで火が付き国民食へ

このタラですが、何世紀もの間、一流の食べ物とは見なされていませんでした。 1790年頃に、バカリャウ料理がリスボンの街の人から注目されるようになり、街全体に行き渡り、次第に中流階級と上流階級の食生活にも溶け込んでいきました。

このようにして、バカリャウは、各地の貴族、医師、外国人、そして裕福な人々によって消費され始めたのでした。

ポルトガルには広大な海岸線がありますが、種類豊富な海産物が獲れるにも関わらず、漁獲高が低いため、はるか遠くのタラが国民食として根付くことになりました。国内のタラの年間消費量は、国民1人あたり55〜57キロと非常に高く、どれほど愛されているかがうかがえます。

世界で注目を浴びるポルトガルのバカリャウ

ポルトガルにはイワシやサバといった魚の漁場がありますが、タラは輸入量が多く、保存しやすく、栄養分が豊富でタラを使ったレシピも豊富です。現在ではタラはポルトガルの食のアイデンティティの一部となり、多くのレシピが世界中に紹介されています。

このように、バカリャウは安価で手に入ることや、保存のしやすさから、ポルトガルの人々の食生活に大きな変化をもたらし、どの家庭の食卓にも上るようになりました。今日では、グルメの多様性により世界中から注目される食材となっています。

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ポルトガル料理と言えばバカリャウなのはなぜ?その背景に迫る!

ポルトガル料理を構成する3大要素

各国の料理には、特徴的な食材や、また、食の構成があり、それらが組み合わさることによって、その国ならではの食文化を織りなします。ポルトガル料理も多くの特徴がありますが、それらはどのような構成で組み立てられるのでしょうか。大きな枠組みで見ていきましょう。

魚介類と肉料理

国境の総延長の約半分が海と接するポルトガルは、イワシとタラが、海水の冷たい遠洋で漁獲され、ポルトガル料理で最もよく使われる魚として知られています。また、ザル貝、ムール貝、など、天然の多種多様な貝もまた、ポルトガル人に好んで食される食材です。

肉料理に関しては、肉と内臓、特に豚肉の加工肉のハムやソーセージが際立つ郷土料理を各地で楽しむことができます。

ワイン

ポルトガルのワインの醸造の歴史は、国の誕生以前より古くから行なわれています。ポルトガル領土内における最初のブドウ園は紀元前2000年頃に始まったと考えられています。その後、多種多様な人々の影響を受け、ブドウ園の栽培と生産に大きな進歩をもたらし、今ではポルトガルの文化的シンボルして扱われるまでになっています。

ポルトガル国の創設により、ワインはその重要性が強く打ち出され、すぐに最も輸出される製品となりました。この流れは、ポルトガルがポルトガル帝国を通じて世界のさまざまな地域にワインを紹介した大航海時代まで続きました。

今では、一人当たりのワインの年間消費量が世界一になるほど、ワインが生活と密着し、楽しまれています。

スイーツ

ポルトガルのスイーツのほとんどは16世紀の修道院で生まれました。修道院の女性人口は主に信仰によってではなく、社会的な強要もあり、修道女を選択した女性で構成されていました。

それを示すように、ポルトガルのスイーツの名前の多くは、カトリック信仰の影響を受けています。修道院長の指輪(argolas da abadessa)、修道女の腹(barrigas de freira)、修道士のキス( beijo de frade)、天のスライス(fatias celestes)、天のぼろきれ(farrapos do céu)、天のご馳走(manjar celeste)、修道院長の耳(orelhas de abade)、修道院長の手のひら(palmas de abade)、天使の会話(papos de anjo)、天からのチーズ(queijos do paraíso)、ロトのパン(pão de ló)などです。※ロトは旧約聖書の登場人物

多くのお菓子は卵がベースになっています。 18世紀~19世紀にポルトガルはヨーロッパ、ひいては世界の主要な卵生産国になりました。しかし、これらの卵は、ワインを醸造する際に樽に入れワインを浄化させるために使われ、ワインを輸出することを目的として生産されていました。

さらには、卵白は女性の衣服にアイロンをかけるためにも使用されていました。当時のポルトガルには卵黄がたくさん残っていたため、その卵黄が美味しいポルトガルのお菓子の製造に使われたということです。

つまり、ワインの製造と、お菓子作りには切っても切れない結びつきがあったということです。

 

ポルトガルの食文化は魅力的なものばかり

以上見てきましたように、ポルトガルは美味しいものであふれることが運命づけられた土地と言っても過言でないくらい、良い食材に恵まれ、また独特な調理方法も多くあり、誰もが楽しめる食文化になっています。

魚、肉、チーズ、ワインなど、食の基本となるものがすべて国内で調達でき、また、古くより伝わるレシピが、現在においても大事にされているのを見ると、世界の美食家たちがポルトガル料理を楽しむのも納得できます。

是非、機会があればポルトガル料理を召し上がってみてください。きっと新しい発見があるはずです!

ポルトガルの料理と合わせたいポルトガルワイン

あまり知られていませんが、ポルトガルはワイン王国なのです。そんなポルトガルワインの魅力はなんといっても、その土地ならではのブドウを使った、オリジナリティ溢れる味わいです

1ヘクタールあたりのブドウの固有品種が世界最多といわれるポルトガル。多品種をブレンドした味わい深いワインが数多く生産されています。

そんな特徴を持つポルトガルワイン。以下ではAraiBrandオススメのワインをご紹介します。

ポルトガルワイン【赤】のおすすめ商品

口の中に広がるブドウ本来の果実味に、どこか懐かしさや温かみを感じられるのがポルトガルの赤ワインの特徴です。ここではおすすめのポルトガルの赤ワインを紹介していきます。

ドナ・エルメリンダ

ジャパンワインチャレンジ2019銀賞を受賞したワインです。色調は濃く深い赤色で、マデイラの香りや高級な完熟した赤肉系果実の香りが漂う質のまろやかなタンニンが感じられます。心地よい味のハーモニーが長く口に残る赤ワインです。

原産地:ポルトガル/セトゥーバル地方

品種:カステラォン、カベルネ・ソーヴィニョン、トウリガ・ナショナル

味わい:ミディアムボディ

詳しくはこちらから【ドナ・エルメリンダ】

キンタ・ダ・レデ レゼルヴァ

熟した果実の複雑な風味をはっきりと感じられます。トーストを感じさせるベリー ジャム、チョコレートや濃い色合いの花の香りがほのかに漂い、バランスの良い、骨格のしっかりした飲み口です。

原産地:ポルトガル/ドウロ地方

品種:トウリガ・ナショナル40%、トウリガ・フランカ30%、ティンタ・ロリス30%

味わい:フルボディ

詳しくはこちらから【キンタ・ダ・レデ レゼルヴァ】

ポルトガルワイン【白】のおすすめ商品

ポルトガルの白ワイン用ブドウ品種はほぼ土着品種で、その種類も多岐にわたります。ポルトガルにはイワシなどの魚を塩焼きで食べたり、フリットにして食べる文化があります。日本と共通した食文化があるという点でも、ポルトガルの白ワインは、日本の食にも合わせやすいワインです。その中でも白ワインのオススメをご紹介します。

ドナ・エルメリンダ【白】

アジア最大規模のワインコンテスト「ジャパンワインチャレンジ」にて、2019年金賞を受賞した白ワインです。
色調は緑がかった麦の穂色。濃厚なトロピカルフルーツとはちみつの香りが漂います。酸味と甘み、アルコールと果実感の複雑な味わいで、余韻は長く口の中に残ります。

原産地:ポルトガル/セトゥーバル地方

品種:シャルドネ、アリント、アンタオン・ヴァス、フェルナオン・ピレス

味わい:辛口

詳しくはこちらから【ドナ・エルメリンダ白】

レゲンゴス セレクション

色調は透明感のある麦の穂色。熟したマンゴーやパッションフルーツのアロマの香りと共に、バランスの取れたフレッシュな味わいが楽しめます。

原産地:ポルトガル/アレンテージョ地方

品種:アンタォン・ヴァス60%、ゴウヴェイオ40%

味わい:辛口

詳しくはこちらから【レゲンゴスセレクション】

ヴィーニョヴェルデのおすすめ商品

爽やかでキレのある酸とフルーティな果実味に溢れ、軽やかな辛口のヴィーニョヴェルデ。アルコール度数が低めで飲みやすく、ワイン初心者でも親しみやすい味わいも魅力です。飲み疲れることなくカジュアルに楽しめるグリーンワインは、国内でも人気がでてきています。そんなヴィーニョヴェルデのおすすめをご紹介します。

ヴェルデガル・ブランコ

グリーンアップルや柑橘系果実のアロマ漂う、フレッシュでほのかな甘みのあるライトボディなワインです。バーニャカウダなどの野菜料理、白身魚の料理と好相性。ライトで微発泡なので、乾杯の一杯にもおすすめです。特に春から夏のシーズンのお食事に、4~8℃までしっかり冷やしてお飲みください。

原産地:ポルトガル/ヴィーニョヴェルデ地方

品種:アリント、アゼル、ロウレイロ、トラジャドゥラ

味わい:中辛口

詳しくはこちらから【ヴェルデガル・ブランコ】

フガス

フルーティで軽快、滑らかな口当たり。柑橘系の色調を持ち、モダンで爽やかなワインです。8~10℃にキリッと冷やしたヴィーニョ・ヴェルデ「フガス」は、白身魚の料理、鶏肉のような淡白な肉料理と相性が抜群です。

原産地:ポルトガル/ヴィーニョヴェルデ地方

品種:ロウレイロ、トラジャドゥラ

味わい:辛口

詳しくはこちらから【フガス】

 

ポルトガルワインを通販で1本からご購入頂けます

ワインは専門店でお買いになっている方も多いかと思います。しかし、現在ではお好きなお店のネット通販でワインを購入できるようになってきています。国内でも、ワインを楽しむ人が増えてきて、そのニーズの高まりとともに、気軽にネット通販で購入するできるように環境が整ってきています。

しかし、ワインなどの飲料をネットで購入する際の問題は、インポーターがレストランなどに直接販売するために、個人で買う際もケースで買わなければならないということが起こりうるということです。

AraiMartでは、20種を超えるポルトガルワインを1本からご注文いただけます。ポルトガルにグループ会社があるため、 日本でなかなか出会えないポルトガルワインを、お求めやすい価格でご提供しています。国内でも人気が高まってきているヴィーニョヴェルデももちろんごお取り扱いしております。ご自宅のセラーに、ポルトガルの彩りを添えてみるのはいかがでしょうか。

AraiMartのポルトガルワインを覗いてみる

ポルトガルグルメの定番!家庭の味”カルド・ヴェルデ”について

ポルトガルには伝統的に受け継がれてきた郷土料理が各地に存在し、地元の人だけでなく、ポルトガル各地の人や、旅行者を楽しませる、観光資源になっています。

その中でも、ポルトガル全土で楽しまれている、ポルトガルを代表するスープ、カルド・ヴェルデについて今回は見ていきましょう。

カルド・ヴェルデの起源は?

カルド・ヴェルデの歴史は15世紀半ばに始まったとされていますが、これよりも前に作られ、食されていた可能性もあるとされています。

ポルトガル北部の地方、主にミーニョ地域でこのスープは生まれたとされています。500年にも及ぶ長い歳月を経て、そのレシピは地域の気候風土や、生産される農作物によって、その土地に適応する形で変化してきました

カルド・ヴェルデの原型を作り出した農民たちは、より豊富な材料を使用することで、ポルトガルの全人口を満足させるスープを作り出したといえます。

カルド・ヴェルデはどんなスープ?

カルド・ヴェルデの基本的で伝統的な材料は、ケール、ジャガイモ、オリーブオイル、黒コショウ、塩で、にんにくと玉ねぎも伝統的に加えられますそこに、チョリッソのスライスが添えられます。

このスープはイタリアの結婚式で出されるスープ、“ミネストラ・マリタータ”によく似ていると言われることもあり、ヨーロッパの食文化の奥深さに気づかせてくれます。

カルド・ヴェルデは、スープに浸して食べるためのコーンブレッドまたはライ麦パンが付くのが一般的な食べ方です。

ポルトガルの典型的な料理にもなっているこのカルド・ヴェルデは、寒い冬の夜には体を温めるために飲まれ、その家庭的な味から、とても人気のある伝統的なポルトガル料理で、このスープの発祥の地であるミーニョ地方のお祭りでは、はなくてはならないものとなっています。

カルド・ヴェルデが主役のお祭り?

このスープが主役となるお祭りは、ポルト地方の、ペニャフィエルの自治区の教区であるIrivo(イリヴォ)という街で開催されます。このイベントは毎年7月の第3週の週末に開催され、地域の活性化、また、町おこしとして機能しています。

そして、このイリヴォ・カルド・ヴェルデ・フェスティバルは、近年、青年開発協会とコラボレーションし、イリヴォ教区評議会が積極的にプロモーションを展開しているため、国内でも話題となりつつあるお祭りとなっています

ポルトガル人みんなに愛されるスープ

この伝統的なスープのレシピは、作られる地方や、作られる人により少しずつ異なり、豊富なバリエーションが存在します。そのバリエーションから、飽きの来ない魅力的なスープとなっています。

その豊富なレシピを全て紹介するには、ポルトガル国内のすべての地域を回らなければならなくなり、それほど、ポルトガルの食文化にしっかりと根付いているグルメと言えます。そして、その多様性こそが、“驚異のポルトガルグルメ7選”に選ばれた理由の1つといえるでしょう。

そのシンプルさと手軽さから、メインディッシュの前、または夜食などとしても作られることがあります。

伝統的で本場の雰囲気を演出したい時には、このスープは粘土製のボウルで提供されます。そしてコーンブレッド、ライ麦パンが添えられることで、さらに味わい深いものになるのです。

カルド・ヴェルデでによく合うワインは?

塩味が効いた、ジャガイモのと葉野菜のスープであるカルド・ヴェルデは、是非ワインと合わせたいポルトガル料理です。ポルトガルワインの魅力はなんといっても、その土地ならではのブドウを使った、オリジナリティ溢れる味わいです

1ヘクタールあたりのブドウの固有品種が世界最多といわれるポルトガル。多品種をブレンドした味わい深いワインが数多く生産されています。

そんな特徴を持つポルトガルワインですが、今回はカルド・ヴェルデに合うワイン、キンタ・ダ・レデのワインをご紹介します。

日本で飲めるキンタ・ダ・レデ

キンタ・ダ・レデの作られるドウロ地方はポルトガルのワインの激戦区です。多くの良質な固有品種のブドウがあり、飲む人の喜びを約束するワインが多く製造されています。

その中でも頭一つ抜けているのが、キンタ・ダ・レデのワインです。

500年以上続く伝統と、近代化による革新によって素晴らしいワインが造られています。そんなキンタ・ダ・レデのおすすめのワインをご紹介します。

レデ レゼルヴァ【白】

クリスタルのように澄んだ緑がかったシトラス色。マンゴー、パパイヤなどのトロピカルフルーツの豊かな香りで、白い花とシトラスのニュアンスが感じられます。フルーティーでフレッシュ、若々しい味のワインです。心地よい味わいで余韻もたっぷり。

産地:ポルトガル/ドウロ地方

品種:アリント40%、ラヴィガート20%、ゴウヴェイオ40%

味わい:辛口

詳しくはこちらから【レデ レゼルヴァ白】

 

レデ レゼルヴァ【赤】

色調は澄んだザクロ色。完熟した赤系果実のはっきりとした香りが特徴。アルコール漬けした野生の果実のニュアンスとトーストとバラの繊細な印象も。果実味溢れるワインです。

産地:ポルトガル/ドウロ地方

品種:トウリガ・ナショナル20%、トウリガ・フランカ50%、ティンタ・ロリス30%

味わい:フルボディ

詳しくはこちらから【レデ レゼルヴァ赤】

 

キンタ・ダ・レデ レゼルヴァ【白】

芳香性が非常に豊か。

フレンチオーク新樽のトーストと、トロピカルなアロマのバランスが良いワインです。

白い花や柑橘類のニュアンスも。フルーティーでフレッシュ、口の中で心地よいボリューム感があります。上質で繊細な構造を感じさせ、余韻は長く続きます。

産地:ポルトガル/ドウロ地方

品種:アリント30%、ヴィオズィーニョ30%、ゴウヴェイオ40%

味わい:辛口

詳しくはこちらから【キンタ・ダ・レデ レゼルヴァ白】

 

キンタ・ダ・レデ レゼルヴァ【赤】

熟した果実の複雑な風味をはっきりと感じる。トーストを感じさせるベリー ジャム、チョコレートや濃い色合いの花の香りがほのかに漂う。バランスのいい、骨格のしっかりした飲み口。

産地:ポルトガル/ドウロ地方

品種:トウリガ・ナショナル40%、トウリガ・フランカ30%、ティンタ・ロリス30%

味わい:フルボディ

詳しくはこちらから【キンタ・ダ・レデ レゼルヴァ赤】

 

AraiMartでは、20種を超えるポルトガルワインを1本からご注文いただけます。ポルトガルにグループ会社があるため、 日本でなかなか出会えないポルトガルワインを、お求めやすい価格でご提供しています。

国内でも人気が高まってきているヴィーニョヴェルデももちろんごお取り扱いしております。ご自宅のセラーに、ポルトガルの彩りを添えてみるのはいかがでしょうか。

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ポルトガルに世界最高峰のチーズあり!一族が支える伝統の味とは!

ポルトガル北東部、内陸の地セロリコ・ダ・ベイラでは、経験豊富な自然愛好家さえも驚く、古くから継承されてきた特有の文化があります。それがこの地方特有の名物”Queijo Serra da Estrela”(セラ・ダ・エストレラチーズ)の製造です。

今回は、このポルトガルが世界に誇る伝統的なチーズについて詳しく見ていきましょう。

大自然に囲まれて育つ子羊からとるミルク

この地方は、谷や丘に溶け込むように散在する巨大な丸い岩石や、オリーブの木、松の木、ミモザ、ブドウの木などが特徴で、牧草地で覆われた地域もあり、自然の多様性を感じられる魅力的な土地です。

このように、豊かな自然に恵まれたセロリコ・ダ・ベイラは、ポルトガルで2番目に数の多い、“Bordaleira da Serra da Estrela”という羊の品種発祥の地でもあります。

その羊たちを丹精に精魂込めて飼育しているのが、代々続くミルク生産者たちです。子羊は非常に早く離乳され、素晴らしい牛乳やチーズを生み出す子羊に育てられます。

これらの羊は、血統書を有する固有の品種で、その羊たちは良質のミルクを作り出すことで知られています。そのミルクこそが、ポルトガルで最も認められているチーズ、Queijo Serra da Estrela(セラ・ダ・エストレラチーズ)の製造における鍵となるのです。

家族経営によって受け継がれてきた技と味

約2,000年前、ポルトガルがまだローマ帝国支配下にあった時代、ローマ軍の将校だったイベリア半島生まれのコルメラは、最も古い農業条約である「クリエイターズマニュアル」において、セラ・ダ・エストレラチーズの製造についてすでに解説しています。

このチーズが持つ繊細さは、単純に技術で成し遂げられるものではなく、古くから伝わる製造プロセスによってのみもたらされます

チーズ工場の労働力のほとんどは家族的なもので、家族経営特有の雰囲気のなかでチーズが作られます。何世紀もの間門外不出だったその製法は、代々受け継がれてきました。誇り高き一族は、セラ・ダ・エストレラチーズを比類のなきものにするために、細心の注意を払って仕事を続けてきました。

例えば、職人独特の知識をによると、作業を行う手は、搾乳からミルクの機械への充填まで、常に冷やした状態で行う必要があるといいます。まるで寿司職人のこだわりのように、もしくはそれ以上の業がそこにはあるのです。

ポルトガルの最高峰チーズはこうして作られる

この類まれなるチーズの製造は、羊の2代品種である、“Bordaleira da Serra da Estrela”または“Churra Mondegueira”のいずれかを使用するという、慎重なミルクの選定から始まります。

その後、フレッシュチーズの一種であるカードの形成に適した容器に移されます。そして事前に乳鉢で粉砕しておいた地産のチョウセンアザミ(アーティチョーク)が使用されます

ホエーが抽出されたら、凝固が起こらないように注意しながら、カードを時々攪拌します。最後に、カードを軽く押し固めて、ホエーを必要な量だけ抽出します。

カードを型に入れ、残りのホエーを適度に乾燥させながら抽出し、カードを数回回転させます。塩漬け後、チーズは熟成のため、少なくとも30日間置かれます

この作業工程で出たホエーは、Requeijão(クリームチーズ)の製造に使用され、このチーズはポルトガルではカボチャのお菓子(Doce de Botelha)と共に食されます。

チーズの伝統は制度で守る

セラ・ダ・エストレラチーズを最高の状態でテーブルまで届けるために、認定商品に指定され、製造プロセス全体が厳格な基準に従って検査されています。

このようにして、D.O.C.(原産地統制名称)で定められた地域であるセロリコ・ダ・ベイラで、ポルトガル最高品質のチーズ、セラ・ダ・エストレラチーズが作られるのです。

チーズと言えば一緒に合わせたいのがワインです。そんなチーズに合うワインも盛んに作っているのがポルトガルです。ここではポルトガルワインを紹介します。

チーズに合わせたいアルバリーニョとはどのような品種?

濃厚なチーズを、まろやかに口の中でなじませてくれるのが、アルバリーニョのワインです。

アルバリーニョはイベリア半島の北西部で栽培される白ブドウの品種の一つです。スペインのガリシア州やポルトガルのミーニョ地方の土着品種で、世界的に産地として有名なのはガリシア州です。

ブドウの実は小粒で緑色をしており、果皮が厚いためウドンコ病などの病害にも強く、ポルトガルでも大切に育てられている、白ワインの高級ブドウ品種です。

アルバリーニョ最高峰のワインは日本で飲めます

お酒は好きだけど、ビールの苦みが苦手という方に、爽やかでシトラスなヴィーニョヴェルデは美味しくお飲み頂けます。フレッシュで爽快な飲み口が、食欲もそそります。素材の味を楽しみたい方にお勧めなのが、味の邪魔をせず素材の味を引き立たせてくれるこのアルバリーニョ。ここではAraiMartで購入できるプロヴァンのワインをご紹介します。

ヴァランダ・ド・コンデ【ヴィーニョヴェルデ】

フレッシュな南国果実を感じさせる、非常にエレガントでフルーティーな風味 。全体のバランスが良く、厳選されたアルヴァリーニョとトラジャドゥーラが最高のハーモニーを奏で、果実味と新鮮さが特別な味わいを与えています 。8~10℃にキリッと冷やしたヴィーニョヴェルデ「ヴァランダ・ド・コンデ」は、シーフード料理や和食と相性が抜群です。

原産地:ポルトガル/ヴィーニョヴェルデ地方

品種:アルヴァリーニョ、トラジャドゥーラ

味わい:辛口

詳しくはこちらから【ヴァランダ・ド・コンデ】

 

コート・デ・マモエラス スパークリング辛口

2021年の“50 Great Sparkling Wines of the World 2021”において、95点という高得点で金賞に輝いたワイン。果実やミネラル・香ばしさを感じさせる複雑なアロマを、きめ細かな泡が引き立てます。厚みがある辛口で、ほどよい酸味を感じ、余韻はアルヴァリーニョの持つフルーティーさが広がります。

原産地:ポルトガル/ヴィーニョヴェルデ地方

品種:アルヴァリーニョ100%

味わい:辛口

詳しくはこちらから【コート・デ・マモエラス】

 

AraiMartでは、40種を超えるポルトガルワインを1本からご注文いただけます。ポルトガルにグループ会社があるため、 日本でなかなか出会えないポルトガルワインを、お求めやすい価格でご提供しています。

国内でも人気が高まってきているヴィーニョヴェルデももちろんごお取り扱いしております。ご自宅のセラーに、ポルトガルの彩りを添えてみるのはいかがでしょうか。

AraiMartのポルトガルワインを覗いてみる

驚異のポルトガルグルメ7選とは?総選挙で選ばれた料理をご紹介

ポルトガルは近年、その歴史や文化の素晴らしさが世界的に認められ、ユネスコの世界遺産にもその素晴らしい文化などが登録されています。そして、国内でも自国の文化を再評価しようという動きが高まってきています。

そんな中、2011年にポルトガル国内において、自国のグルメを再認識する目的で、グルメ総選挙が行われました

その企画は『驚異のポルトガルグルメ7選』(A eleição das 7 Maravilhas da Gastronomia)と名付けられ、これにより世界中で認められているポルトガルの食の多様性が国内において再認識されそれらのグルメにまつわる情報が世界中に発信されるようになりました

料理に関する文化は無形文化遺産であり、その国の文化的アイデンティティともいえます。そして食文化は、海外の観光客がその国を観光の目的地として選択する際の決定的な要因となるため、食に関する文化は国としても大切な文化として扱われます。

この企画は、ポルトガル料理のレシピがより多くの人の目に触れ、今後も文化が伝承される機会となり、料理の素材を作る生産者の生産も促進させることになり、ポルトガルの各地域の多様性を目に見えるものにしました

料理を決定するための総選挙は公開投票にて行われ、投票期間の2011年5月7日から年9月7日までの間に899,069票もの投票がありました。これにより、ポルトガル人が考える7つのグルメが決定されたのです。

今回は、ポルトガル人が選ぶ、ポルトガル驚異のグルメ7選を見ていきましょう。

1. Alheira de Mirandela

ポルトガルの古い村として知られるミランデラという名前を冠したアリェイラ・デ・ミランデラは、ポルトガル国内で最も消費される有名な田舎のソーセージで、その起源は謎に包まれ、独特なグルメといえます。

小さな肉とパンを組み合わせて作られるこのソーセージは、伝統的にオリーブまたはオーク材を使用してスモークされ、スパイスの風味を高めながら、独特の風味、香り、色味が加えられます。

ミランデラソーセージには、牛肉、豚肉、脂肪、鶏肉、小麦パン、オリーブオイル、ラードが含まれているものが一般的で、塩、ガーリック、甘いまたは熱いパプリカで風味付けされます。

このソーセージは、ポルトガルの豆料理やシチューによく使われ、それ以外は、日曜日のパーティーの前菜として最高のつまみとされています。

塩味が効いていて、次の料理の味を引き立ててくれます。弱火で焼くか、少量の油と脂肪で揚げ焼きにして食べるのがおすすめです。

2. Queijo Serra da Estrela

自然の恵みが原料のセラ・ダ・エストレラチーズは、100% ナチュラルなチーズです。エストレラ山脈の境界地域の牧草地のみで飼育される、イベリア半島の固有種の羊の乳のみを使用して生産されます。

この地方でしか取れない羊の生乳に、チョウセンアザミの花と塩を加えて凝固させます。その後、チーズ製造者の手によって豆腐状にされた凝乳が造られ、チーズに変わります。

このチーズはポルトガルの多くの人を魅了し、惹きつけ、ポルトガルを代表する作家、エッサ・デ・ケイロスの作品にも登場します。

お祝い事や、家族で過ごす時間、友人と集まるときなどに食べられるこのチーズは、チーズの国際大会でも金メダルを受賞しています。

そしてこの名前は、ヨーロッパ全体でPDO(保護原産地呼称)に登録され、保護されています。

3. Caldo Verde

カルド・ヴェルデはミーニョ地方起源のスープ料理で、今ではポルトガル全地域で食されています。

ポルトガルでは通常、結婚式、誕生日、お祝いなどの際に提供されます。ブラガやポルトなどの地方の聖ヨハネ祭などがその例といえます。コース料理のメインディッシュの前や、または遅い夕食にご飯代わりに食されることもあります。

材料は、ケール、ジャガイモ、オリーブオイル、ニンニク、タマネギ、水、チョリソ、塩で、ポルトガル伝統の陶器のボウルで提供されます。木のスプーンを使い鉄の鍋で準備されるのが伝統的な調理スタイルです。

4. Arroz de Marisco

ヴィエイラ・デ・レイリアのビーチにおいて、魚介ご飯のアロス・デ・マリスコは人気の料理として知られています。このビーチは、ヨウ素が非常に豊富な海水浴で薬効があることが分かり、美食家たちに人気のある観光スポットとなっています。

お土産として買うことのできる手工芸品と、鮮やかな色をした木製のボートが美しく、ポルトガルで人気のシーフードライスが堪能できるこの地域では、海と人間の生活のつながりを十二分に感じることができます。

このビーチに来る目的の“言い訳”として、アロス・デ・マリスコを食べに行く人が多いことが分かっています

アロス・デ・マリスコは、まだ土鍋が沸騰している状態でテーブルに提供されるという点が、類似の魚介料理とは大きく違います。 アカザエビ、その他のエビ、アサリは魚介独特の風味を鍋にもたらし、ピーマン、コリアンダーで香りづけされた鍋は、ライスとよく合う料理です。

5. Sardinha Assada

ポルトガルとイワシの炭焼きは切っても切れない関係になっています。イベリア半島で16世紀にポルトガル沿岸で行われた大規模な魚の調査によって、イワシの重要性と価値がその頃にすでにポルトガルで認識されていました。

ポルトガルの最南端、セトゥーバルとその隣の地方、セジンブラの海で、最も美味しいとされるイワシが獲れます。

この料理を作る上で、イワシと炭が最も重要な材料となります。良く焼けた炭の上に、イワシは腹を内側を向くように置き、ハサミ焼きできる網を使い、弱火で焼いていきます。

また、イワシはパンに挟んで食べるのが最も美味しく食べる方法とされています。そして何より、パンは炭で焼くことができるのです。

6. Leitão da Bairrada

レイタン・ダ・バイラーダはポルトガル風の焼き豚のことです。ローマ時代から、焼き豚は知られていますが、しかし、記録としては1920年代のものが一番古いものとして残っています。最初に提供されたのは、大型ロースターが開発された地域のホテルでした

今では1日に約3000頭の子豚が調理され、ローストされた豚は数十のレストランで提供され、数百世帯の家庭用ロースターによって調理されています。そして年間を通じて数千人の料理愛好家がこの料理を求めてバイラーダ地方にやって来ます

にんにく、ラード、こしょうで味付けされ、ブドウの木やユーカリの薪で加熱されたバイラーダ式オーブンで、約2時間、ゆっくりと火にかけられます。

盛り付けは、四角く切られた肉が重ならないように、皮を常に上に向けて皿に盛り、オレンジやサラダ、茹でたジャガイモや、フライドポテトなどが添えられます。このバイラーダの子豚の丸焼きは、ポルトガル地方観光局によって認められたグルメとして人気があります。

7. Pastel de Belém

世界的に有名になったポルトガルのエッグタルトのルーツともいえるのが、このパステル・デ・ベレンです。

19世紀初頭、ジェロニモス修道院の隣の地区ベレンにサトウキビの精製所がありました。

1820年にポルトガルで起こったリベラル革命の影響で1834年にはポルトガルのすべての修道院が閉鎖され、聖職者と労働者が追放されてしまいました。

追放された修道院関係者が「パステル・デ・ベレン」と呼ばれるお菓子を売り始めたのがこのお菓子の歴史の始まりと言われています。

1837年「パステル・デ・ベレン」は、修道院の時代から伝承された「秘密のレシピ」に則って、より規模の大きい設備で製造され始めました。

このレシピは今日まで受け継がれ、「パステル・デ・ベレン」の唯一の工場は、厳選された材料が使用され、古くからのポルトガルのスイーツの味を今に伝えています。

ポルトガルの料理に思いを馳せながらポルトガルワインを

いかがでしたでしょうか。このようにポルトガルには地方色豊かな、魅力あふれるグルメが数多くあります。どれも、その地方の地理的な要因や、歴史を帯びていて、一口食べるごとに、物語が口の中に広がりそうです。

是非ポルトガルに行く機会があれば、これらの料理を食してみてください。きっと驚きと、感動に包まれるはずです。

そして、これらのグルメを味わう際に、忘れてはいけないのが、食事のお供であるワインです。ポルトガルはワインの生産国としても有名で、国民一人当たりのワインの消費量はなんと世界ナンバーワン。

あまり知られていませんが、ポルトガルはワイン王国なのです。そんなポルトガルワインの魅力はなんといっても、その土地ならではのブドウを使った、オリジナリティ溢れる味わいです

1ヘクタールあたりのブドウの固有品種が世界最多といわれるポルトガル。多品種をブレンドした味わい深いワインが数多く生産されています。

そんな特徴を持つポルトガルワイン。以下ではAraiBrandオススメのワインをご紹介します。

ポルトガルワイン【赤】のおすすめ商品

口の中に広がるブドウ本来の果実味に、どこか懐かしさや温かみを感じられるのがポルトガルの赤ワインの特徴です。ここではおすすめのポルトガルの赤ワインを紹介していきます。

ドナ・エルメリンダ

ジャパンワインチャレンジ2019銀賞を受賞したワインです。色調は濃く深い赤色で、マデイラの香りや高級な完熟した赤肉系果実の香りが漂う質のまろやかなタンニンが感じられます。心地よい味のハーモニーが長く口に残る赤ワインです。

原産地:ポルトガル/セトゥーバル地方

品種:カステラォン、カベルネ・ソーヴィニョン、トウリガ・ナショナル

味わい:ミディアムボディ

詳しくはこちらから【ドナ・エルメリンダ】

キンタ・ダ・レデ レゼルヴァ

熟した果実の複雑な風味をはっきりと感じられます。トーストを感じさせるベリー ジャム、チョコレートや濃い色合いの花の香りがほのかに漂い、バランスの良い、骨格のしっかりした飲み口です。

原産地:ポルトガル/ドウロ地方

品種:トウリガ・ナショナル40%、トウリガ・フランカ30%、ティンタ・ロリス30%

味わい:フルボディ

詳しくはこちらから【キンタ・ダ・レデ レゼルヴァ】

ポルトガルワイン【白】のおすすめ商品

ポルトガルの白ワイン用ブドウ品種はほぼ土着品種で、その種類も多岐にわたります。ポルトガルにはイワシなどの魚を塩焼きで食べたり、フリットにして食べる文化があります。日本と共通した食文化があるという点でも、ポルトガルの白ワインは、日本の食にも合わせやすいワインです。その中でも白ワインのオススメをご紹介します。

ドナ・エルメリンダ【白】

アジア最大規模のワインコンテスト「ジャパンワインチャレンジ」にて、2019年金賞を受賞した白ワインです。
色調は緑がかった麦の穂色。濃厚なトロピカルフルーツとはちみつの香りが漂います。酸味と甘み、アルコールと果実感の複雑な味わいで、余韻は長く口の中に残ります。

原産地:ポルトガル/セトゥーバル地方

品種:シャルドネ、アリント、アンタオン・ヴァス、フェルナオン・ピレス

味わい:辛口

詳しくはこちらから【ドナ・エルメリンダ白】

レゲンゴス セレクション

色調は透明感のある麦の穂色。熟したマンゴーやパッションフルーツのアロマの香りと共に、バランスの取れたフレッシュな味わいが楽しめます。

原産地:ポルトガル/アレンテージョ地方

品種:アンタォン・ヴァス60%、ゴウヴェイオ40%

味わい:辛口

詳しくはこちらから【レゲンゴスセレクション】

ヴィーニョヴェルデのおすすめ商品

爽やかでキレのある酸とフルーティな果実味に溢れ、軽やかな辛口のヴィーニョヴェルデ。アルコール度数が低めで飲みやすく、ワイン初心者でも親しみやすい味わいも魅力です。飲み疲れることなくカジュアルに楽しめるグリーンワインは、国内でも人気がでてきています。そんなヴィーニョヴェルデのおすすめをご紹介します。

ヴェルデガル・ブランコ

グリーンアップルや柑橘系果実のアロマ漂う、フレッシュでほのかな甘みのあるライトボディなワインです。バーニャカウダなどの野菜料理、白身魚の料理と好相性。ライトで微発泡なので、乾杯の一杯にもおすすめです。特に春から夏のシーズンのお食事に、4~8℃までしっかり冷やしてお飲みください。

原産地:ポルトガル/ヴィーニョヴェルデ地方

品種:アリント、アゼル、ロウレイロ、トラジャドゥラ

味わい:中辛口

詳しくはこちらから【ヴェルデガル・ブランコ】

フガス

フルーティで軽快、滑らかな口当たり。柑橘系の色調を持ち、モダンで爽やかなワインです。8~10℃にキリッと冷やしたヴィーニョ・ヴェルデ「フガス」は、白身魚の料理、鶏肉のような淡白な肉料理と相性が抜群です。

原産地:ポルトガル/ヴィーニョヴェルデ地方

品種:ロウレイロ、トラジャドゥラ

味わい:辛口

詳しくはこちらから【フガス】

 

ポルトガルワインを通販で1本からご購入頂けます

ワインは専門店でお買いになっている方も多いかと思います。しかし、現在ではお好きなお店のネット通販でワインを購入できるようになってきています。国内でも、ワインを楽しむ人が増えてきて、そのニーズの高まりとともに、気軽にネット通販で購入するできるように環境が整ってきています。

しかし、ワインなどの飲料をネットで購入する際の問題は、インポーターがレストランなどに直接販売するために、個人で買う際もケースで買わなければならないということが起こりうるということです。

AraiMartでは、20種を超えるポルトガルワインを1本からご注文いただけます。ポルトガルにグループ会社があるため、 日本でなかなか出会えないポルトガルワインを、お求めやすい価格でご提供しています。国内でも人気が高まってきているヴィーニョヴェルデももちろんごお取り扱いしております。ご自宅のセラーに、ポルトガルの彩りを添えてみるのはいかがでしょうか。

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